講演「箱根ジオパークと私たちの生活」に学ぶ

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 本年度のPTA成人教育講演会は、箱根町のジオパーク推進室より講師をお招きして、「箱根ジオパークと私たちの生活」と題した講演会となりました。
 ジオパークとは、地球活動の遺産を主な見どころにする自然の中の公園で、ユネスコの支援により設立された世界ジオパークネットワークにより、世界各国で推進されており、2012年に箱根ジオパークとして認定されました。
 今回の講演会では、箱根火山を柱に、この地域が「北と南をつなぐ自然のみち」、さらに「東と西をつなぐ歴史のみち」であることを解説していただきました。城山中学校の近くの地質的、歴史的なことについて多面的に説明をしていただくとともに、生活する地域をより深く理解し、地域が好きになって欲しいとの想いが伝えられました。
 また、講演の中で、二面性についての話がありました。例えば、火山は人にとって良い面と悪い面があり、良い面では、温泉や観光、土壌、石材などを「恵み」として、悪い面では、噴火、避難、経済的被害などを「災い」として捉えることができます。同じ火山でも「恵み」もあれば「災い」もあり、「災い」に注目しがちになりますが、ぜひ、二面性の理解を深めて、「恵み」にも十分着目して良さを楽しめるようにしていきたいなどのお話しがありました。このことは教育や人間関係づくりにも大いに通じるところがあると思いました。
 講演会の後、3年生の昇降口近くで臨時に展示したジオパークに関連する生徒の取り組み(3Dマップ、火山噴火の模型)などを見学する生徒も多くみられました。地域に学び、地域を知り、地域が好きになる生徒を、これからも育てていきたいと思います。
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