図書室だより 〜Vol.7〜

 こんにちは。白山中学校司書の比企です。まもなく2月、受験生にとってはいよいよ緊張マックスの時期に突入!といった所でしょうか。ここにきて感染症が流行しているようなので、皆さん体調にはくれぐれも気を付けて過ごしてほしいと思います。

 先週はストーブが不具合の中(しかもこの冬一番寒い日でした⛄)、図書ボランティアの皆様に新着本のブッカーや英語読本の修理等を手伝っていただき、今年初の新しい本を展示することができました。新着の中の「近畿地方のある場所について」(背筋 著・KADOKAWA)という本、昨年ネットで地味に話題となっていたように記憶していますが、これは近畿地方のるるぶ的な旅行本ではなく、かなりゾクッとくる小説です。赤い空と白黒のダムの表紙から、かなり闇の深そうな物語が展開されるのだろうと予測できますが、個人的には当初の想像以上に怖いストーリーだったと身震い。とは言え雑誌の掲載記事やインタビューに見立てた構成はとても面白く、あちこちに散らばって見える細かい伏線が最後には巧妙に結びつき、とても斬新で個性的な作品だと感じました。怖いものが好きな人、ぜひ読んで感想を聞かせてくださいね。ちなみに著者名は“はいきん”さんではなく“せすじ”さんと読むそうです…。

 年明けには公益財団法人 東京応化科学技術振興財団さんより科学関連の本を寄贈していただきました。「ソフィーの世界」(ヨースタイン・ゴルデル著 日本放送出版協会)、「センス・オブ・ワンダー」(レイチェル・カーソン著 新潮社)、「ひとすじの光 写真科学絵本」(ウォルター・ウイック著 小学館)、「零の発見」(吉田洋一著 岩波書店)ほか計18冊、どれも読みごたえがありそうな本ばかり。19世紀の化学・物理学者のファラデーは、当時もしノーベル賞があったなら、彼は最低でも6回は受賞をしていたであろうと言われています。未来のファラデーが白山中からいつの日か輩出されることを願いつつ、これら寄贈本をこれからも少しずつ紹介していきたいと思います。

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図書室だより 〜Vol.6〜

 こんにちは。白山中学校司書の比企です。2023年もあと10日で終了、間もなく新しい年がやってきますね。何もせず1年が終わってしまった…という人、今年は勉強に部活に頑張ったわ〜という人、振り返るとさまざまな思いが湧いてくると思いますが、来年の目標には「今年よりプラス10冊本を読む!」という心意気をぜひ加えて、新しい年を迎えてほしいと思います。
 1年生と2年生は12月に入り、国語科の授業でクラスごとに百人一首をする姿が見られました。感染症の影響により、小学校の高学年時に百人一首には触れなかったという人もいたようですが、図書室内での百人一首の様子は大会さながらに盛り上がり、今まで感じたことがない皆さんのテンションの高さに思わず嬉しくなってしました。それにしても、いつの時代にも蝉丸は安定の人気者なのでしょうか?
 12月中旬には本の貸し出しも多く見られ、3年生は“読書=受験勉強の合間の癒し”として本を借りていく人もいたようです。12月の専門委員会がなくなり図書委員のおすすめ本の展示が1月に繰り越されたため、急遽司書のおすすめ本を展示し企画コーナーのスペースを埋めてみました。各本に簡単なあらすじとコメントをつけましたので、ぜひ見てもらえたらと思います。多くの人がおすすめ本に興味を持ってもらえるよう、笑えて楽しい面白コメントをつけて(これがなかなか難しいのですが)、これからも図書室の本をたくさん紹介していく予定ですので、ゆるく期待をしていてくださいね。
 本年も白山中学校図書室をたくさんの人が利用してくれました。ありがとうございます。来年は1月10日から開室を予定していますので、どうそよろしくお願いいたします。
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図書室だより 〜Vol.5〜

