1年の成長を見るグループで学校を案内したり、合奏をを披露したり校歌を歌ったりと、現1年生は大忙しでした。「ちゃんと手をつないで!」「待っててあげて!」などとグループ内でお互いに声を掛け合う姿を見ていますと、1年前は逆の立場だったのに、すっかり先輩になったなぁと思わずしみじみしてしまいました。 会場の体育館に入る前に「緊張しかない!」と言う子もいたり、途中グループ内でやや揉めることもあったりもしましたが、新1年生に、先輩らしさを見せたいという思いがひしひしと感じられて、繰り返しになりますが、本当に成長したなぁと思うのでした。こうした行事を通して、一歩ずつステップアップしていく子ども達です。 新入生の保護者の皆様には、1年後のお子さんの姿を想像しながら、子ども達の様子を見ていただけたのではないかと思います。ちょっと揉めたり、上手くいかなかったりする部分も含めて、現1年生と新1年生の様子を温かく見守ってくださっていたのではないかと思っています。 寒い朝を楽しむ今年は比較的暖かい日が多い冬だと思いますので、一層寒さがこたえるのですが、そんな中でも子ども達は元気いっぱいに過ごしていました。 朝、登校してきた1年生が「凍ってた!凍ってた!」と小さい容器を見せてくれました。どうやら昨日(1月24日)のうちに、容器の中に花や葉っぱを入れて水を張ったものを外に出しておいたようでした。お菓子のようにも見えるきれいな氷ができたことに大変喜んでいました。 私は「寒い」「通勤が大変」とネガティブなことばかり考えていたのですが、こうして子ども達は寒い朝でも何らかの楽しみを見つけており、見習わなくては、と思うのでした。 ペッパー君訪問記今回のペッパー君の訪問は、神奈川県教育委員会のペッパー君派遣(?)事業によるものなのですが、これまで2回申し込んできて当選せず、3回目の正直でした。 前日に職員でペッパー君とどのように授業をするのか研修をしました。初めて電源を入れたときには、うまく起動せず、担当の職員は苦労していたようなのですが、その時にペッパー君が「今日は調子が悪いみたい・・」と言っていたそうなので、思わず笑ってしまいました。 子ども達と触れ合ったのは45分間だけでしたが、ペッパー君のために何ができるか一生懸命考えている様子でした。私は3年生の様子を少しだけ覗いてきたのですが、ロボットなんだから、と冷めてみる子もおらず、「ぼくたちもペッパーになれば、ペッパー君の気持ちがわかる!」と発言している子もいて、3年生の素直さを感じました。他の学年も同様だったように聞いていますので、本校の子ども達の素直さを見ることができた一日でした。 放課後には、職員でさらにペッパー君と触れ合いまして、手品もやってもらいました。ペッパー君は手品もできるのです。種を見破る職員もおり、それはそれで感心しました。 あと一日いてもらえたのなら、子ども達とももっといろいろな触れ合いができただろうにと思い、少し残念ではありました。 6年生も頼もしい市民です。見学から帰ってきた6年生の様子を担任に聞いてみましたところ、「小田原城を維持するには年間どれだけの予算が使われているのか」など、たくさん質問をしたようでした。市役所の職員の方や議員の方からは、質問の数だけでなく、内容の良さについて褒めていただいたとのことでした。 子ども達の感想の中には、「市議会の仕組みは学校の児童代表委員会と似ている」「私も市議会の皆さんと同じように、委員会の活動で下級生が喜んでくれるとうれしい」というものがありました。 学習指導要領では、現代的な諸課題に関する教科横断的な教育内容の一つに「主権者に関する教育(主権者教育)」が挙げられています。社会科で学習する知識はもちろんですが、学級会や児童会活動(委員会など)も主権者教育として位置づけがされています。6年生の今回の校外学習の様子から、小学校卒業までに、こうした主権者としての意識が育っており、とても安心するとともに、頼もしく感じました。 新しい年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。冬休みが終わって1週間経ちました。冬休み前は体調不良で欠席する児童が多く、冬休み明けどうなるか心配をしておりましたが、欠席者の数も少なくなって少し安心しています。しかしながら、新型コロナウイルスの感染者はお正月以降、ますます増えているという報道があります。10日の朝会でも、人とお話をしたり距離が近くなったりするときはマスクをきちんと着ける、手洗いをしっかりするなどの感染症対策について呼びかけました。 改めて、地域やご家庭の皆様にも感染症対策へのご理解とご協力をお願いします。 最後になりますが、今年も学校教育へのご理解とご協力をお願いいたします。 |
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