学校図書館より きつねの窓
学校司書が本を紹介します。
みなさん、ひとりで最後まで読み通せる本はありますか? 漁師の「ぼく」は、えものの白い子ギツネを追いかけて桔梗畑に迷い込み、「そめものききょう屋」という小屋に入ります。 さきほどの子ギツネが男の子の店員に化けているのを知りながら、「ぼく」は接客を受けるのです。 「そうそう、おゆびをおそめいたしましょう」 「ゆびを染めるのは、とてもすてきなことなんですよ。」 子ギツネの店員が、桔梗の汁で指を染めるきっかけを話し始めます。 ■『きつねの窓』 安房直子・文 織茂恭子・絵 (ポプラ社) |
|