学校での子どもたちの様子をお伝えします。

卒業式

卒業式

昨日からの雨も上がり、無事に卒業式を挙行することができました。
6年生のみなさん!ご卒業おめでとうございます!

今日の卒業式はどうでしたか?

証書を渡しながら、みんなの自信にあふれた顔をみて、 
思わず目頭が潤んできました。
そして、そのあとの
お別れの詩(うた)にとても感動しました。

これから6年生は新しい舞台へと旅立ちます。
自分を信じて、可能性を信じ、中学校生活での成長を信じ、
失敗を恐れず、失敗から学ぶことを意識して、
思い切って新たな一歩を踏み出してください!
応援しています。

本日の卒業式での校長のことばを掲載いたします。


寒さと温かさを繰り返す中で、いよいよ春が訪れてきました。
本日は、足柄小学校卒業式にあたり、
お忙しい中、 多数のご来賓の方々、保護者の皆様のご臨席を得て、
卒業生を祝福・激励できますことを、心よりお礼申し上げます。

卒業証書を授与されました84名の卒業生の皆さん、保護者の皆様、
ご卒業、おめでとうございます。

保護者の皆様におかれましては、6年前、
一抹の不安を持って送り出した、あの初々しい小学生の顔が、
いつの間にか、逞(たくま)しさと自信に溢れた少年の顔に変わっているのを
今、目(ま)のあたりにし、感慨もひとしおのことと思います。
6年の間に、ここまで成長しました。

次の中学校での3年間で、更なる変貌(へんぼう)を遂げることと思いますが、
それは、大人へと成長を続けている証(あかし)であり、
明るい未来を象徴する変貌(へんぼう)であると、私は確信しています。
どうかいつまでも、その温かい眼差しで、お子様を見守り続けてください。

またこの6年間、本校の教育活動にご理解、ご協力を賜りましたことを
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。


卒業生の皆さん、
皆さんは、何事にも一生懸命に、そして真摯な姿勢で取り組み、
運動会での沸き立つような活躍、体育大会での整然とした応援態度、
にこにこ班活動や代表委員会でも 下級生の手本として、
リーダーシップを遺憾なく発揮してくれました。

運動会など、学校行事を通して
人と人が繋がり、共に感動を分かち合えたという体験、 
そして同時に、見る者に感動を与えたという体験は、
皆さんが、これからの人生を生きていく上で、
必ず大きな礎(いしずえ)になります。

5年生は、そのリーダーシップを受け継ぎ、
次年度に活躍してくれる期待を、抱(いだ)かせてくれています。
卒業生の皆さんが培ってきてくれた伝統を、
在校生は、さらに大事に育て、ステップアップしてくれると思います。

さて、今日の卒業式という日は、
皆さんの長い人生の中で、大事な一つの節目であり、
新しい進路に対する、決意と自覚をする意義も持っています。

いままでに 培われてきた力をもとに、“志”を持って、
その志を達成するために、目標を掲げ、自ら考え、自ら判断し、
自分を、より大きく成長させるための出発点なのです。

卒業に際し、 私は、6年生と面談を行い、将来の夢を聞きました。
それぞれの夢を聞き、大変頼もしく思いました。
中には、将来の夢は、まだわからない、
中学で自分の適性を探したい、という人もいました。
希望とともに第一歩
ぜひ夢を描き、その夢を実現してほしいと思います。

未来に向かって歩んでいく人には、二つの選択肢があります。
問題を避けて通るか。問題に立ち向かうか。
あなたなら、どちらを選びますか?

できない理由を見つけようとするか。できる理由を追い求めるか。
失敗を悔(く)やむか。 失敗から学ぶか。
夢を笑うか。夢を叶えて笑うか。
よく考えてみて下さい。

これから青春を生きる君たちの前途は、
私が生きた時代に比べると、生活の上でも人間関係でも
多くの苦難が待ち受けているに違いありません。
大きな壁にぶつかったり
悩み、苦しんだりすることが必ずあるでしょう。

そんなとき、「ありがとう」という気持ちが少しでもあれば、
人としての優しい生き方ができるはずです。 
そして、生きぬいてください。
ただ生きているのではなく、 生きてぬいて行ってください。

結びに、小泉吉宏(よしひろ)さんの「一秒の言葉」という詩を紹介し、
私からの餞(はなむけ)と いたします。

「はじめまして」 この一秒ほどの短い言葉に、
              一生のときめきを感じることがある。
「ありがとう」  この一秒ほどの短い言葉に、
              人のやさしさを知ることがある。
「がんばって」  この一秒ほどの短い言葉に、
              勇気がよみがえってくることがある。
「おめでとう」  この一秒ほどの短い言葉に、
              幸せにあふれることがある。
「ごめんなさい」 この一秒ほどの短い言葉に、
              人の弱さを見ることがある。
「さようなら」  この一秒ほどの短い言葉が、
              一生の別れになるときがある。

