学校図書館より(35)
学校司書が本を紹介します。
1930年代のアメリカ。 ケンタッキーの山に住む人々へ、馬に乗って、悪天候の日も本を届けに来るブックウーマンと、まだ本を知らなかった男の子のお話。 男の子が一生懸命に摘んだ実を、お礼に差し出す父親。 本は無料と、受け取らないブックウーマン。「空気みたいに、ただなんですよ!」と。 そして、「そんなたいへんな苦労をして配られる本とは、どんなものか?」と、文字を学び、読み始める男の子。 すてきな物語です。 ■『ぼくのブック・ウーマン』 ヘザー・ヘンソン 文 デイビッド・スモール 絵 藤原宏之 訳 さ・え・ら書房 |
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