白鴎中学校の様子を紹介しています。

逆さ

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5月30日(金)逆さ(校長室掲示板より)
 写真は、メルカトル図法で書かれた地図ですが、一般的な地図と違い、北が下で南が上になっているもので、南極が上にある世界地図です。この地図は、先日私が個人的にもらったもので、校長室の掲示板に張ってあります。一見すると何の地図だかわかりません。人間の脳は、逆さになったものを「逆さになっている」と認識しても脳の中で180度回転して認識できる能力は備わっていないそうです。だから一瞬「何の地図?」となってしまうんだそうです。ところが、普段、木の上などで生活している猿の仲間たちは、自分の頭が下(いわゆる逆立ちの状態)になって物を見ても、頭が上になっているとき(いわゆる普通に立っているときの状態)と同じように認識できる力があるんだそうです。人間も訓練(練習)すれば猿の仲間達のような認識力が備わるかもしれません。体操選手は常にくるくる回っているので、ひょっとしたら日ごろから猿の仲間以上の空間認識力が備わっているのかもしれません。そうでなければ何度も回転し、さらにはひねりを加えた後でもきちんと着地できるんですから…。これこそ訓練の賜物です。
 ということで、Upside Down の地図をきっかけに、白鴎中の生徒も「ちょっと視点を変えただけで違ったものに見える」ということや「同じものでも見方を変えると違うものに思えてしまう」ということにも気づいてほしいです。中学校生活はたったの3年間しかありませんが、中学生には「たったの3年間」ではなく、「3年間もある」と思ってしまっているかもしれません。特に1年生はそう思っているかもしれません。でも3年生は目前の進路決定が迫っている中、運動会も終わり、現在行っている修学旅行も今日の17時17分着の新幹線で小田原駅に到着し、無事に自宅に帰ったところで終了となり、少しずつですが着実に卒業に一歩一歩近づいていることを実感しているかもしれません。多面的に考えられる大人になってほしいです。時には考え方をひっくり返して考え直すこともいいかもしれません。
『先入観、固定観念…これを打破するには見方を変えるだけでも突破できる』と昨日の私の個人的な会の中での挨拶をされたトップの方がお話しされていたことと重なりますが、私も常に多面的に考えられるようにしていきたい、と思う今日のつぶやきでした。

修学旅行(7) 2日目朝食

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 生徒、職員とも、今朝までに大きなケガや病気もなく、2日目の朝を迎えました。写真は今日の朝食です。パンはお代わりが用意されています。写真ではイモのように見えますが、クロワッサンなどのおいしいパンです。

カラーガード

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5月28日(水)カラーガード隊
 昨日は、「4校(新玉小、町田小、山王小、白鴎中)PTA交流会」が新玉小学校のグラウンドでありました。神奈川県警察音楽隊の演奏とカラーガード隊の演技を目の前で見ることができました。この演奏は白鴎中学校の生徒達にも聞かせたかったです。特に吹奏楽部の生徒達に聞(聴)かせ、自分達の演奏とどこが違うのか?どうすればああいう音が出るのか?などを感じとってほしかったです。また、カラーガード隊の華やかさは「この人たちは本当に女性警察官なの?」と思ってしまうほどでした。スタイル抜群で常に笑顔での演技と衣装の華やかさで圧倒されました。ちなみにカラーガード隊にいても次の異動ではほかの警察官と同じように警察署勤務等になるんだそうです。
 音楽隊の演奏からドリルへと替わるときの準備のためちょっとした休憩の時間に、小田原警察署の部長さんから「振り込め詐欺」の話がありました。小田原市内でも8000万円以上の被害があるということで、他人事ではないと感じました。私は午後から警察本部への出張があり、新玉小から直接県警本部に出向きました。やはりそこでも「振り込め詐欺」の話とともに「サイバー犯罪」の話が出ました。織田信長、直江兼続、北条氏康をもじったそれぞれのポスターはとてもおもしろかったです。ひとつの例として「人に教えぬパスワードこそ、戦国を生き抜く鍵と心得よ 織田のぶニャが見参」…これは県警本部のホームページからダウンロードできるので、校内にも掲示しようと思っています。このチラシは県警と企業がコラボして作られたそうです。あわせて「スマホやケータイの使い方」についても県警ではチラシを作っており、中学生や保護者に見てもらいたいと感じた昨日のカラーガード隊でした。

下駄箱

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5月26日(月)下駄箱
 生徒昇降口の下駄箱の写真です。下駄箱といってもひとつも下駄はありません。写真左から1年生、2年生、3年生の順で撮影しました。見比べてわかるのは、学年が上になるほど靴がカラフルになっているということに気づきます。かつて多くの中学校の校則には「靴の色は白」と決められていた時代がありました。現在の白鴎中学校は「靴は運動靴とする。*運動に支障のない運動靴とし、革靴、サンダル類は禁止とする」となっていて、靴の色の指定はありません。ですから「白い靴は1年生」という決まりはないのですが、なぜか1年生は白い靴が多いです。もちろん2年生や3年生の中にも白い靴を履いてきている生徒はたくさんあります。白い靴は清楚な感じがします。そういえば、NIKEの靴が爆発的に流行ったとき、「“みんな”持っているから買ってくれ」と親にせがんだ生徒が多くいました。親からすれば『えっ?みんな持っていてあなただけ持ってないの??』と子どもに尋ね、「そうだよ、“みんな”持ってんよ。だから買ってくれよ」と親心に漬け込み、まんまと買ってもらった生徒が何人もいました。当時(1995年頃?)、1万円(物によっては1万円を超えるナイキの靴も)近くもした運動靴を中学生が履いていて、当時35歳の担任の私はその半額程度の革靴で通勤していたので、学級懇談会では私は次のように言いました。→『親が履いている靴より金額が高い靴を中学生に履かせないでください。それと生徒達はよく“みんな”という言葉を使って親御さんたちを脅しますので気をつけてください。お子さんが使う“みんな”という言葉の意味は“自分の友達の中でナイキを買ってもらった2人の友達みんな“という意味ですから気をつけてください。“みんな”は決して“クラス全員”という意味ではありません。もしそういうことを言われたら、お子さんに「“みんな”ってだれ?名前を言ってごらん」って尋ねてみてください。数人しか言えないはずですから…』と当時話をした記憶がよみがえりました。“ナイキエアマックス”という商品名まで思い出してきました。今の時代、“みんなスマホやアイフォンにしているから買い換えてくれ”と言われても“みんな”の口車に乗らないことが大事!、と思ってしまった今日の下駄箱でした。

