学校日記(ブログ)

1月8日(木)朝会

公開日
2015/01/08
更新日
2015/01/08

お知らせ

1月8日(木)朝会
 いよいよ学校が始まりました。朝会では、いつもの笑顔がすばらしい生徒会長の福盛くんのあいさつから始まりました。
 私は、箱根駅伝で優勝した青山学院大学の話をしました。白鴎中にも青山学院大学出身の先生がいらっしゃるのですが、駅伝部監督の原監督がテレビのインタビューで言っていた「“チャラい”大学の代名詞と言われている青山学院大学だが、“チャラい”という言葉は、最高の褒め言葉だ」と言っていた話をしました。私は思わず「“そこのちゃらちゃらした子”と言われないようにしよう」という話もし、次に“身を美しく”と書く「躾」の話をしました。「躾」という漢字を演台に提示し、「これが読めない人、手を挙げてみて」と私が言ってみたら、約半数の生徒たちが手を挙げました。この「躾」という漢字が生徒たちにとっては読めない漢字なんだ…ということがわかりました。素直に手を挙げるところが白鴎中の良さでもあり、さらにこの漢字が読めないことが白鴎中の課題でもあります。
 最後に、平井書店から寄贈していただいた「ハナミズキのみち」という本の紹介をして私の話を終わりました。
 写真のように、いい顔で、しかも元気に登校してきた生徒と対面でき、とてもうれしい朝会となりました。
 
 次が、今日の朝会で私が話す原稿でしたが、いつものようにこの原稿通りには話すことはできませんでした。→

→『みなさん、おはようございます。新しい年を迎え、この正月はどう過ごしましたか?初詣に行って今年の目標を誓った人もいるでしょう。私の願いは一つだけにしました。健康で1年を過ごしたいと願ってきました。
 今年の正月のテレビを見て思ったことがあります。箱根駅伝を見て、「本気でがんばること」って本当にすごいことだな。感動しました。それは青山学院大学が優勝したことです。私は青学出身ではありません。冬休み前の朝会で、「常識」について話をしました。常識は大事だと話しました。「チャラい大学の代名詞」と青山学院大学の駅伝部の原監督自らがテレビで言っていましたが、廃部の危機を乗り越え、10年計画で目標を達成したことはすばらしいです。青山学院が駅伝の強豪校として今後名を馳せる第一歩なのかもしれません。しかも原監督は「“チャラい”は最高の褒め言葉」とも言っていました。
 さて、1・2年生は、1年間のまとめの時期にあたります。「まとめ」とは、“この1年で身につけなければならないことを習得すること”が「まとめる」ということです。具体的には、・授業に集中する・先生や友達の話をきちんと聞く・予習、復習の習慣化・得意教科を伸ばす・苦手教科の克服 等があります。まずは自分の目標を決め、基本的な内容を確実に習得してほしい。特に2年生は、学校のリーダーとして白鴎中を引っ張っていく存在になっていってくださいね!
 3年生にとっては、勝負の年、進路を決定する大事な時でもあります。この時期、“一生懸命”がんばる、“本気で”がんばる時期です。“必死で”がんばってください。今がんばらないで、いつがんばるんだ!結果も大事ですが、目標に向かって一生懸命がんばる姿、がんばる途中が大事です。そのがんばろうとする気持ちが、将来の人生に大きく役立ちます。あきらめず、最後の最後まで、努力を続けること。クラスの仲間で励ましあい、受験という相手に立ち向かってください。
 みなさん、突然ですが、この言葉の意味を知っていますか?「躾」“しつけ”と読みますが、漢字というのは見てわかる表意文字なので、「身」を「美」しくする、と書いて“しつけ”と読むのはとてもわかりやすいです。「美」の漢字の代わりに「花」と書く文字もかつてあったようです。皆さんは、美しくなりたければ、化粧したり、髪の毛を染めたりすることよりも、まず、「躾」をしっかりと身につけておくことが重要です。朝に会ったら「おはようございます」、日中に会えば「こんにちは」、帰る時には「さようなら」という、人としてのあいさつに始まり、学校では清掃をしっかりやってきれいにし、服装も中学生らしさを失わず、けじめを持った生活をする…これどこかできいたことありませんか?そうです、白鴎中の生徒行動目標の「あ・せ・ふ・け」です。校訓の「さとく、うつくしく、たくましく」とこの「あ・せ・ふ・け」をしっかりと身につけ、「躾」がしっかりと身についた白鴎中学生でいてください。そのためには今日の「躾」という文字のように、やって良いことと悪いことがの区別がしっかりとできる、身が美しい人になってください。』

…と言いたかった今日の朝会でした。