3/3 学んだことをまとめました 〜6年生〜

先日、インターネットトラブル教室を開催しました。

そこで学んだことを、川柳(せんりゅう)にしました。

川柳の素晴らしさは、大事なことを、短い言葉と小気味よいリズムで表現するところです。

いくつか紹介します。

○気をつけて 知らない人から きたメール
…クイズであったり、心理テストであったり、懸賞であったりと受け取った人が興味をもって見たくなるようなタイトルで、送られてくるメールがあります。しかし、誰かもわからない人から送られてきたものを、信じるのは危険です。そのことが、わかりやすく表現されています。

○いじめへと 発展しない? そのLINE
…1対1ではなく、複数の人で情報を同時共有、やりとりできるのが、SNSのよさです。しかし、それが怖さでもあります。情報を発信した本人に悪気はなくても、悪意がある発言と周りからは受け止められる場合もあります。また、その発言をきっかけにインターネット上での個人に対する集団いじめが行われる場合もあります。実際に声に出すわけでなく、顔を見て言うわけではないですから、罪悪感もほとんどありません。しかし、責任の重さは現実の世界と同じ。だからこそ、よく考えて発信しなければなりません。そのことをよく表現した川柳です。

○大丈夫? 一回周りに 相談だ
…子ども自身が判断することは大切です。しかし、その判断に対する結果の責任をとることができない年齢であるのも事実です。インターネットにつながる端末は小さな物ですが、その小さな物の先に、広い世界があり、様々な人たちがいます。制限なしに、子どもにインターネットを使わせるということは「一人で世界のどこへでも行っていいよ」と言っているようなものです。世の中には危険な場所がたくさんありますし、お金を使うところもたくさんありますから、現実世界であれば小学生に対して、絶対に言わない言葉です。「出かける時はお家の人に、どこに行くか、誰と出かけるか、いつ帰るか」を伝えてから出かけるよう指導されていると思います。インターネットの世界でも、周りの人、特に保護者の方に相談してから判断することが必要です。そのことをよく表現した川柳です。

○買う物は おうちの人と 決めましょう
…先ほどの川柳と同様に判断について考えた川柳です。何時でも、お店まで行かなくても、クリック一つで買い物ができるのは、インターネットショッピングの素晴らしいところです。その分、買いすぎてしまったり、本当に必要かどうか考えずに買ってしまったりすることもあります。大人ならその分働くなどして支払えばよいですが、子どもに支払い能力はありません。支払い能力がないのに、勝手に買い物をするのはおかしなこと。よくおうちの人と相談して、さらに言うなら払ってくれるという約束をしてもらってから買わなければいけません。そのことをよく表現した川柳です。

○ネット上 うその情報 すぐまわる
…「よくぞ言ってくれた!」という川柳です。保護者の方にも共感してもらえると思うのですが、私たち子どもの成長に携わる者は「子どもが社会で生きていけるように」「周りの人から愛されて生きていけるように」と願って日々指導しています。そのような人へと成長できるよう、言い方を変えたり、言うタイミングを考えたり、くり返し言ったり、時には嫌がられるとわかっていても厳しいことを言ったりと、大事なことを言葉で伝えているわけです。時間も心もかけているわけです。なのに、なかなか伝わらない、わかってもらえない、というのが現状です。ところがインターネット上の話はどうでしょう。顔を合わせて確認したわけでもない、本当に本人なのかはわからないのに、SNSや動画共有サイトなどの言葉を信じ込んでいるという現状があります。これほど悲しいことはありません。インターネット上には、嘘の情報もたくさんあります。刺激的な情報は、すぐにまわります。ただ、それが本当に正しいのかは、よく確かめる必要があります。鵜呑みにするのは危険です。その危険性を端的に表した素晴らしい川柳です。
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