山王小学校授業参観

5月22日(木)山王小学校授業参観
 昨日の21日(水)の5校時、白鴎中学校区の山王小学校の授業参観に行ってきました。6年生の教室を見てきました。保護者の方は10人以上がすでに教室に入っていて、授業が始まって5分以上経ってしまっていたので、板書事項から「聖徳太子」についての勉強ということがすぐにわかりました。「冠位十二階」や「十七条憲法」、「遣隋使」などの黒板に書かれている文字を見て、自分の社会(歴史)を学んできた頃を思い出しました。私は「歴史に出てくる漢字は難しい」という思いがあり、「何でこんな言い方をするんだ?」と本当に思ったものでした。6年生のS先生は、その思いをずばり授業で言ってくれました。「歴史を勉強していると難しい漢字がたくさん出てくるけど、たとえば、“冠位十二階”は1文字ずつ考えていくとわかりやすくなるよ。最初の“冠”って“かんむり”だろ?次の“位”は“くらい”だから冠(かんむり)の位(くらい)を12個に分けたって言う意味なんだよ。わかりやすいだろ?」…これを聞いて私は思わず「そのとおり」と言いたい気持ちになりました。写真(左)を見てわかるとおり、担任のS先生は一見とても怖い(スキンヘッドで眼光鋭い)感じがしますが、実はとても優しく(もちろん怒るときはだれでも怖くなるはず)、6年生の児童の顔つきや目つきは、S先生のことを本当に信頼しているというのを体から醸し出していました。「人は見かけによらない」という言葉もこのS先生に当てはまります。写真(左)のS先生も怖い感じですが、しゃべるとS先生の優しさがにじみ出てくるので、児童がS先生を単に“見た目で怖そう…”と思うのはほんのちょっとだけだったと思われます。
 授業が終わり、私は何人もの児童に「来年白鴎中学校で待っているからね。ほかの中学校に行かないでね」とお願いしてきてしまいました。写真(中央)は6年生の学級目標の「本気」「友情」「挑戦」です。これらの言葉の中で育ってきた6年生が来年白鴎中学生として入ってくるのを楽しみにしています。
 写真(右)は、れんげ幼稚園児が3年生に書いてきてくれたお礼状(「一緒に踊ってくれてありがとう」)です。3年生の各クラスの廊下掲示板に張ってあるもののうちのひとつです。この園児達も白鴎中学校に来てくれることを楽しみにしていますが、何年先になるのでしょうか?だいぶ先になります。
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職員室

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5月21日(水)職員室
 白鴎中学校の職員室はとても明るいです。写真左は朝の打ち合わせ前、写真右はその約10分後の空っぽになった風景です。職員室が空っぽになるのは、担任は教室へ、学年主任や副担任も生徒昇降口に行き、朝のあいさつ活動をしているため、職員室は数分間ですが空っぽになります。いつも教頭先生が一人ぼっちで留守番をしてくれています。白鴎中の生徒登校は8時20分までなので、時間ぎりぎりにくる生徒達に声かけをするのも副担任の先生方の役割です。白鴎中の生徒たちのよいところは、昇降口付近で副担任の先生からまだ校門付近を歩いている生徒たちに「もうすぐチャイムなるよっぉ〜」と声をかけると、声をかけられた生徒たちはみな走ってくるところです。当たり前といえば当たり前ですが、私がかつて在籍していたいくつかの中学校では「うるせえ、わかってんよぉ」などと言いながら急ぎもしないで歩いてくる生徒がよくいたものですが、今の白鴎中学校にはそういう嫌な発言をする生徒がいないというところがとてもいいです。
 白鴎中の職員室は、単に照明が明るいとか日差しがよく入ってくるなどの明るさではなく、先生方の会話が本当に明るいのです。笑いの絶えない職員室の会話は、校長室にいてもよく聞こえてきます。先生方の良好なコミュニケーションは生徒へもきっとプラスに働いていると思っています。

