小田原市教育長の学校訪問この時期、教育長が自ら全小中学校を訪問し、児童生徒や教職員等の様子を参観しています。 コロナ禍の一定の終息がみえてきた現在、学校ではどのような教育活動が行われているのか、直接感じていただけるのはありがたいことです。 児童一人一人が、自分らしく落ち着いて授業に臨んでいる姿にふれてもらえたのではないでしょうか。 学校の教育活動を支えてくださる方々 4月20日〜その2〜
本校は、学校運営協議会も設置され、「地域とともにある学校」としての学校経営・学校運営を意識していますが、たくさんの皆様が学校の教育活動を支えてくださっています。
児童の豊かな学びにつながる、このような「ひと」との関わりがとてもありがたいです。 4月20日の1日だけを切り取って思い出せる範囲でご紹介いたします。 1枚目の写真は、昼の時間に行われた眼科検診の様子です。 眼科医(眼科の先生)が来てくださるからこそできる子どもの検診です。 2枚目の写真は、職員室で「ICT支援員」を全職員に紹介しているところです。(今年から新たな方になりました。) 一人1台の学習用端末(クロームブック)の活用は進んできてはいますが、ネットワークや機器の不具合や一時停止等もあるので、担任だけではどうしても限界があります。 各校を巡回しており、本校にも、月に1〜2回程度の訪問があります。 3枚目の写真は、早速、授業に「ICT支援員」の方が関わってくださっている様子です。 改めて4月20日を朝からふりかえってみると(写真以外で…) ・登下校の見守りのボランティアの方々 ・児童を学校まで送ってくださる保護者の方々 ・花壇の手入れをしてくださるボランティアの方々 ・通級指導教室「酒匂小学校フレンド」の職員(3名) ・学校の修繕で来てくださった業者の方々 ・学校施設の関係で確認に来られた市の職員 ・今年度本校担当のスクールソーシャルワーカー どうぞこれからもよろしくお願いします。 (そして…この日も息継ぐ時間もないくらい大活躍の教務や教頭…等にも感謝します。) 学校の教育活動を支えてくださる方々 4月20日〜その1〜
本校は、学校運営協議会も設置され、「地域とともにある学校」としての学校経営・学校運営を意識していますが、たくさんの皆様が学校の教育活動を支えてくださっています。
児童の豊かな学びにつながる、このような「ひと」との関わりがとてもありがたいです。 4月20日の1日だけを切り取って思い出せる範囲でご紹介いたします。 写真は、本の読み聞かせボランティアの方々の様子です。 (朝の時間) 全国学力・学習状況調査 〜4月18日全国一斉調査〜
全国学力・学習状況調査は、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることなどを目的として、2007年(平成19年)から行われている調査です。
対象は、小学校6年生と中学校3年生です。 小学校6年生だけでも全国で100万人以上の児童が一斉に調査に参加していますが、本校の6年生も本日(4月18日)に、まずは、国語と算数の調査に参加しました。(例年、同日に「質問紙調査」もあるのですが、本校は学習用端末を活用(オンライン調査)での参加となりますので、質問紙調査は来週となります。) 本調査ですが、小田原市からは次のように留意点が示されています。 『この調査により測定できるのは、学力の特定の一部分であることや、学校における教育活動の一側面に過ぎないことなどを踏まえ、結果については、序列化や過度な競争につながらないよう十分配慮して取り扱う必要がある。』 いわゆる「みえる学力」としての調査となりますが、子ども一人一人が自分らしく活き活きと過ごすためには「みえない学力」を育むことも、極めて重要となります。 ChatGPTに象徴されるようにAI等の社会の進歩は著しく、将来的には現在の半分以上の職業が変わる可能性があるといった研究や報告が世に出回っているような状況です。 今回の調査も大事なひとつの指標としながら、未来を歩む児童一人一人にとって、どのような支援・指導がよりよいのか、改めて全職員で考えることも重要であると感じました。 今回調査に係る児童一人一人の個票は、例年ですと、夏季休業の頃に戻ってきますのでご覧になってください。 さて、ここからはさらにつぶやきですが… 今回の調査は「国語」「算数」とも、自分の考えを記す記述式が多く、正直難しい…と思いました。 調査が終了したあと、6年生に、 「どうでしたか。」 ときいてみました。 「難しかったし、時間が足りなかった。」 「埋めるだけは埋めた。」 「文字数が決められているので、その調整で何度も消していたら時間がなかった。」 「とりあえずは埋めたよ。」 「埋めるだけは埋めた」に象徴されるように、途中であきらめず、制限時間まで粘り強く取り組んでいた6年生に拍手です。 本校職員はもとより、学校運営協議会等の場で実際の問題にふれながら、文部科学省としてめざす「みえる学力」の方向性を確認していくことも今後必要かも…とも感じました。 臨時の職員作業でも… 〜新しい机が届く〜
