今年もピンクシャツデー先日、下学年対象の朝会で「ピンクシャツデー」の話をしましたが、思ったことを素直に言える年頃の子ども達は「いいじゃん!ピンクのシャツ着ても!」と言っていました。最近では「ピンク=女の子」という、色の固定概念は薄れつつあるのかもしれません。 朝会で子ども達には次の「4つの勇気」をもってほしいとお願いしました。 その1:自分がされて嫌なことには「いやだ」「やめて」と言える勇気 その2:友達から「やめて」と言われたらやめる勇気 その3:困ったことがあったら誰かに言える勇気 その4:誰かが間違ったことをしていたら、「やめなよ」「だめだよ」 「よくないよ」と言える勇気 自分にいじめているという意識がなくても、相手によっては、それはいじめだと捉える人もいることについて話しました。大人もそうですが、集団で生活している以上、多かれ少なかれ誰かを傷つけている可能性があります。少なくとも、そのことを自覚していなくてはと思っています。必要以上に相手の感情を気にしすぎてほしくはないですが、相手がどう感じているのか、どう受け止めているのか、少し自分の行動を振り返る機会を意図的に作ることも必要だと考えています。 またいじめに限らず、自分の人権を守るために「No」と意思表示できることも大切です。学校では、嫌なことは遠慮しないで声に出したほうがいいんだよ、そして困ったときには誰かに助けを求めていいんだよと、子ども達には繰り返し伝えていきたいです。 一緒に読んで楽しい時々校長室前で本校の蔵書を紹介しているのですが、「うちにもある!」「知ってる!」「2が出たんだ!」と、ひときわ子ども達の関心が高かったのが「大ピンチ図鑑2」です。私も3年生の教室で紹介したのですが、それとは別に他の学年の子と一緒に読む機会がありました。ミニ読書会です。その時に感じたのは、この本は一人で読むより、絶対に大勢で読んだ方が楽しい!ということです。それぞれのピンチについて「あるある」とか「これはない」とか、お互いの経験を交流できてとても楽しかったのです。「これはないけど、こういうことはある」という話でも盛り上がりました。(例えば、私の場合、「大ピンチ図鑑2」にある「カレーライスのカレーがあまる」ということはなく、逆にいつもご飯が余ってしまう・・など)私の方が人生経験が豊富なので(当たり前ですが)、たくさんのピンチがあり、私のピンチ(失敗)自慢のようになってしまって、子ども達はやや引き気味だったのが正直なところですが・・。とにかく楽しくて笑えた「ミニ読書会」でした。 さて、数日前の神奈川新聞に著者の鈴木のりたけさんのインタビューが掲載されていました。その内容についても、改めて校長日記でお伝えできればと思っています。次回へ続く・・・(予定です)。 たくさんのハートをありがとうございました給食のシチューにはハート型の人参がたくさん入っていました。大小あわせて7・8切れは入っていたと思います。当たりだと思います。そして、リンゴゼリーのイラストにもハートが2つありました。栄養士が見たところでは、このハートのほっぺの(イラストの)ゼリーはクラスで4つ程度だそうで、クラスによっては0個のところもあったようです。残念! 私の今日の運は、この給食で使い果たしてしまったかもしれません。 それはさておき、調理員の皆さんが人参の型抜きをたくさんしてくれたと思います。ありがとうございました。幸せな気持ちになりました! 潮風ニュース192号より「片浦小の良さをPR!」金管活動、農園活動、人数が少ない、全校遊びが多い、海がきれい、全校が仲が良い、風景、景色に癒される、遊び道具が充実、全員の名前が言える、先生に見てもらえる、先生と仲が良い、自然が豊か、地域とつながりがある、電子黒板、発案したことがすぐできる 伝統のある金管バンド活動や農園活動、自然の豊かさなどはもちろんですが、少人数の良さについても子ども達は認識しているのだなと思いました。遊び道具が充実していて、校庭でのびのび遊べることも少人数ならではでしょう。「発案したことがすぐできる」も少人数で小回りのきく学校であるからこそ。そして学校運営の重点として、「児童の主体性や創造性」を大切にしようという考えが、子ども達にも伝わっていたのだろう!と思い、嬉しくなりました。これにはご家庭や地域の理解があったからと感謝しています。 たくさんの「良さ」が出されましたが、すべてを網羅することは時間や人数の関係で難しいので、できるだけ全ての内容が含まれるよう、子ども達で工夫し「学校の設備(遊び道具)」「(特色ある)活動」「少人数のよさ」「ロケーション」の4グループに分かれることになったようでした。 