教育実習
- 公開日
- 2014/05/09
- 更新日
- 2014/05/09
お知らせ
5月7日(水)から2名の教育実習生が白鴎中に来ています。2名の実習生に対する『校長講話』で私が話したことは次の4点です。
1「教育実習生だから…」という甘えは許されない。
(1)たった3週間の短い間だが、その間の実習生による授業のやり直しはない。
(2)「実習生だから慣れるまでは指導教官の仕事を手伝っていればいい」というも
のではない。
(3)生徒たちにとって「実習生」も「先生」と同じ存在であることを忘れない。
2 常に「生徒理解」に努める。
(1)「百人百様」「人それぞれ」などという言葉があるが、実習中の授業参観の段
階から積極的に一人一人の個性を見てほしい。本当に生徒一人一人は
みな違う。
(2)生徒の視点から、どう指導したらいいのかを考えることも必要。
(3)「生徒から学ぶ」という姿勢も。
(4)だからといって、生徒の中に溶け込もうとする気持ちは大切であるが、生徒の
中に埋没してはならない。はっきりと「けじめ」をつける。
(5)学校で見せる生徒の姿を表側とするとその裏側には家庭があり地域がある
ということも頭の隅に入れておく。
3 教師としてのやる気とは。
(1)まず、教師と生徒のよい人間関係を作ることから始まる。
(2)一人一人の生徒のよさを見つける。人には必ずよい点がいくつもある。
(3)物の善悪のけじめが大事で、時には優しく時には厳しく接するメリハリが
大事。
4 授業が最も大事であり、「授業が命」と思うべし。
(1)授業の質を高めるために何をすべきか?「“たくさん教え込む”のではなく、
逆説的に言えば“何を教えないのか”」をしっかりと見極めることができるか?
(2)人間性豊かで、力量のある教師の授業こそ、教師と生徒の心が響き合い、
生徒の心を引きつけ、生徒の学習意欲を増大させ、そこから満足感、達成感、
充実感へと広がっていく。
(3)授業を疎かにしていると学校はどんどん荒れていく。真剣な教師の態度こそ
生徒に伝わるもの。
…以上のことを実習生に話しましたが、実はこれらのことは実習生に限らず現役の私たち教師にも、もう一度振り返ってほしい事柄でもあり、常に原点に立ち返る意識を持ち続けていく教師でありたいです。