 こんにちは。白山中学校司書の比企です。11月末にしてはかなり暖かい日が続いていますが、図書室は秋を通り越してすっかり冬の気配が感じられます。しかし!今年はストーブをもう1台いただくことができましたので、本を読んでいると足元から底冷えする…という状況からは脱却できそうです。寒くなるこれからの季節もゆっくり図書室で本を読んで、心も体もポカポカになってくださいね。

 11月22日には図書整備ボランティアの皆様が、1月の百人一首大会で使用予定の百人一首の確認作業を行ってくださいました。文字にしてさらっと言っておりますが、読み札と取り札がきちんと100枚ずつ揃っているかを1箱ずつ1枚ずつ、50箱以上確認をするというもので、とても骨の折れる作業です。生徒の皆さんがお正月のハイテンションのままに楽しんでいる百人一首大会は、裏でボランティアの方々の地道な努力があってこそ成立しているもの。大会では勢いあまって取り札を隣の班に飛ばさないように!興奮しすぎて札を踏みつけないように!札が取れたうれしさで握りつぶさないように!…して、百人一首を楽しみましょう。現在、図書室には「まんが百人一首大辞典」(吉海直人著 西東社)・「超訳百人一首 うたこい」(杉田圭著 KADOAWA)など展示をしています。これを機に古典作品を読むのもおすすめです。
 
 新着本は着々と増えていますが、うまく本の宣伝ができていないために(これはひとえに司書の力不足であります…)貸し出し数は今一つ。前期の図書委員に選書をしてもらった本がなにげなく目に留まり、なんとなく面白そうだなとさりげなく借りていく人が多いようです。学年によってはクラスから図書室が遠いため、なかなか来室できないという声も聞きますが、火曜水曜は司書在室につきHR後も図書室が開いていることが多いので、このタイミングでぜひ本を借りにきてもらえたらと思います。
 年内は生徒の皆さんからのリクエストも受けつけていますので、気になるけど買うのは迷う…という本がありましたら、ぜひ早めにリクエストを出してくださいね。お待ちしています。
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図書室だより 〜Vol.4〜

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 こんにちは。白山中学校司書の比企です。8月に負けないくらい暑かった9月が過ぎ去り、これからもしばらくは合唱の練習に精を出す時期ですね。図書室では図書委員からリクエストを募った新しい本を続々と並べていますが、毎年この季節は来室者数が少なく、図書室内も閑散としているのがやや寂しいところ。遠足や職業体験など、今後も秋のイベントはめじろおしですが、涼しさが増して落ち着いた頃にはまた図書室に足を運んでもらえたら嬉しいです。

 読書の秋、芸術の秋、ということで、新着本よりおすすめを一冊ご紹介。「意味がわかるとおもしろい!世界のスゴイ絵画」(佐藤晃子 著 Gakken 2023年2月発行)。この本では有名どころの絵画が50点ほど紹介されているのですが、それぞれの作品に対するコメントがとても面白い!ミケランジェロの「天地創造」では“マッチョだらけの天井画”、元祖ヘタウマ芸術家と称したルソーの「フットボールをする人々」では“なんかヘンだけどクセになる!?”、雪舟の「慧可断碑図(えかだんぴず)」では“その左腕、切れてますよね?”という冷静な突っ込みあり。笑いながら楽しく絵画の勉強ができるというお得感満載な内容です。絵が好きな人も、絵に興味ないけどなあ〜という人も、ぜひぜひ読んでみてほしいと思います。秋は秋でもお笑いの秋、もいいものですね!

