【校長室から】令和6年度の給食開始にあたって 〜給食時間の座席〜
4月11日(木)から新年度の給食がはじまりました。
新年度の給食がはじまるにあたっては、数か月前から、「前を向いて食べることで一定の距離を確保する」という令和5年度の共通理解について、職員会議等で見直しや改善を含めて議論してきました。 議論の期間であった2月下旬には、福岡県での「うずらの卵」に係る給食事故もありましたので、従来のグループ(班)を中心とした喫食形態に一斉にもどしてしまうことには、相当数の反対もありました。 というのも、実際に子どもたちへヒアリングした声のうち、コロナ禍以前、低学年のときにグループ(班)で喫食した経験のある子どもたちであったとしても、 「前みたいにグループ(班)で食べたい。」 という声が多くある一方で、 「何かこわいから、ずっとこのままでいい。」 という声が一定数あったからです。 そして、総合的に検討を重ねた結果、 『給食の座席について、学級の子どもの実情にあわせて、学級ごとに検討・実施する』 こととなりました。 その際、 ・各学級で、子ども一人一人の声をよくきき大事にしていくこと ・各学級で、子ども一人一人の「納得解」をもって実施すること (合意形成を図っていくということ) ・全員が安心安全で楽しめる給食の時間にすること といったことも、具体的に教職員間で確認されました。 ということで、4月11日(木)の給食時間は、 ・今までどおり前を向いて食べている学級 もあれば、 ・学級の中で、グループになって食べている子と、前を向いて食べている子が混在している学級 など、学級での話し合いや合意形成の状況に応じて、異なっていました。 これからも、各学級で、「給食時間の座席」ということを切り口とした子どもたちの話し合いがなされることが推察されますが、「全員が安心安全で楽しめる給食の時間」に向けて、「子ども一人一人の納得解をもって実施する」ことを大事にしてほしいです。 結果、各学級で対応が異なったとしても、所属する学級の子どもたちが「納得解」をもって過ごしているのであれば、社会の縮図である学校教育としても、大いなる価値があると考えています。 また、全員で納得解をもって進めたことであっても、一定期間が経ったあと、改めて「振り返り」を全員で行いながら、よりよいものにしていくことも重要です。 「給食時間の座席」というひとつのテーマですが、子どもにとっては切実なことであり、同時に学びにつながりますので、今後も大事にしていってほしいです。 わかば級 令和6年度カレンダーの完成と配付・配布<添えられていたメッセージ> 令和6年度の「わかばカレンダー」ができました。 紙はん画のテーマは、「はる・なつ・あき・ふゆ」です。 ぜひ使ってください。 わかば級のみなさん、どうもありがとうございました。 大切に大切に活用させていただきます。 わかば級 大谷選手からのグローブでキャッチボール
わかば1組の様子です。
交流級で過ごしている子もいますので、わかば1組のうちの一部になりますが、大谷選手からいただいたグルーブを使って、キャッチボールをしていました。 野球経験はもとより、キャッチボールの経験も少ない今の子どもたちですが、何度も投げているうちに、写真のように、上手なフォームになってきています。 何事も経験なのですね。 1年生 「給食」の様子をちがった角度から…
1年生の給食の様子です。(4月11日)
1枚目の写真は、「給食当番」の子どもたちです。 はじめての小学校での当番。 配膳が終わって、担任からたくさんほめられて、誇らしく思っていることでしょう。 給食のおいしさが増しているかもしれませんね。 2枚目の写真は、食事前の様子です。 アレルギーをはじめとした対応等は、子どもが安全・安心な学校生活を送るうえで極めて重要です。 初日ということもあって、学級担任以外のいわゆる「級外職員」総出で、安全確認にあたっているところです。 また、2月下旬、福岡県での「うずらの卵」に係る給食事故もありましたので、いつも以上に、職員は気が張っていたことでしょう。 