日焼けから読書へ

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5月20日(火)日焼けから読書へ
 運動会で日焼けし、やけどのようになった鼻の頭は私だけでなく、朝登校してくる生徒達の中にも、何人も日焼けした顔を見ることができました。野球部やソフトテニス部、サッカー部やソフトボール部などグラウンドで活動している生徒達は、運動会前からすっかり日焼けしていましたから、ほとんど変わらない顔つきでした。日焼けといえば、「ガングロ」が流行ったのは何年前でしょうか?。何で「ガングロ」が流行ったのか私には理解できません。私の鼻の頭がヒリヒリ痛いのも「ガングロ」が理解できないひとつの要因だと思います。日焼けは紫外線がもたらす作用で、5月の紫外線は、4月に比べ1.5倍の強さがあるそうで、来年度の運動会にはしっかりと日焼け止めクリームを塗って…、と反省しました。
 ところで、写真左と中央は1年生の今日の朝の「朝読書」の風景です。1年生は2クラスが4階ですが、この4階から見える海と空、西湘バイパスを走る車…は今日の写真には写っておりませんが、4階から見える外の風景は本当に気持ち良いです。もちろん3階からの景色も、2階からの景色もいいものです。1階はグラウンドがよく見えます。朝読書を継続することで、落ち着いて本を読む環境から読書を楽しむようになってほしいです。
“本を読む”ことのメリットは、脳科学者の茂木健一郎さんによると“読書は「論理的思考力を高め」「コミュニケーション能力が高まり」「抽象的な思考能力を高め」「集中力も発揮」できる”としており、さらに脳科学の観点から、“本を読んで何かに感動したり、興味を持ったりして、その後、読書体験を重ねてその感動や興味がさらに深まることを繰り返すと、読書に関係する回路が強化されます。その結果、論理的思考力やコミュニケーション能力が高い「地頭(じあたま)」の強い子になります”と言っています。
 毎朝たった10分の「朝読書」ですが、これを毎日積み重ねていくことで、読書を好きになり、脳科学者が言うように論理的思考力やコミュニケーション力をアップしていってほしいです。そうするとさらに学校生活も落ち着き、学習意欲も高まり、学力も向上していく…、学力とは単に教科の学習成績があがればいいということだけではなく、生き抜く力や、自分自身が直面した問題や課題を自分自身で解決しようとする力を高めていってほしいです。実際には自分だけで解決できない問題や課題が数多くあるのですが、あきらめず立ち向かう姿勢を常に持ちながら、円滑なコミュニケーションを図れる大人になっていってほしいです。
 写真右はれんげ幼稚園児が3年生にお礼に来たときの風景です。この詳細は学校日記をご覧ください。

80名以上も参加してくれました

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5月18日(日)クリーンさかわ
 今日は「クリーンさかわ」に参加しました。写真左は生徒会役員によるクリーンさかわについての説明。写真中央と写真右は,白鴎中の幟を持っての清掃活動風景です。
 『白鴎中に8:30分に集合』ということで私も参加したところ、80人を超える生徒達も参加してくれました。「クリーンさかわ」については、5月1日の生徒総会で生徒会役員から生徒全員への投げかけだけだったのですが、こんなにも参加してくれるとは思わなかったので、びっくりしながらもうれしい気持ちになりました。
 まずは、玄関前に集合して、生徒会本部役員から今日の流れの説明と、担当の中野先生から「昨日の運動会の次の日にもかかわらず皆さん参加してくれてありがとう」という話から始まり、私も少しだけ話をさせてもらいました。→「ごみを拾いながら環境問題についても考えてください。中世のヨーロッパではごみを道路に捨てていた町が多かったそうです。その時代に比べれば今の日本はとてもきれいですが、今日の活動をきっかけに環境問題について考えてみてください」と伝えました。
 地域の人たちと一緒に白鴎中の前の酒匂川右岸(酒匂橋付近から上流に向けて)の清掃活動をしました。反対側の左岸にも多くの地域の人たちの清掃する姿が見えました。
 掃除しながら環境について考えるきっかけになり、酒匂川だけの環境を考えるのではなく、小田原市全体、神奈川県、日本、世界、宇宙へと考えを広げていてほしいです。とかく「自分の周りだけきれいならいい」と考える人が多い中、自分の周りをまずはきれいにし、どこに行ってもきれいな環境を作るにはどうしたら良いのか?また、よい環境とは「単にごみを捨てないということだけではない」ということに気づいてほしいです。ちなみに女性が履くハイヒールはこの環境問題に大きくかかわっているそうで、生徒達にいつか「ハイヒールの語源」について話をしようと思っています。

運動会

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5月17日(土)運動会
 運動会が無事に終わりました。天候に恵まれ(写真を見ていただくとわかりますが青い空の色がとてもきれいでした)、来賓の方々、地域の方々、そして多くの保護者の方々にお越しいただきました。開会式前に、生徒会の3年生から「校長先生、緊張してる?」と聞かれました。私は8年ぶりの運動会だったので確かに緊張していました。生徒会の子からそう言われたので、「えっ?そういう顔してる?」と逆質問すると、「はい」とはっきり言われてしましました。私は「すぐに顔つきに表れる」という小さいときからの癖が、いまだにあるということが証明されてしまいました。私は開会式で話す内容を印刷し、頭に入れておいたはずなのに、朝礼台にあがろうとした時、つまづいたせいですっかり忘れてしまい、何をしゃべったのかよく覚えていません。せっかく作った私の原稿が次の文章でした。
 
 生徒会の年間テーマ「輝く汗 〜青春ROAD ど真ん中〜」という言葉とおり、皆さんの汗は輝いています。練習ではうまくいかなかったこともあったはずです。しかし今日はもう本番です。練習の姿を見ていて本当に本気で取り組んでいた皆さんの姿をみてきました。今日の運動会も、「本気で、一生懸命に、そして全力で」取り組んでください。3年生にとっては中学校生活最後の運動会となります。同じブロックの1、2年生を引っ張り、ブロック優勝に向けがんばってください。1、2年生は今日の3年生の姿をよく見ていてください、来年、再来年はその役を自分がやることとなります。
 最後になりましたが、早朝よりお越しいただいております来賓の方々、保護者の皆様、本日はありがとうございます。時間の許す限り、生徒達のがんばる姿をご覧になっていただきたいです。