 これまで発行してきました図書だよりですが、今後は紙ではなくメールやホームページ、生徒に向けてはクロームブック等を活用して配布できるよう検討を重ねてまいりたいと考えております。ホームページの図書室だよりでは、今後も図書室の様子をラフにお伝えできればと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

図書室だより 〜Vol.3〜

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こんにちは。白山中学校司書の比企です。
まもなく長い長い夏休みに突入。暑い日には涼しいところでじっくり読書をすることをおすすめしたいところですが、外でいろいろなものに触れ、そこから新しい知識を得ることも大切ですね。ぜひ暑さに負けず、夏を楽しんで有意義に過ごしてもらえらたと思います。外出時同様に読書中も水分補給は忘れずに!

 図書整備ボランティアの皆様のご協力のもと、新着本の装備がすべて完了し、夏休み長期貸し出しで3冊借りて行く生徒が多くみられました。決して過ごしやすいとは言い難い図書室の中で、2時間にわたりモクモクと本の装備を行ってくださったボランティアの皆様には感謝ばかりです。ありがとうございました。来年こそはエアコンのついた涼しい図書室を夢見て…。

 今年は4月からの本のリクエストがとても多く、廊下に貼り出してある映画広告も、人気の高いものは控えめな争奪戦がありました。巻数が多いライトノベルやコミックは学校の図書室では購入できないことが多いため、すべてのリクエストにはお応えできませんが、これからも興味のある本を皆さんから聞き、本の購入に役立てたいと思っています。
なお、今月より司書発行の図書だよりは生徒の皆さんへの個別配布ではなくクラス掲示となりました。こちらも併せてよろしくお願いいたします。

図書室だより 〜Vol.2〜

 こんにちは。白山中学校司書の比企です。6月は中間テストに続いて修学旅行や遠足など行事が多く、忙しいながらも充実した時間が過ごせる季節ですね。図書室は新しい本が入り、新着本コーナーには所せましと話題の本が並びました。1年生も全クラスでオリエンテーションが終了し、全学年とも2冊・2週間の貸し出しが可能となりましたので、ぜひ新しい本にも興味を持って、どんどん読んでほしいと思います。

 今回はメディアで話題の「街とその不確かな壁」(村上春樹著・新潮社)、「魔女と過ごした七日間」(東野圭吾著・KADOKAWA)をはじめ、2023年本屋大賞の受賞作品「汝、星のごとく」(凪良ゆう著・講談社)とノミネート作品を中心に展示をしています。市立図書館では話題小説本は貸し出し中が多く、なかなか順番が回ってこないものですが、学校図書館ではすんなりと借りられることが多いので、ぜひこのコーナーを利用してくださいね。新着本も2冊貸し出しOKです。

 現在上映中の映画「銀河鉄道の父」には、白山中卒業生の俳優・豊田裕大さんが宮沢賢治の弟役で出演しています。輝かしい世界で活躍する先輩の姿、すてきですね。映画とあわせて原作本(門井慶喜著・講談社)も楽しんでもらえたらと思います。

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図書室だより 〜Vol.1〜

 こんにちは。学校司書の比企(ひき)しずかです。本年度も引き続き白山中学校にて勤務をさせてただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 図書室は今月12日より開室を始め、2・3年生は図書委員会発足の翌日から本の貸し出しができるようになりました。そしてなんと!今年はGW前の貸し出しが3冊可能です!連休に入る前に読みたい本はしっかりと借りておきましょう。1年生は貸し出しカードの準備が整いましたが、図書室オリエンテーションを行ってから貸し出しを始めたいと考えていますので、もう少しお待ちくださいね。1年生も図書室内で本を読むのはOK!ですので、運動会の練習の合間など、疲れを癒しに来室してもらえたらと思います。

 しばらく自粛していた図書室廊下の映画広告の掲示を、この4月より再開しました。廊下から「この映画見たいんだよね〜(^.^)」「あ、あの本が映画になるんだ(゚Д゚;)」とにぎやかなコメントが聞こえてくると嬉しくなります。今年のGWは、読書も映画も行楽も存分に堪能できそうでしょうか。でも運動会前なので、くれぐれもケガや病気には気を付けて…。
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学校行事
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