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学校日記

小田原漆器について学ぶ−2年 美術

公開日
2020/06/25
更新日
2020/06/25

できごと

 午後の美術の授業は、漆器づくりとデザインの仕事をされている薗部産業の薗部さんを講師としてお招きし、小田原漆器について学習しました。
 また、大窪小学校より給食で使用した木椀をお借りして、実際に見て触れて学ぶ授業でした。
 約1200年前に関西の木地師が城下町であり、自然豊かな小田原に移り住んだことがきっかけであること。室町時代に、箱根の木材で器を作り、防水のために漆を塗ったことで小田原漆器が誕生したこと。北条氏が、文化・技術を守り発展させるために、城内に職人の仕事部屋を作ったこと。文化を守るために伝統工芸品としてPRしていることなどお話ししてくださいました。
 作業の工程には、気を抜くと大きなけがにつながる危険があることも知りました。
 高い技術とセンスがあるのに、宣伝力に欠ける小田原。商品の売り方や見せ方も工夫されているようです。
 美術の授業では、何を伝えたいか考えながら、思いを込めて、作品作りに取り組んでほしいというメッセージもいただきました。
 2年生はこれから、どのように作品を売るか、魅せるかを考えます。良いアイデアを薗部さんに伝えられるといいですね。
 薗部さん、ありがとうございました。