学校での子どもたちの様子をお伝えします。

宇宙に関する話題

宇宙に関するあれこれ

先週末に、徳川家康ゆかりの鳳来山東照宮と長篠城址を訪ねてきました。
鳳来山東照宮は三東照宮の一つです。長篠城は長篠の戦い(天正3年5月21日:1575年6月29日)で有名です。長篠の戦いとは、三河国長篠城をめぐって、織田信長・徳川家康連合軍3万8000と武田勝頼軍1万5000との間で行われた戦いです。織田軍が新戦法・鉄砲三段撃ちを行った話で有名です。

このお話の詳細は後日させていただくとして、本日は宇宙に関するお話です。
最近はサイエンスネタが多いとのご指摘もいただいておりますが、おつきあいください。

明日、7月7日は七夕です。
ここ数年の七夕の日は雨降りや曇り空が多く、天の川を目にすることは少ないですね。
七夕の日に天の川を見ることができる機会は少ないですが、近年は宇宙に関する話題が多くあり、国民の関心も高まっているように感じます。
国際宇宙ステーション(ISS)での日本人宇宙飛行士の活躍、小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」の打上げ等が影響しているのでしょうね。
今回は宇宙に関する話題を3つ紹介します。

その1 「金星と木星が接近」
キラキラ光る宵の明星「金星」と、黄色い光を放つ木星が西の夕空で接近しています。6月頃より近づいて見えるようになり7月1日に最も近づきました。
しかし1日は天気が悪く星を見ることはできませんでした。
1日以降は金星と木星の距離は離れて見えるようになっていきますが、しばらくの間は近づいた姿を見ることができます。午後8時頃に西の夜空を見上げてみてください。
肉眼でもちろん見えますが、双眼鏡があれば一段とよく見えます。
次回接近するのは2022年5月です。

余談ですが、僕らの世代は「明星」と聞くと「即席ラーメン」と「明星・平凡」といった雑誌、そして「巨人の星座の中でも一際輝く明星になれ」という「星一徹」の言葉を思い出してしまいます(笑)。
わかるかなぁ? わっかんねぇだろぉなぁ!
松鶴家千とせ・・・これも、わかりませんよね。


その2 「ニューホライズンズ、冥王星(めいおうせい)到着」
2006年1月に打ち上げられたNASAの無人探査機ニューホライズンズが9年半をかけて48億キロを旅し7月14日、冥王星に到着します。
到着といっても着陸するのではありません。時速約5万キロのスピードで冥王星から1万2500キロの距離をかすめるように通り過ぎるのです。
わずかな時間で地表や大気系などを観測し、カイパーベルトと呼ばれる無数の天体が密集する太陽系の外縁部へむけて飛び去りながら、数ヶ月かけて地球にデータを送信してきます。
この探査機は「はやぶさ」のような太陽電池パネルではなく、プルトニウムの崩壊熱をエネルギー源として利用する原子力電池を搭載しています。

冥王星は1930年に発見された太陽系9番目の惑星でした。
僕が中学・高校生の頃は「水金地火木土天海冥」と覚えたものです。が、2006年に小惑星に近い「準惑星」に降格されました。
地球を含めた水星から海王星までの8個の惑星にはすでに探査機が到達しています。冥王星はハッブル望遠鏡でも鮮明に見ることはできていません。誰も目にしたことのない冥王星の姿がニューホライズンズの到着で明らかになるよう期待します。


その3 「油井飛行士 23日にソユーズで国際宇宙ステーション(ISS)へ」
無人の宇宙輸送船の事故を受けて、5月の打ち上げ予定が延期されていた日本人宇宙飛行士の油井亀美也(きみや)さんが乗り組むロシアの宇宙船「ソユーズ」の打ち上げが、日本時間で7月23日の午前6時2分に行われることになりました。
しかし、またもや無人宇宙船が6月28日に爆発し打ち上げに失敗したのでその影響が懸念されましたが、予定通りに打ち上げられるようです。

元航空自衛隊のパイロットで日本人10人目の宇宙飛行士、油井亀美也さんが国際宇宙ステーションに長期滞在するために乗り組むロシアの宇宙船「ソユーズ」は、当初5月27日に打ち上げられる予定でしたが、ことし4月に起きた同じタイプのロケットを使った無人の宇宙船の事故を受けて打ち上げが延期されていました。
油井さんの国際宇宙ステーションでの滞在は当初の計画より1か月ほど短いおよそ5か月間となり、無重力状態での科学実験などを行う予定です。
また8月16日には、日本の無人補給機「こうのとり」が宇宙ステーション(ISS)へ水を届ける予定です。


宇宙に関する話題は尽きませんね。
梅雨の晴れ間に、夜空を是非見上げてください。
城達也さんのナレーションのごとく、星座の瞬きが聞こえてきます。

遠い地平線が消えて
深々とした夜の闇に心を休める時
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は
たゆみない宇宙の営みを告げています。
満天の星をいただく、果てしない光の海を
ゆたかに流れ行く風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂の何と饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えて行った
遥かな地平線も、瞼に浮かんでまいります。



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