…このように言いたかったのですが、言えませんでした。私は「赤、黄、青のTシャツを着込んできました。はじめに青のシャツを着ていますが、黄色、赤と順番に着替えながらそれぞれのブロックの応援をしていきます」、というような話をしてしまったようです。おかげで私がTシャツを着替えるたびに生徒達は喜んでくれました。
 
 生徒総会で決定したテーマの「青春ROAD」という言葉の響きは、白鴎中の生徒にはぴったりです。「ROAD」とは「道」であり、また「目的に進む進路」でもあります。「青春」を謳歌し、いろいろなことにチャレンジしながらも、うまくいかなかったり、失敗したりしながら、自分の進路に向かって突き進んでいく…何があってもくじけず負けずに、紆余曲折しながらも、前に、前に…、と進んでいくイメージがあります。今年の運動会は青ブロック(3年1組、2年1組、1年3組)が優勝しました。黄、赤それぞれのブロックも3年生のリーダーシップもがとてもすばらしかったです。
 また、吹奏楽部の演奏もすばらしかったです。毎日の練習の積み重ねの成果であり、学校によっては「楽器の音がうるさい」と近隣の家からのお叱りがあるところもあるようですが、白鴎中では南側は相模湾、東側は酒匂川、北側は小田原ビジネス高校、そして西側は高校のテニスコートと、中学校と民家が接していないこともそういったことがまったくない要因だと思います。そして地域の方々の理解があることも大きな要因だと思っています。そういえば小田原ビジネス高校の吹奏楽部の朝練習も毎日聞こえてきます。ひたむきに練習する姿は、高校生も輝いています。でも白鴎中の吹奏楽部も負けていません。
 さて、私が印象に残ったのは、れんげ幼稚園児が3年生と一緒に踊ったダンス、3年生の組立体操、3年女子によるダンス、ムカデ競争、1年学年種目の「酒匂川の渡し」、2年学年種目の「レインボーブリッジ」、3年学年種目の「ミラクルタイフーン」、色別ブロックリレー、綱引き、全員リレーです。全員リレーでは手を抜いて走る生徒は誰一人なく、全力で走りきっていた姿に感動しました。当たり前のことを当たり前にできる白鷗中学校の生徒の姿をまた見ることができました。
 閉会式後にブロックごとに記念写真を撮りました。私もちゃっかり入ってしまいました、しかもすべての色(ブロック)に。日に焼けた真っ赤な顔で写ってしまっていると思われます。

明日は運動会

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5月16日(金)明日は運動会
 5月1日から練習を始めてきて、とうとう明日が運動会当日となりました。小田原市内の中学校では、白鴎中が一番早い運動会開催です。写真の左は今日の朝のグラウンドの風景です。ただ集まっているようにしか見えない写真ですが、3年生が「ムカデ競争」や「長縄跳び」の朝練習で元気に練習している姿です。(ちなみに中央と右の写真は一昨日の予行練習での3年生の様子です。)「ムカデ」のスピードもだいぶ速くなりました。「いちにさんし、せーの。いち、に、・・、いち、に、……」と言うそろった掛け声とともに、リズムよく進んでいくようになりました。でも、ひとたび引っかかると立て直しに時間がかかっています。このロス時間をいかに短くできるかが勝敗を分けます。この「ムカデ競走」だけでなく、各種目を通して、“運動会の目的”を達成していきます。
“運動会の目的”は3つです。→ 1 集団行動の秩序を正しく理解し、競争や協同の経験を通して公正に行動し、進んでルールを守り、お互いに協力して責任を果たすなど、社会生活に必要な能力や態度を養うとともに、学級・学年・異学年との和を得る場とする。 2 生徒と教師、生徒相互、生徒と園児のふれあいの中で、生徒主体で運営される発表を通して、学校に対する地域社会や保護者の理解・協力を得る場とする。 3 3年生においては、集団演技としての体ほぐし、ダンスの授業の発表の場とする。
 ただ「勝てばいい」のではなく、たとえ勝つために練習をしてきたとしても、そこには「みんなとの協力や協同の大切さ」に生徒一人一人が気づいてほしいです。そして、この運動会をきっかけに「学級の団結」がさらに固くなり、「学年の結束感」にもつなげていき、3年生はこのあと5月28日(木)からの大きな行事である『修学旅行』につなげていってほしいです。
 また、“運動会生徒約束”の中に「演技中、見学中について」という項目があり、そこには9点について約束事項が具体的に示されています。その中の後半には次のように書かれています。(1)…(2)…(3)…(4)…(5)…(6)…(7)腕、顔へのペインティングをしない。(8)ジャージ、体育着に落書きしない。(9)応援時は全力の声で応援する。ただし鳴り物(ラッパ、笛、メガホン等)は禁止する。
 「サッカーのJリーグやワールドカップ、プロ野球、オリンピックなどの応援」と「学校教育の場面」との大きな違いがここにあります。顔へのペイントをしたいという気持ちは理解できます。ですがここは学校ですから、一度決めた運動会のルールを守るということは、運動会の目的にある「…公正に行動し、進んでルールを守り…」を達成し、さらにはこの達成は社会人として当たり前のことであり、その当たり前のことができるようにするのが学校であります。中学生は電車バスに乗るときには大人料金であり、大人としての自覚や責任を単に料金ではなく、行動できる大人へと成長させていくのが学校です。言い換えれば、最後は自分で責任を取らなければならない大人社会の練習をしているのが学校です。だからこそ「学校にいる中でたくさん失敗していくことも大人になるための大事な練習でもある」と私は考えています。明日の運動会が今からとても楽しみです。

