学校での子どもたちの様子をお伝えします。

夏の思い出

2016夏の思い出

 台風が接近する中、本日リオのオリンピックが閉幕した。
 今年の夏は時差が12時間もある、日本から見ると地球の裏側にあたるブラジルから連夜五輪の熱戦が届けられ、寝不足の日々が続いた。4年に一度のスポーツの祭典。気楽なテレビ観戦者は日本選手の活躍に一喜一憂した。
 前回1964年の東京オリンピックの時、僕は小学1年生だった。円谷幸吉、遠藤幸雄、三宅兄弟(義信、義行−三宅宏実の父)、東洋の魔女、アベベ、アントンヘーシンク、チャフラフスカ・・・50数年経っても忘れられない名前だ。
 今回の日本選手団からは、最後まで諦めない事の大切さを様々な競技で示された。皆さんも多くのアスリートたちの名を、心に刻んだことだろう。
 勝利した選手はメダルを手にしスポットライトを浴びる。しかし、負けた選手は敗北を受け入れ、挫折と自己嫌悪に陥る。敗北者には慰めと同情、それに「お疲れさま」の言葉しかない。敗北した悔しさ、辛さ、情けなさはだれよりも自分自身がかみしめる。
 「勝たなきゃ意味がないと思っています」
勝利を目指し、自分を極限にまで追い込み辛い練習にも耐えてきたアスリートたち。五輪アスリートたちの真の凄さは成功し続けてきたからではない。僕らと同じように失敗や挫折をいくつも重ねながら、そこから這い上がり、しっかり現実を直視して歩き出すところにある。
 このオリンピックが4年後には東京で開催される。敗者の復活する姿を見たいと思う。




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