5/27 時こくと時間1 〜3年生〜
提出してもらった臨時休業中の算数の課題を確認している中で、再度ご家庭で確認してもらいたいポイントを、お知らせします。(学校再開後に、学校でも指導します。)
確認してもらいたいポイントは、時こくと時間の学習に関することです。 教科書24ページに 「学校を午前8時50分に出発して、30分間歩いて公園に着きました。公園に着いた時こくは、何時何分ですか。」 という問題があります。 数の線(数直線)にして考えることが、3年生で身に付けたいことなのですが、今回お知らせするポイントは、この学習の前に、確実に身に付けておいてほしい考え方です。 それでは、本題に入ります。 もし、問題の「出発時刻が午前8時10分」であれば、そんなに難しくないですね。 10分に30分をたして、40分。 公園に着いた時刻は午前8時40分 と簡単に計算することができます。 今回の問題の難しさは、分どうしをたすと 50分に30分をたすと、80分になることです。 「午前8時80分」という時こくが存在しないから難しいのです。 計算をメインにして考えるのであれば、80分=1時間20分 1時間なので、8時に1時間たして9時。 残りの20分とあわせて、午前9時20分となります。 ただ、このような計算をスムーズに行えるようになるためには、その前に “時こくと時間の基礎となる考え方” を身に付けていなければ難しいです。 長くなりましたが、今回ご家庭で再度確認していただきたいポイントはこちら “何分たつと、○時ちょうどかな?(○時ちょうどまで、あと何分かな?)” という考え方です。 この考え方をもとに、今回の問題に取り組みます。 出発した時刻が午前8時50分ですから “10分たつと午前9時ちょうど” です。 歩いた時間は30分間なので、あと20分間歩きます。 ここまで分かれば、もう簡単ですね。 午前9時から、20分間歩くので 答えは午前9時20分です。 私たち大人も、このように考えることが多いと思います。 このように考えることができるから、時間の計算をして、時こくをもとめることができるのです。 それでは、この考え方を使ってもう一問チャレンジしましょう。 <新たな記事「時こくと時間2」へ> ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5/27 時こくと時間2 〜3年生〜
それでは「時こくと時間1」にで確認したポイントをもとに、新たな問題取り組んで見ましょう。
算数の教科書25ページに 「午前9時50分に出発して、午前10時15分に着きました。かかった時間は何分間ですか。」 という問題があります。 この問題も、確認したポイント “何分たつと、○時ちょうどかな?(○時ちょうどまで、あと何分かな?)” をしっかりと意識できれば簡単に解決できます。 出発した時刻が午前9時50分なので、10分たつと午前10時ちょうどです。 ここまで分かれば、もう簡単。 着いた時こくは、午前10時15分なので、午前10時の15分後です。 10分と15分をあわせて、答えは25分間ということが分かりますね。 それでは、時こくと時間でもう一つ “時こくと時間の基礎となる考え方” があるので、新たな記事でお知らせします。 <新たな記事「時こくと時間3」へ> ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5/27 時こくと時間3 〜3年生〜
それでは
「時刻と時間1」「時こくと時間2」に続いて “時こくと時間の基礎となる考え方” を、もう一つお知らせします。 まずは問題。 算数の教科書の26ページに 「40分歩いて、学校に午前11時30分に着きました。出発した時こくは、何時何分ですか。」 という問題があります。 難しさについては「時こくと時間1」で、お知らせしたので省略します。 ここで発揮してほしい基礎となる考え方は “何分前が○時ちょうどかな?(○時ちょうどから、何分たっているかな?)” です。 着いた時こくが午前11時30分なので、30分前が、午前11時ちょうどです。 40分歩いたので、さらに10分前の時こくが出発した時こくです。 ここまで分かれば、もう簡単ですね。 午前11時の10分前の時こくは、午前10時50分です。 私たち大人は、小さな学習のステップを積み重ねてきたので、今は簡単に、短時間で、時間や時こくを計算して求めることができます。 3年生は、まだ、小さな学習を積み重ねている段階です。 学習指導の中で、大切にしていることが “年齢を重なるからできるようになるのではなく、学習を積み重ねるからできるようになる” ということです。 この小さな学習の積み重ねに、ご協力いただければと思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
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