観察名人になろうでも、ふだん気づかないことに出会うチャンスかもしれません。 ブルーベリーの葉っぱにコロコロとした水玉がついていました。しかし、ほかの植物には水玉のつかないものもあります。そのちがいは何でしょう。葉っぱの表面がツルツルだから?そうとも限りません。 ある葉っぱには、とても小さなつぶつぶがついています。たとえるなら、小人さんがたくさんの小さな手を出して、水玉をそっと持ち上げている状態(じょうたい)と表現したらいいでしょうか。でも、水玉ができる理由は、葉っぱによってちがいます。キャベツなどはワックスがぬってあるようなもので、それで水をはじくのです。 雨が上がったら、その葉っぱの表面はどうなっているのか、くらべてみましょう。いつもとちがう場面で観察をすると、新しい発見がありますよ。 季節と生き物 小田原城のカワセミ小田原城のお堀(ほり)にいます。 身近にいるきれいな鳥なのですが、意外と見すごされていることが多いようです。 たいていお堀のどこかで見かけることができるのですが、鳴き声で気がつくことが多いです。特徴的なので覚えておくといいですね。鳴き声はインターネットで調べてみましょう。 5月は他の鳥たちと同様、子育ての季節ですが、小田原城のカワセミはどうでしょうか。 月と太陽 5/17の月(日)8時00分ころの月 南南西の空 天気の変化 天気のことわざ2「ツバメが低く飛ぶと雨」から一日後の今日、朝から雨が降っています。 きのうはツバメのほか、飛行機雲も見られました。 飛行機雲についての天気のことわざに、次のようなものがあります。 「飛行機雲が長く残ると雨が降る」 飛行機が飛んだ後に、飛行機雲が残るということは、上空の空気にたくさんの水分がふくまれているということです。すぐに消えてしまう場合は、それほどではありませんが、長く残るようなら水分がたっぷりとある証拠(しょうこ)で、雨が降りやすくなるということになります。 天気の変化 天気のことわざ「ツバメが低く飛ぶと雨」ということわざがあります。 低気圧が近づき空気中の湿度が高くなると、エサとなる虫たちが低いところを飛ぶため、それを追うツバメも低く飛ぶことからきています。 ところで、ここで出てくるツバメは、アマツバメのことを指しているようです。ふだん見かけるツバメは、もともと低い所もよくとびますからね。 アマツバメは寝る時も含めて高い空で生活しているのですが、漢字で「雨燕」と書くように、雨が近づくと比較的低空にまで降りて来て、人の目に付くようになるので「雨→アマツバメ」と名前が付いたようです。 さて、このあと天気はどうなるでしょうか。 今日のアマツバメ(写真はヒメアマツバメ)はいつもより低い空を飛んでいます。 そのほかにも天気についてのことわざはたくさんあります。 調べて、実際にたしかめてみましょう。 月と太陽 5/15の月(金)写真1 3時30分ころの月 南東の空 写真2 4時00分 左から火星 月 土星 木星 写真3 8時30分 南西の空 朝、西の空で月が見やすい時期になりました。 いま月は、火星に接近しています。 今夜は国際宇宙ステーションISS(JAXA・きぼう)が日本の上空を通過します。 19:54からが条件がよいと思います。 http://kibo.tksc.jaxa.jp/ 月と太陽 5/14の月(木)5時10分ころの月 南の空 月と太陽 5/13の月(水)写真1 4時00分ころの月 南の空 写真2 4時30分 月の上:土星 右:木星 写真3 6時00分 南西の空 春の生き物 夏鳥の休けい場所三の丸小の学区には、海、お堀(ほり)などの水辺、たけの高い草むら、小田原城周辺のちょっとした森林、小鳥たちにとっては崖(がけ)のようなビル群がなどあり、様々な自然が残されています。いつも出会えるわけではありませんが、ちょっとひと休みをするにはいい場所です。 先日は、小田原城の森でキビタキが2日ほどお休みしていきました。夏鳥であるキビタキは南の国からやってきて、このあと箱根のほうに行ったのかもしれません。 聞きなれない鳴き声が聞こえてきたら、あたりを見回してみましょう。 すてきな出会いが待っているかもしれません。 月と太陽 5/12の月(火)写真1 0時20分ころの月。南東の空。 写真2 3時30分ころの月。南の空。 写真3 3時30分。半月ほど前は金星と一緒だった月が、木星・土星に接近してきました。月の左にあるのが木星、さらに左が土星です。今夜さらに接近します。観察のチャンスは明け方です。 月と太陽 5/11の月(月)6時00分ころの月。南西の空。 春の生き物 巣(す)の材料はどこから学校の向かいの木で子育て中のアオサギが、巣の材料を運んでいます。巣がせまくなって.しまったのでしょうか。さて、材料はいったいどこから運んでくるのでしょう。 アオサギの行動をよく観察しているうちに、とてもすてきな広場が見つかりました。青橋のほうからお城へ向かうとちゅうに、きれいな草むらが広がっています。何年か前まで駐車場(ちゅうしゃじょう)だったところと言えば伝わるでしょうか。そこには、巣の材料がたくさんありそうです。 上手にくちばしでくわえて、学校のほうへ飛んでいくアオサギの姿が何度も見られました。 春の生き物 シジュウカラの子育て若葉がしげるようになると、その葉をエサにする虫の幼虫たちがたくさん出てきます。それに合わせるようにして、鳥たちの子育てもいそがしくなってきました。普段は草の実を食べるような鳥でも、動物性のエサの方が、栄養価(えいようか)が高く、食べやすいからです。 今はそんな季節、5月10日からはバードウィークです。 写真1 まだ黄色い口をしたシジュウカラの子がエサをねだっています。 写真2 親鳥からイモムシをもらうことが出来ました。 写真3 兄弟でまっているので、親鳥はおおいそがしです。 月と太陽 5/8の月(金)22時00分ころの月。 月と太陽 5/7の月(木)20時00分ころの月。東南東の空。 今夜は満月です。 春の生き物 梅の実2月下旬(げじゅん)に花を咲かせたウメの木に、たくさんの実がなり始めています。梅干しやジュースなど、いろいろなものに利用できるので、楽しみにしている人も多いでしょう。下に落ちてしまっているものもありますが、生の青い梅は食べると体によくないのでご注意を。 春の生き物 タンポポのちがい学区のあちらこちらでタンポポを見かけます。どれも同じではなくて、セイヨウタンポポとニホンタンポポの2種類(しゅうるい)が見られます。セイヨウタンポポは総ほう(そうほう・・花をささえている部分)の外側(そとがわ)が反(そ)りかえっています。ニホンタンポポにはこの反りかえりがありません。 セイヨウタンポポは、タネの重さがニホンタンポポの半分ほどのため、風に乗ってよく飛び、それだけいろいろな所でふえているらしいのです。でも、さがしてみると、ニホンタンポポもまだまだ見つかりますよ。 月と太陽 5/4の月(月)19時00分ころの月。南東の空。 下は17時00分ころの東の空 春の生き物 クスノキの花黒門の近くにある大きな木。そのクスノキが新緑でかがやいて見えます。よく見ると小さな丸いポツポツがたくさん見えてきませんか。サクラにくらべればだいぶ地味ですが、クスノキもこれから花を咲かせようとしているところです。 花を咲かせると実や種ができますが、クスノキはいつ頃のことになるでしょう。学校に来られるようになったら、気をつけて見てみましょう。 月と太陽 5/3の月(日)21時10分ころの月。昨日と同じくらいの位置か、やや東。 うすく雲がかかっています。 |
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