いずれにしても、1年生の子どもたちが、 「おいしかったあ〜」 といって片付け終わった姿をみると、担任を筆頭に…職員一同ほっとします。 1年生 初めての給食担任が1年生の子どもたちに初めての給食に向けて話をしていました。 子どもたちもワクワクする気持ちを抑えながら、担任の話に真剣に耳を傾けていました。 給食の準備、食事中、片付け、そして命に関わるアレルギーのことなどの大切な話が終わると、いよいよ配膳の時間! 給食当番の子どもたちは素早く準備を済ませ、サポートの職員とともに、慣れない手つきながら一生懸命に当番の仕事に取り組んでいました。 給食を受け取った子どもたちも、みんな笑顔で自分の給食を大切にゆっくりと運ぶ姿がとても印象的でした。 食べ終わった後、 「ラーメンおいしかった!」 「ポテトもおいしかった!」 「明日はカレーライスだって、やったー!」 という声も聞かれ、これからの給食を楽しみにする様子がみられました。 学校施設・環境の改善に向けて その2 〜正門前の坂のすべり止め舗装〜
正門前の坂の一部(坂下の一部)に塗装されていた「樹脂系のすべり止め」について、このたび、上まで(正門まで)延長され、片側の坂だけとはいえ、全面が緑色に舗装されました。
これで、路面が凍結する時期や雨で路面がぬれているときなどにも、子どもが滑って転倒する可能性が大きく軽減されそうです。 工事関係者の皆様におかれましては迅速な対応を、また、市教育総務課におかれましては工事の決定や予算獲得等のご配慮をいただき、どうもありがとうございました。 学校施設・環境の改善に向けて その1 〜ジャングルジムの安全防止〜
9月から下中幼稚園が一時的(約1年半)に本校へ移ってこられることや、昨年からの教頭が取りまとめた「学校施設改善要望」を市教育委員会が受け止めてくださったこともあって、少しずつですが、学校施設・環境の改善が図られています。
写真はジャングルジムの様子ですが、ジャングルジムの周りに、安全対策マットが設置されました。 市内全校(42学校・園)で多くの老朽化対策や施設修繕が実施されている中で、未然防止に向けた安全対策の施設改善に対応してくださったことに感謝します。 子どもが安全に学校生活を送るために、二宮尊徳翁でいうところの「積小為大」ではありませんが、こういった少しずつの積み重ねによる改善も重要なことと考えています。 縁の下の力持ち・校務用員さんたち子どもたちが教室で担任の先生方と笑顔で時間を過ごしているのを確認した後、運動場に出てみると、男性の校務用員さんが、西昇降口前の楠(くすのき)の周囲を掃き掃除していました。 落ち葉がいっぱい落ちてくるのは秋だけではないようです・・・。子どもたちが校舎の外でも安全に気持ちよく過ごせるように、一生懸命に掃いてくださっていました。 次に、目を別の場所に向けてみると・・・女性の校務用員さんを外トイレの近くに見つけました。外トイレの周りを掃除していました。 いつも気持ちよくトイレが使えるのは、女性の校務用員さんのおかげです。 学校の全てのトイレを毎日熱心に掃除してくださっているのです。 さらに、渡り廊下を見てみると、百葉箱がきれいに修理されていました。 4月1日に、百葉箱が朽ちてしまっているという報告がある職員からあったので、それを男性の校務用員さんにお伝えしたところ、すぐに対応してくださいました。 学校で働いている大人は教員だけではありません。 目立たないかもしれませんが、校務用員さんたちも、子どもたちが安心・安全で気持ちのよい学校生活が送れるように毎日こつこつと働いてくださっています。 いろいろな方に支えられていることに感謝の気持ちをもって学校生活を送っていけるとよいと思います。 入学式目をきらきらと輝かせたピカピカの1年生は、入学式では、立派に入場し、最初から最後までしっかりとお話を聞くことができたので、驚きました。素晴らしいみなさんです! これから、新しい友達や先生と、自分らしくいきいきと学校生活を送っていってほしいと願います。 新入生の保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。 