運動会予行練習

5月15日(木)運動会予行練習
 昨日は、17日(土)に実施する運動会の予行練習でした。私がグラウンドに出ると「あっ校長先生、ジャージ着ている」と1年生から声をかけられました。そうです、私もジャージを着るんです。
 さて、予行練習ですが、当日と同じ流れで、各係の仕事がうまく流れるかどうかの確認も目的のひとつでした。何事もそうなのですが、練習やあらかじめ事前に行うというのは必要であり、実際にやってみて初めて見つかる不具合というのは必ずあるものです。今回の運動会予行練習では、「失敗は大事です。何で失敗したのか?何でうまくいかないのか?をしっかりと分析するためのいい材料をたくさん探してください」と朝の打ち合わせで先生方に伝えました。5月1日以降、学年練習を中心にブロック練習、全体練習と毎日積み重ねてきても、やはり当日の次第に添って流れていく場面では、いくつもの不都合がわかりました。「演技終了から退場門に駆け抜けていく場面」→「用具係や放送係は退場門にいかず直接仕事場に向かう」など具体的な指導を担当の先生方は入れていました。この指導が当日に活きていきます。
 招集場所では、並び方が徹底できずに時間がかかった種目や、招集が完了できていて、招集係が出発可能合図の白旗を掲げているにもかかわらず、放送係がその旗に気づかず、無駄な時間が過ぎていった…なんてこともありました。
 また、入場のタイミングでは「入場します」という放送の言葉で行動するのか?音楽が流れた時点ですぐに行動するのか?がわかっていないので、あいまいな感じを受けたものもありました。しかし、予行練習日程は約10分遅れでスタートしたにもかかわらず、終了が5分遅れということで、予行練習全体としてはうまくできたと感じました。
 白鴎中の運動会予行練習を初めて見て感じたことは、“やはり3年生のリーダーシップがよく発揮されている”ということです。競技をしていて不明な点や疑問点をすぐに体育科の先生に尋ねて確認し、その確認事項を同じブロックの生徒に伝えたり、2年生や1年生に徹底させたりしている姿も多く見ることができました。
 またある場面では、担当の先生の放送での指示「そこは座りなさい」と言ってもだらだらしていたにもかかわらず、3年生がマイクを使わず大きな地声で出した「終わったらそこはすぐに座ってね」と言う指示の方が、あっという間に1年生が座ってしまったという場面も見ることができました。これは先生が悪いのではなく、放送の指示では具体的に誰に言っているのか?どのことを言われているのか?がわかりにくいこともあるからだと思いました。運動会当日は、放送の指示もよく聞いてほしいところです。もちろん3年生のリーダーとしての指示も大いに出していってほしいです。
 れんげ幼稚園児が到着すると3年生達の顔がほころび、中学生が幼稚園児をすぐに面倒を見ていました。園児達と中学生との会話は本当におもしろかったです。演技では園児達と3年生が一緒に2曲踊り、中には泣き出してしまった園児もいましたが、ほとんどの園児と生徒たちは楽しく活動ができていました。終わって園児が帰るときに園児たちから3年生に向かって「“おにいさん、おねえさん、あ〜り〜がとう〜ござ〜いました〜”」と100人ちょっとの園児たち全員が一斉に大きな声で「呼びかけ」のように言ってくれました。すると、“自然発生的”に3年生の黄色ブロック付近を中心に「せーの“どういたしまして〜”」と大きな声で返していたのが本当に微笑ましい姿でした。この“自然発生的”に行動できる白鴎中3年生はすごいです。そういえば集会などでも発言者や発表者に対して“自然に”拍手が起こることが多く、本当に気持ちのいい学校です。朝会の時の私の話が終わったときにさえ拍手してくれるのですから、優しい気持ちを持った生徒ばかりの白鴎中学校です。