一秒に喜び、一秒に泣く。 一生懸命、一秒。 人は生きる。

卒業おめでとうございます。

卒業式にむけて

卒業式にむけて

先週末、白山中学校の卒業式に参加してきました。
平成5年3月に白山中で卒業生を送り出して以来の、白山中卒業式参加です。
感動的な「大地讃頌」に、中学校三年間の指導の全てを見た気がしました。

早いもので、今週末は足柄小学校の卒業式です。
各部署、各担当で準備が進んでます。いよいよ本番です。

子どもたちがまとまって、いい式にしたいものです。
今年度から1・2年生も参加します。
多少の不安はありますが、お世話になった6年生の門出を全校児童で祝いたいと思います。

先生方には、卒業式では子どもたちの表情をぜひ見ていただきたいと思ってます。
卒業生だけでなく、在校生の顔もね。
子どもたちの顔を見て、
卒業生は特に、6年間の成長の中で「変わった」ということを見て取ることができたら嬉しいです。
在校生の顔にも、卒業生に対する憧れが見て取れるはずです。

意識してみると「物事の感じ方」は変わるものです。
感性を磨くというか、感性を豊かにするにはいつも意識していないといけないんですね。

意識の差は、最後には仕事力の差になるだろうし、生活力の差になると思っています。
意識力を高めたら、知らずして自分が磨かれることでしょう。

卒業式は、小学校6年間の総括として、集大成としての授業です。
門出にふさわしい、子どもたちにとっても、僕たちにとっても素晴らしい感動を得られる授業にしたいものです。

PTA3月総会での校長の話

PTA3月総会での校長の話

3月6日(金)に、PTA三月総会が開催されました。
報告事項としては、各委員会から活動報告がありました。
議事としては、平成27年度PTA役員並びに会計監査委員候補者の承認が行われました。
総会の最後に、校長より少しお話をさせていただきました。
その内容を掲載いたします。


三寒四温の言葉通り、寒さと暖かさを繰り返しながら少しずつ春の気配が感じられるようになってきました。梅の花も今が見頃とばかりに咲き揃っています。今日は啓蟄、虫や草木も動き出す時期だそうです。
本日は、PTA総会・学級懇談会へとご多用な中、多数ご参会いただきまして誠にありがとうございます。

今日の3月総会は次年度のPTA会長・副会長等、役員の選出がありました。
担っていただけることになった新役員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の総会では、PTA諸活動の事業報告というもう1つの柱がありました。
各委員会の活動のどれもが「子どもたちのために」行われています。
次年度も是非、会員の皆さんが、誰でも気軽に参加してみて欲しいと思います。

PTA活動は同学年だけでなく、異学年の子どもを持つ保護者がつどえる機会でもあります。子どもたちも縦割り班での活動もしておりますし、他学年の情報を知る機会にもなります。保護者の皆様にとってもプラスの作用があると思います。そのような意味からも、より一層のPTA活動の活性化を期待いたします。

さて今、世間を揺るがしていることの一つに川崎の痛ましい事件があります。
こうした事件は今やどこでも可能性があり、どの親御さんもよそ事とは思えなかったであろうと思います。

携帯、スマホ、ゲーム機器等の情報機器の発達により、子ども達の見えない繋がりが広がりやすくなってます。ライン等、閉鎖的な環境の中で何が起こっているのか判りづらくなってます。

それだけに親同士の交流と協働がますます大事になってます。学校や地域にオープンな関係を広げて、子どもたちの様々なきざしやサインをすくい上げたり、子どもが相談できる機会をひろげられるようにしたいものです。

その手がかりの一つとして、子どもとのコミュニケーションがあげられます。
「子どもの話をきちんと聞けてますか」ということです。
これは、保護者も教師も同じです。

子どもの話したいことと、親や教師の聞きたいことは少し違っているものです。
先ずは子どもが話したい内容をうまく聞ける、聞き上手になっていただきたいと思います。
その中からこちらの聞きたいことを、あるときは間接的に、あるときは直接的に聞けると良いですね。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

大河ドラマ「花燃ゆ」 〜松蔭と象山 2

大河ドラマ「花燃ゆ」 〜松蔭と象山 2

 今日は上巳(じょうし)、桃の節句です。

 先週末、我が家でも久しぶりにひな人形を出しました。
 子どもが小さかった頃は毎年、しっかり飾っていたのですが、ここ数年は飾ることもしまうことも億劫で、飾らずじまいとなっていました。年に一度のことだから出そうと思ってはみたものの、そうはいっても、七段飾りの人形を飾るのは一苦労で、結局、お内裏様とおひな様だけを飾ったのでした。

