6月末の科学部の植物
- 公開日
- 2022/06/28
- 更新日
- 2022/06/28
科学部
統計以来最も早い梅雨明け、連日の猛暑日が日本各地で観測される中、城南中学のある関東甲信もつい先日、6月27日に梅雨明けを迎えました。この梅雨の短さ、猛暑日が植物にどう影響するのか、上の写真にもあるひまわりを例に見てみましょう。ひまわりは、茎などが太陽光線などの強い光の方向に屈曲する「向日性」という性質を持っている程、植物の中でも光合成活性が高いと言われています。このためひまわりにとって、この梅雨明けと猛暑日はプラスと言えたでしょう。一方で上の写真にあるトマトの例を取ると、加湿に弱く、雨が少ないことで糖度が高くなるという利点がありますが、連日の猛暑日が続くことによって、日焼けや暑さによる過度な実の肥大、茎が曲がる、などのことが起こりやすくなりトマトにはマイナスと言えるでしょう。これから植物の生育がどうなっていくのか心配ですが、科学部一同で日々観察して、植物の小さな変化に気をつけていこうと思っています。