『授業で勝負』の根拠

5月14日(水)「授業で勝負」の根拠…学校生活と家庭生活の時間的割合から
 12日(月)のつぶやきで『中学校の一日の生活の中で、その半分以上を占めるのは授業』と書きましたが、その根拠を今日のつぶやきとします。
 生徒が学校にいる時間帯を朝8時から部活動終了の夕方6時までと仮定すると、1日24時間のうちの10時間(=600分)が学校にいる計算となる。これが週5日なので1週間で学校にいるのは600×5なので3000分。授業時間は1コマ50分で週29コマなので授業時間の総時間数は50×29=1450分となり、朝学活や帰り学活なども入れて約1600分。学校にいる3000分のうち1600分が授業ということになる。よって生徒の学校生活時間の半分以上は授業時間となる。だからこそ、“教師は授業で勝負”していかないと学校は荒れていく。
 部活動をやらない生徒は、帰り学活の終了が15時55分なので、夕方の16時に学校を出ていくと仮定すると、1日の学校生活時間は8時間(=480分)。週で計算すると480分×5日=2400分が学校生活時間となる。ということは、授業時間は1600分なので1600÷2400=0.666で、部活動をやらない生徒にとって、学校生活の66.6%が授業時間となる計算となる。
 ちなみに、平日の1日24時間のうち睡眠時間を8時間とすると、起きている時間が16時間(=960分)。ということは16時間(=960分)のうち10時間(=600分)は学校での生活時間となり、平日の1日で生徒が起きている時間のうち62.5%(600÷960=0.625)が学校生活となり家庭生活は37.5%となる。
 しかし、土日を含めた1週間で考えると、1日24時間が7日で168時間(=10080分)。1日の睡眠時間の8時間(=480分)×7日分は3360分なので、それを引くと、起きている時間だけの週の合計は6720分となる。ということは、1週間のスパンで考えると学校生活時間は3000分なので、3000÷6720=0.446なので1週間の起きている時間だけで考えてみると、学校生活は44.6%しかなく、残りの55.4%は家庭にいる計算となる。部活動をやらない生徒は、2400÷6720=0.357なので学校生活は35.7%しかなく残りの64.3%が家庭生活となる計算になる。
 さらに、寝ている時間や土日を含めた時間を家庭にいる時間として計算すると、部活動をする生徒の学校生活時間は1週間に3000分なので、起きている時間と寝ている時間も含めた1週間で考えると29.8%(3000÷10080=0.2976)しか学校にはおらず、残りの70.2%は家庭生活という計算になる。
 部活動をしてない生徒は23.8%(2400÷10080=0.238)が学校生活、76.2%が家庭生活となる。「学校と家庭との連携が不可欠」とは言いながらも、家庭の教育力に負う部分が大きい。
 しかしながら、学校教育での使命は数字で割り切れるものではなく、先生方の厚い(篤い、熱い)情熱で成り立っている部分が大きい。卒業式での感動で先生方は“次の学年もがんばろう”、という原動力が湧き上がるのは教員ならではのもの。何を持って「やりがい」とするかの原動力は、生徒の成長を見届け、その成長を支えているという自負心が教員にあるかどうか?である。
 中学校の教師というのは、単に自分の専門教科の教科指導をしていればいいのではなく、“生徒の成長のために支えになっている”という気持ちを持ち続けて、さらに“生徒に寄り添う気持ち”がなければ、「いい教師」とは言えないと私は思っています。

部活動 その2

5月13日(火)部活動 その2_
 昨日のつぶやきの続きです。
 部活動とは、競技や種目、分野などで好きなもの同志が集まった単なる同好会的な活動ではありません。運動部も文化部も部活動を一生懸命やっている生徒は、あいさつもしっかりとし、学業はもとより学校生活全般においても一生懸命活動している…そんなイメージがあります。そういえば、私が若かった頃、中学校の剣道部の顧問をし、土日祝日は練習試合に明け暮れ、あちこちの学校(時には高校へ、またあるときには県外の中学校)へ出向いていったとき、ひとつの衝撃的なことがありました。それは、神奈川県外から練習試合に来ていたある中学校の剣道部員たちの姿です。彼らは、なぜかデッキブラシ、バケツ、雑巾、ホースなどの掃除用具とトイレットペーパーも持参して練習試合に参加してきたからです。剣道部なので、大きくて重たい防具や、114センチもある竹刀を一人3〜4本、そして袴や胴着など、ただでさえ他の運動部活動に比べれば荷物は多くなるのにもかかわらず、掃除用具持参とはびっくりというより衝撃的でした。持参した掃除用具は、練習試合が終わったあと、自分たちが使わせてもらった体育館のトイレ掃除をするためのものでした。そして掃除の最後には持参してきた新品のトイレットペーパーをセットして掃除は終了。その県外の中学校は、剣道はもちろんとても強く、ただ強いだけでなく、とても礼儀正しく、たとえば練習試合中、私が座って自分の学校の試合を見ている前をその学校の生徒が横切らなければならないときには「失礼します」と声をかけながら私の前を通るということが徹底されていました。無言で私の視界をさえぎる剣道部員が多い中、10校以上も集まっている体育館は、試合会場も狭く、待機場所も十分ではないため、顧問やコーチの先生方の視界をさえぎらないで前を通ることなどできない状況ではありましたが、その県外の中学校の剣道部員は全員「失礼します」と声をかけて私の目の前を通り過ぎていきました。もちろん私の前を通るときだけでなく、その会場に来ていた他の中学校の顧問の先生やコーチ、応援に来ていた保護者の方々の前を通るときにも必ず「失礼します」と声をかけて歩いていました。
 当時の私が顧問をしていた剣道部の生徒たちは、この県外からやって来た“剣道も強くて礼儀正しい部員たちの姿”を見て「トイレ掃除をすれば剣道が強くなる」「礼儀正しくすれば剣道は強くなる」と思った生徒もいました。そんな訳はなく、強くなるにはしっかりと裏付けられた毎日の練習と本人のやる気、顧問の情熱と保護者の理解が同じ方向を向いているなど、いくつかのいい条件が重ならなければこういう中学校の部活動にはなりえない…というのは言うまでもありません。白鴎中学校も、この県外から来た部員たちのようになってもらいたいです。今の白鴎中の朝練でくる生徒たちは、本当に気持ちよいさわやかなあいさつができますから、そうなる日も近いと思っています。