 小田原駅構内でもひな人形が飾られており、行きかう人を和ませてくれています。

 さて前回は、桜田門外の変から会津の悲劇に触れ終わりました。松平容保(かたもり)はなぜ京都守護職就任を断らなかったのか・・・それは会津藩祖の保科正之に由来するといわれております。保科正之は三代将軍家光の異母弟で実直な人物であったようです。高遠藩主から会津藩主になり、「会津家訓十五箇条」を定めます。この家訓を引き合いにだされ容保は守護職に就任することになります。会津の藩校「日新館」に入学する前の子どもたちの心得として什の掟(じゅうのおきて)があります。八重の桜でおなじみとなった「ならぬものはなりませぬ」です。保科正之は日新館の前身となる庶民教育のための「稽古堂(けいこどう)」を奨励しました。保科正之につきましては、いずれまたの機会にお話ししたいと思います。

 話を象山に戻します。たいしたことではないのですが、佐久間象山の読み方は“しょうざん” or “ぞうざん”どちらでしょう?

 名前は象山の故郷である信州の山の名からとったようで、普通は「しょうざん」といい、本人もそういっていたそうです。その山は今でもそのままの名で残ってますが、土地の人は「ぞうざん」と言い習わしているそうです。土地の人は“ぞうざん”、世間一般では“しょうざん”。どちらも正解のようです。嚶鳴フォーラムでは長野市長さんは“ぞうざん”と話されてました。

 象山は松代藩士ですが、松代といえば六文銭・真田幸村ですね。来年の大河ドラマは「真田丸」です。その松代には“ぞうざん神社”もあります。また、戦時中の松代大本営跡(地下壕)もヘルメットをかぶって見学できます。
 また、近くの小布施は栗が有名ですが、「葛飾北斎」ゆかりの地でもあり、美術館もあります。岩松院には北斎の天井絵の他、「官兵衛」にも出てきた賤ヶ岳の七本槍といわれた福島正則の墓や小林一茶の「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」の句碑もあります。是非、松代や小布施を訪ねてみてください。

 象山の門弟には吉田松陰をはじめ、小林虎三郎や勝海舟、河井継之助、橋本左内、岡見清熙、加藤弘之、坂本龍馬など、後の日本を担う人物が多数おり、幕末の動乱期に多大な影響を与えたことも事実です。特に勝海舟とは、勝の妹婿という義理の兄弟関係でした。小田原の近くでは伊豆韮山の代官江川太郎左衛門(英龍)とも交流があり、砲学の教授も受けてます。

 10年ほど前の大河ドラマ「新撰組!」で、象山が後の新撰組局長となる近藤勇に次のように語ります。
 『人は生まれてから最初の10年は己のことだけを考える
  そして、次の10年は家族のことを考える
  20歳になってからの10年は生まれた故郷のことを考える
  30歳になったら日本のことを考える
  40歳になったら世界のことを考える』

 年をとるたびに視野が意識が広がり、それにつれて自分の使命感や責任も重くなるという意味でしょうか。

 原作・脚本は三谷幸喜さんで、史実とは異なると思いますが、象山と近藤が一緒に黒船を見ているシーンでのセリフです。この後のセリフは「今は多摩のことだけを考えておれば良い。10年後、日本のことを考えなくてはいけなくなったときに正しい判断ができるよう今から勉強しておけ」と続きます。この時の近藤は多摩で天然理心流剣術を学んでおり、新撰組の前身「浪士組」に入る10年ほど前の話です。「人は生まれてからの〜」も象山自身の言葉ではないと思うのですが、象山の性格を表しているようにも思えます。

 来年の「真田丸」も原作・脚本は三谷幸喜さんです。三谷流の幸村が登場するのでしょう。もう50年ほど前のことですが、TBSでナショナル劇場「戦国太平記 真田幸村」というのをやっておりまして、眠い目をこすりながら見ていた記憶があります。中村錦之助(萬屋錦之介)さんが主演でした。猿飛佐助、霧隠才蔵ら真田十勇士の名を覚えたのもこの番組の影響でした。幸村の実名は信繁ですが、幸村の方が認知されてますね。

 象山は一橋慶喜に公武合体論と開国論を説きますが1864年、明治維新を待たずして、攘夷派により京都で非業の死を遂げることになります。

 先人には学ぶことが多々あります。僕らは今できることに最大限の努力を惜しまないことです。覚悟を決め「今何ができるか考えること」、そして「笑顔」を忘れず「やってみること」です。僕らも「笑顔」でベストを尽くしましょう。できなかったら、また次やればいいんです。いつも笑顔で最大限の努力をしているなら、きっとそう思えるはずです。

“折にあわ(へ)ば散るもめでたし山ざくら めづるは花のさかりのみかは”
                                   佐久間象山
 象山先生もいってます。覚悟を決めろと!

支離滅裂な内容となってしまいましたが、象山のお話を終わります。 


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