これから大切なお子様をお預かりしてまいります。 1年生の学級担任はもちろんのこと、全職員で子どもたちを見守ってまいります。 保護者の皆様と職員が、お子様の健やかな成長のために同じ方向を向いて協力していけたらありがたいと思います。 ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。 1年生と6年生 体育の時間を活用した交流(4月9日)体育の時間、1年生と6年生が一緒に活動しています。 「ドラキュラおに」という活動をとおして楽しそうに交流していました。 わかば級 「ねずみくんのチョッキ」ほか 〜読み聞かせの場面から〜
わかば級の様子です。(4月9日)
この時間は、わかば1組・2組が一緒に過ごしています。 (交流級で過ごしている児童を除く) 写真は、「ねずみくんのチョッキ」という絵本ですが、ページをめくるごとに子どもたちは大興奮!! まるで絵本に入り込むかのように集中しています。 「ねずみくんはどんな気持ちかな?」 という担任・担当からの投げかけにも… 「ちょっと嫌な気持ち。」 「かなしい。」 すぐに反応が返ってきます。 それに呼応するように、担任・担当からも… 「みんなよく聞いているね。」 「反応いいね。」 という声かけがなされていました。 ちなみに、絵本の中の「伸びきったチョッキ」ですが、最後は、「ブランコ」になって活用されるという、いわゆる見方・考え方をかえることで、ハッピーエンドとしてとらえることができるという話でした。 受け継がれる「下中しぐさ」 〜雨の日の様子から〜登校班で班長をしている6年生も、いつも以上に、後ろを歩く1年生のことを気にしながら歩いてきたようです。 昇降口では、6年生をはじめとした、「学校の先輩」の姿をみながら、1年生が同じように… ・傘の水滴をはらう(落とす) ・傘立てに入れる前にしっかりとしばる(結ぶ) といったことをしています。 「学校の先輩」たちは、当たり前のように、他の人が使いやすい環境づくりの一翼を担っています。 「ここを持つとしばりやすいよ。」 と、慣れない1年生に、やさしく声をかけている6年生もいます。 こうやって、いわゆる「下中しぐさ」として受け継がれていくのでしょうね。 学びの土台ともなるこのようなしぐさに、大きな価値があると思っています。 6年生をはじめとした、「学校の先輩」のみなさん、ありがとうございます。 <追伸> 強い雨だったこともあり、何名かの職員だけでなく、6年生も、昇降口で子どもを出迎え、タオルでランドセルや体をふくようなことを補助・支援していました。 その後の特に1年生の様子を注視していましたが、円滑に全員が朝の会に臨んでいました。 ※帰るころには、ほとんど雨があがっていたのでよかったですね。 3年生 理科「春の生き物をさがしてみよう」
3年2組の様子です。(4月8日と9日)
今までの「生活科」から、3年生になると「理科」を学習していきます。 とはいっても、「理科」と構えてしまうのではなく、子どもの発達や学びの実情に併せて、生活科で行ってきた学びを土台に、徐々に移行していくようになっています。 4月8日は、早速、運動場に出て、 「春の生き物をさがしてみよう」 と、いわゆるフィールドワーク的な、春の生き物を探す活動をしていました。 活動の振り返りとなる4月9日は、残念ながら雨でしたので、教室で行っていました。 「バッタみつけた!」 「カエルなんて5ひきいたよ!」 活動をとおして思考する・学ぶことは、生活科でも理科でもとても重要です。 子どもたちのとても意欲的な姿から、これからの学習もますます楽しみです。 3年生 算数「かけ算九九の復習」ほか新たな学年で学習リズムをつかむことも重要ですので、実質初日ともいえる4月8日ですが、早速、算数では「かけ算九九」の復習をしていました。 ・全員がリレー形式でかけ算九九を言う ・100マス計算のようなプリント 昨年度までの2階から、3階の教室に移ってきた3年生。 新たに4月から着任した担任とともに、前向きに取り組もうとしている雰囲気がとてもいいですね。 