部活動 その1

5月12日(月)部活動 その1
 今日は「部活動」をきっかけにつぶやきます。中学校の一日の生活の中で、その半分以上を占めるのは授業です。朝学活、帰り学活、道徳、学級活動、総合的な学習の時間も授業です。だからこそ授業を大切にしなければなりません。授業をする側の先生方はもちろん、生徒たちも授業を大切に受けなければなりません。授業が終わると部活動です。一日の生活時間の中の部活動をしている時間は、授業時間に比べればほんのちょっとのはずなのですが、意識の中に部活動が占める割合はとても大きなものとなっているというのが不思議です。これは私自身も中学校から高校時代にやってきた剣道部の活動、そして教員になっていくつかの種目(ソフトテニス、野球、剣道)の部活動顧問として指導してきた感覚からも、部活動の占める割合は単なる活動時間以上のものがありました。先日終了した春の大会では、白鴎中学校サッカー部が県西ブロック大会で第3位に入賞しました。バレーボール部も入賞こそできませんでしたが、男女ともに県大会出場を決めました。私は中学校時代には剣道部でしたが、当時の目標は「県大会出場」でした。しかし当時(昭和47年から3年間)私がいた白山中学校剣道部は一度も県大会に出場できずに私は卒業してしまいました(その30年後、白山中剣道部の後輩たちの中で毎年のように県大会に出場し、さらには関東大会にも出場できた後輩たちがいたことは今でもうれしいことのひとつです)。だからこそ白鴎中学校男女バレーボール部の県大会出場は思わず「すごい」とつぶやいてしまいました。もちろん第3位入賞のサッカー部も「すごい」です。夏の大会では「優勝」を目指してほしいです。そのためには、毎日の練習の積み重ねが試合結果に出るという当たり前のことを、当たり前にやっていってほしいです。「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」…これは私が若い頃、先輩の先生に教わった言葉ですが、あとになってこの言葉は江戸時代を生きた松浦清(号名は松浦静山)の言葉というのがわかりました。さらに野球の野村克也さんもよくこの言葉を使っていたそうです。

教育実習

 5月7日(水)から2名の教育実習生が白鴎中に来ています。2名の実習生に対する『校長講話』で私が話したことは次の4点です。

1「教育実習生だから…」という甘えは許されない。
 (1)たった3週間の短い間だが、その間の実習生による授業のやり直しはない。
 (2)「実習生だから慣れるまでは指導教官の仕事を手伝っていればいい」というも
  のではない。
 (3)生徒たちにとって「実習生」も「先生」と同じ存在であることを忘れない。

2 常に「生徒理解」に努める。
 (1)「百人百様」「人それぞれ」などという言葉があるが、実習中の授業参観の段
  階から積極的に一人一人の個性を見てほしい。本当に生徒一人一人は
  みな違う。
 (2)生徒の視点から、どう指導したらいいのかを考えることも必要。
 (3)「生徒から学ぶ」という姿勢も。
 (4)だからといって、生徒の中に溶け込もうとする気持ちは大切であるが、生徒の
  中に埋没してはならない。はっきりと「けじめ」をつける。
 (5)学校で見せる生徒の姿を表側とするとその裏側には家庭があり地域がある
  ということも頭の隅に入れておく。

3 教師としてのやる気とは。
 (1)まず、教師と生徒のよい人間関係を作ることから始まる。
 (2)一人一人の生徒のよさを見つける。人には必ずよい点がいくつもある。
 (3)物の善悪のけじめが大事で、時には優しく時には厳しく接するメリハリが
  大事。

4 授業が最も大事であり、「授業が命」と思うべし。
 (1)授業の質を高めるために何をすべきか?「“たくさん教え込む”のではなく、
  逆説的に言えば“何を教えないのか”」をしっかりと見極めることができるか?
 (2)人間性豊かで、力量のある教師の授業こそ、教師と生徒の心が響き合い、
  生徒の心を引きつけ、生徒の学習意欲を増大させ、そこから満足感、達成感、
  充実感へと広がっていく。
 (3)授業を疎かにしていると学校はどんどん荒れていく。真剣な教師の態度こそ
  生徒に伝わるもの。

…以上のことを実習生に話しましたが、実はこれらのことは実習生に限らず現役の私たち教師にも、もう一度振り返ってほしい事柄でもあり、常に原点に立ち返る意識を持ち続けていく教師でありたいです。

マジと本気

 昨日(5月7日)の朝会では、私が感動したことを話しました。それは、5月1日(木)から始まったここ数日間の運動会練習での白鴎中生徒たちの「一生懸命」取り組む姿と「本気」で取り組む姿を見て私自身が感動したことと、そしてこれからも運動会だけでなく学校生活すべてに対して「全力」でやっていってほしい、という私の願いも生徒たちに伝えました。さらに、荻野淳一前校長が校長室の掲示板に張っていた後藤静香さんの『本気ですれば大抵のことができる。本気ですれば何でも面白い。本気でしていると誰かが助けてくれる』という詩も生徒たちに紹介しました。この「本気〜」を調べていくと、野球の長嶋茂雄さんや松坂大輔さんもこの「本気〜」を大事にしていたこともわかりました。
 朝会が終わり、ある生徒から「校長先生、“本気”と書いて“マジ”って読むって知ってる?」と声をかけられました。私は“マジ”は“真面目”という言葉から由来しているものと思っていたので、「へぇ〜、そうなの!」と思わず言ってしまいました。
 言葉といえば、今の若い人たちが使う言葉の中で「やばい」という言葉の意味が、50歳を過ぎた私のような人たちと、最近の若者たちとは違う意味で使っている(今の若者は“やばい”を“すごい”と言う意味で使っている)のは知っていましたが、“本気をマジと読む”と言われれば「なるほど、それも“あり”だね。」と答えてしまう自分がありました。
 昨日のマジという言葉をきかっけとして、言葉の意味はその時代を反映しており、枕草子に出てくる「をかし」は「趣がある」という意味ですが、私が古典を初めて習った中学校時代に「いとをかし」が「とても趣がある」という意味になるのがどうしてもつながらず、「をかし」を「おかし」として、“おかしい、面白い”という意味にしか取れなかった私の中学時代にタイムスリップしてしまいました。このようにあっという間に過去の記憶がよみがえる人間の脳ってすごいです。