6年生の学習の様子を見る機会があったのですが、一人ひとりが、片浦小の良さのここを伝えたい、という思いをもって取り組んでいたことが印象的でした。自分が卒業する学校の良さを堂々と言えるのは、表現がうまくできないのですが、それだけ彼らが小学校生活を一生懸命(精一杯)送っていたからではないかと、学校への関わりの深さがあったからではないかと思っています。私たちが目指す子ども像の一つである「片浦小に愛着をもち、片浦をふるさとと考える子」の一つの姿だと捉えることができると思います。彼らの6年間には様々なことがあって、いいことも嫌なこともあったことでしょうが、こうして卒業を前にして、「学校の良さを伝える」という活動に皆で協力して取り組めることは、彼らの成長であると思います。動画の撮影が始まったばかりですが、たくさんの方にご覧いただければと思っています。 こうして他の学年の学習の様子を参観し、自身の指導に生かすことができるよう、教職員の学習の機会を設けさせて頂いています。ご理解ありがとうございます。大勢の人が見つめる中で、6年生はいつもより緊張した様子でした。 潮風ニュース192号より「大谷選手からの贈り物」その日の朝会で子ども達に「新年の目標は立てましたか?」と問いました。半分ぐらいの子の手が挙がったでしょうか。その後、今ではすっかり有名になっている大谷選手の目標「ドラ1、8球団」に向けてのマンダラチャートを、誰のものか名前を隠して見せました。数名の児童から「大谷選手のだ!」という声が上がりました。小学生もよく知っていますね。大谷選手のこのチャートもすっかり有名になっています。 大谷選手のすごいところは最終的な目標に向けて、野球の技術の向上だけを考えるのではなく、「人間性」「運」などもそこに至る目標として考えていたことだと私は思います。「運」を味方にするには、挨拶やごみ拾い、本を読むなど、誰にでも共通する人としての基本を大切にすること、「人間性」を磨くには、感謝や思いやり、礼儀が必要だと考えていたことがチャートに表れています。それらは「今、私たち(片浦小のみんな)が、大切にしようとしていることと同じだね」「決して特別なことではないね」と話しました。(もちろん野球の技術は別としてですが)また、なぜグローブは3つ届くのか、キャッチボールをするなら2つでいいのではないか、と問いました。そうしますと1年生から、「左利き用のグローブもあるから」との声がありました。その通りです。「大谷選手は、右利きの人だけでなく左利きの人のことも考えてグローブを送ってくれるんだね」と話しました。子ども達には、大谷選手のように、たくさんの人から「応援される人」「愛される人」「信頼される人」になってもらいたいと思います。 朝会の後、間もなくしてグローブが届きました。子ども達は大喜びです。1年生から順に、教室で見てもらった後、早速昼休みには使ってもいいことにしました(とても使いたそうだったからです)。こうして一人でも二人でも子ども達が楽しくキャッチボールをする姿があるのなら、大谷選手はきっと喜んでくれると思います。できればそれが長く続くといいなと思っています。 想像をはるかに超えていますこれからの学校教育では、生成AIについてどのように考えていくのか、対応していかなくてはいけないのかが喫緊の課題になっていますが、生成AIを含めて、インターネットの特徴の一つでもある「匿名性」を、私たちはもう少し重く受け止めなければならないのではないかという思いを強くしました。インターネット上では「誰にでもなれる」からこそ、子ども達を被害者にも加害者にもしないという大人の覚悟がますます求められると思いました。 そして、同じ言葉でも人によって受け止め方が違うということは、これまでも子ども達に話していることですが、顔が見えない画面上のやり取りでは、その傾向がより一層強まります。自分が書き込んだ・送ったこの一言が、誰かを傷つけてはいないか、この一言はどう受け止められているのだろうか、ということについて、これまで以上に自覚的になる必要があるでしょう。 講師の先生は「今できなかったことが、5分後にはできるようになっている時代」と言われていました。IT技術(こうした表現ももう古いでしょうか?)の進展は、私の理解・想像をはるかに超えています。 |
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