あいさつ運動今回は、児童の参加はなく、大人だけの実施でしたが、学校運営協議会委員の皆様、PTA関係の皆様、スクールボランティアの方、小田原警察署スクールサポーターの方…など、年度始にも関わらず多くの方がご参加くださいました。 新しい年度を迎え、新しい気持ちで子どもたちと気持ちのよいあいさつを交わすことができました。 一つ学年があがり、お姉さん・お兄さんになった子どもたちは、誇らしい表情で地域の方等にあいさつを返していました。 ご多用の中、ご参加くださった皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。 2年生 「じぶんの似顔絵をかこう」2年生は、昨年1年生のときから、教室に入るといつも、 「おはようございます!」 「こんにちは!」 時には、こちらが… 「学習の流れを止めてしまってごめんなさい…」 と思うくらい、自分からあいさつをする学年でしたが、今年も健在です。 「あいさつを自らする」ということは、すてきな学年の文化だと思いますので、引き続き、継続してほしいと思いました。 さて、この時間は、 「じぶんの にがおえを かこう」 ということで、似顔絵の入った自己紹介カードを作成していました。 2年生の教室に来る前は、1年生の教室にいたこともあって、1年間の子どもの著しい成長を感じることができる時間でした。 中休みの子どもたちの様子(4月8日)
この日は特別日課なので、準備片づけ含めて最大10分の中休みですが、1年生の教室には多くの子どもたちが集まっています。
6年生は、最高学年として、1年生が安心して学校生活を送ることができるよう支援に努めています。 「自分たちが1年生のときにやってもらっていたから、そのお返しですよ。」 発言も頼もしいです。 6年生いつもありがとうございます。 そして、2年生もたくさん集まっています。 「S谷先生に会いに来た!」 「S谷先生が何となく心配で来た!」 そんな2年生でしたが、中休みが終わるころには、しっかりS谷先生から声をかけてもらって、笑顔で教室にもどっていきました。 1年生 実質はじめての小学校生活
1年1組の様子です。
運動場に出てしばらく遊んだあと、全員で集まり、運動場の使い方を確認しています。 併せて、列になること、ペアになること、並び順など…年度当初にしっかり確認していくことが、今後の学習活動の土台となっていきます。 教師 「よく(目を)こちらに向けているね。」 教師 「すばらしいね。」 教師 「〇〇さん、何て言ってた?」 児童 「わかるよ。〇〇〇〇でしょ。」 教師 「よく聞いていたんだね。」 教師 「うれしい気持ちになるね。」 ひとつひとつのことを子どもと確認しながら、表出された価値をすかさず子どもに伝えています。 教師 「みんなスーパー1年生だもんね。」 児童 「うん!」 小鼻がぷくっとふくれているかのような、うれしそうな表情もみえます。 【校長室から】全職員で全児童を育むことをめざして
定期的に関係する教職員が集い児童の情報連携をしています。
今回の写真は、わかば級担当職員と交流級に係る学年担当との年度当初の情報連携です。 交流の在り方や一人一人の情報等を共有することで、次の日からの子どもの見取りや支援につながっていくことから、ひとつひとつの確認を念入りに行っていました。 学校の桜と地域の桜(沼代桜の馬場)
4月7日の様子です。
この日はいい天気に恵まれていたこともあって、満開の桜がより鮮やかに咲き誇っていました。 1枚目が、学校の正門近くにある桜、そして、2枚目が、「沼代桜の馬場」の桜です。 この地域には、小田原でも有名な桜のスポットである「沼代桜の馬場」があります。 先日も朝の情報番組で取り上げられていました。 昨年度、6年生が5年生のときに、沼代桜の馬場周辺を清掃(ゴミ調べ)していましたが、このような桜の名所が地域にあるとは、子どもにとっても誇らしいことでしょうね。 |
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