運動会練習 3日目

5月7日(水)「2年生の運動会練習」からのつぶやき
 5月の連休が終わり、今週は水曜日からのスタートです。今日が月曜日のような気がするのは私だけなんでしょうか?しかも今日は体育館での朝会があり、白鴎中のすばらしさをまた実感しました。それは1年生から3年生の計約300名の生徒たちの、私の話や教育実習生の自己紹介を聞く時の静けさと態度の良さは本当にすばらしかったです。誰かがステージで話をするときに、私語がまったくないというのが当たり前の白鴎中学校のすばらしさを今後も継続していきたいです。
 さて、運動会練習3日目の今日は、1時間目と2時間目の2年生の運動会練習の様子を見ていて感じたことからです。2年生の学年種目の「レインボーブリッジ」という競技は、垂直に立てた長い竹の棒を一人ずつよじ登り、竹の頂点に長い布(5〜6メートル)の一方を引っ掛けて、それを何人も繰り返し、最後には頂点に引っ掛けた布の反対側をのばし、竹を中心に広げる…という競技です。スルスルと登ることができる生徒が多い中、なかなか上にたどり着けない生徒の姿を見ていて思い出したのは、「自分もうまく登れずにみんなからから『何で登れねえんだよ〜』と言われた私の小学生時代の記憶」でした。小学校のグラウンドにあった「登り棒」を“誰が一番早く上までいけるか”というのが当時クラス(2年生だったか3年生だったかははっきり覚えていません)で流行り、班別対抗で競争することになりました。私が登るのが遅いせいで、自分の班が勝てず、放課後に必死に練習しました。この棒を登るのにはちょっとしたコツがあり、そのコツを体得するとうまく登れるようになりました。ちょっとしたコツをつかむにはやはりこつこつと続ける練習が必要で、その練習の積み重ねがあったからこそ、うまくできたときの感動につながります。私自身も「登り棒」を登れるようになった時の感動は、自分が幼稚園のときに「初めて補助輪なしで自転車に乗れた時」や小学校3年生のときの「初めて鉄棒の逆上がりができた時」の感動に似ていました。そういえば、自分自身には最近はそういう「感動」がないことに2年生の運動会の練習を見ていて気づきました。今からでも、たとえ今の年齢が(50プラスα)歳であろうとも、何か新たなことにチャレンジして、「この感動を何十年ぶりに味わいたい、体感したい、そのためには今まで自分ができなかったことをできるようにする何かを見つけよう」と2年生の学年練習を見て強く感じました。今の体重では竹を登ることはできないので、まずは92キロの体重を減らすことからはじめます。目標は「めざせ80キロ」です。

運動会練習 2日目

5月2日(金)「運動会練習2日目」からのつぶやき
 春らしい暖かな日差しの下、2日目の運動会練習です。2年生、3年生、1年生の順で行われたグラウンドでの練習は、それぞれの学年らしさがにじみ出ていました。どの学年にも共通しているのは、生徒たちは「一生懸命やっている」言い換えれば「手を抜かない」ということです。私自身の今までのいくつかの中学校での体験では、「運動会の練習だから全力は出さずに、様子を伺いながら適当にやる」生徒が少なからず数人(学校によっては何十人も)見受けられたのですが、ここ白鴎中ではそんな生徒は一人もおりません。「全員リレー」の練習でも本気になって走り続けていました。かつて「一生懸命やることがかっこ悪い」という風潮があった嫌な時代もありましたが、ここ白鷗中学校では、「一生懸命に取り組むことがかっこいい」と生徒たちには浸透しているようで、とてもうれしい気持ちになりました。「一生懸命」「本気」…この二つの言葉を生徒たちが実践してくれている白鴎中学校は、今後「さらにいい学校に」成長していきます。

運動会練習と生徒総会

5月1日(木)「運動会練習と生徒総会」からのつぶやき
 今日から運動会の学年練習が始まりました。校長室からグラウンドがよく見えるので、生徒たちの活動の様子がわかります。ムカデ競争の練習では、まだまだスピードが上がらない“ムカデたち”があちこちに見受けられました。少しずつ少しずつよくなっていくんだろうなぁ〜。
 6校時は今年度初めての生徒総会。生徒会役員の進行はとても上手で、パソコントラブルにも慌てずに対応できていました、さすがです。人生何事にも、冷静沈着に対応できるといいのですが、実は私自身も慌て者で、「はて?運転免許証をどこにしまったのか??」がわからず、すでに何日も経過しており、見つけられない間はずっと自転車で通勤してきていました。何日も思い当たる場所をあちこちと探してきましたが見つからず、「最後にもう一度財布を見てみよう、だめなら二俣川の運転免許センターに再交付をお願いしに行こう」と見てみると、なんと財布の中のいくつもあるカードの中に紛れ込んでおりました。私の今までの人生の半分はこういう探し物だったので、なかなか自分自身の行動パターンを変えるのは難しいものですね。自分で作った教訓として「探し物は一番初めに探したところにある」ですが、今回もそのとおりでした。

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4/6 2・3年始業式・着任式、入学式、PTA入会式

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