毎年、少しずつ学校予算で購入している児童の学習机が届きました。
この学校に着任してよかったなあ…と思うことが、4月からもたくさんありますが、今日の放課後も、机が届いたあと、担当から呼びかけで、多くの職員が作業に参画していました。 放課後も職員にはたくさん(本当にたくさん)の仕事がありますが、快く、自分の仕事を後回しにしてでも参画している姿にうれしくなりました。こういった姿勢や気持ちが、日々の教育活動をとおして、子ども一人一人に還元されることを期待しています。 児童はもちろんですが、この職員のみなさんとも日々を過ごせている幸せを感じたできごとでした。 なぜ「あいさつ」は大事なの?・・・朝会の話
なぜ「あいさつ」って大事なのでしょうか。
4月11日(火)の朝会(オンラインでの実施)において、これに関することにふれましたので、ご紹介いたします。 <校長からの話> おはようございます。 1年生から6年生の全学年のみなさんがいるというのがとてもうれしいです。今日は、みなさんに考えてもらいたい話をします。 「なぜ、あいさつは大事なの?」という話です。 20秒時間をとりますので、なぜ、あいさつは大事なのか、じっくり自分の心の中で考えてみてください。 (20秒) はい、そこまでで結構です。ありがとうございます。 いろいろな考えがあると思うのですが、私が、「あいさつって本当に大事だな」と感じたことが最近ありましたので、みなさんにお伝えします。 実は、下中小学校のみなさんのうちの誰かに関する話です。 私はこの4月から下中小学校に来ることになったので、その前の日、3月31日に、下見で下中小学校に来ました。 「どんな学校かな」という楽しみもありましたが、どちらかというと、「はじめての場所だし、不安だな」という気持ちの方が強かったです。 そんなとき、運動場で鉄棒をしていた、新4年生3人、新2年生1人の子が、「こんにちは」と大きな声であいさつをしてくれました。そして、新しい校長先生だとわかると、近くに、走ってかけよってきてくれました。私は、その瞬間に、「不安だな」という気持ちが、すべて吹き飛びました。そして、うれしい気持ちになりました。ここで改めて、その4人の人にはお礼を伝えたいです。ありがとう。 このように、あいさつは、時に人の心を動かします。 「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」…ほかにもいろいろなあいさつがありますが、ひとつのあいさつで、このときのように、不安な気持ちがなくなり、うれしい気持ち、さらには、がんばろうって思えるまでの力が、あいさつにはあると考えます。 この下中小学校の地域には、保護者や先生方のほかにも、みなさんのことが心から大好きで、みなさんのことを支えてくださる方がたくさんいます。 そして、学校にもみなさんを支えてくださるたくさんの方が来ます。 でも、顔がわからないから、はじめてみるから、「だれだ?」「だれだろう」と思って、そのままうっかり、あいさつを忘れてしまうことってありませんか。安心してください。学校に来てくださる方はみなさんを支えてくださる方です。 登下校のとき、つまり、学校にいくときや、学校から帰るときだって、道路に立ってくださる方々がいるのも、みなさん気づいていますよね。 この方々も、みなさんのことが大好きで、みなさん一人一人の安全を支えてくださっています。 じゃあ、今度は、みなさんです。 みなさん一人一人が、どういうあいさつをしていったら、お互いにうれしい気持ちになれるのか、そのためには、どうしたらよいのか、改めて今日から考えてみましょう。 そして、今日から行動してみましょう。 4月は、「よしやるぞ」と気持ちを切り替えるには絶好のチャンスです。 これで私の話を終わります。 中休みや昼休みの遊び 〜子ども一人一人を理解することに向けて〜晴れの日が多く、過ごしやすい気温でもあるので、外遊びをしている子が多いです。 教室とはまたちがった姿がみられることがあることから、学級担任や学年担当は、子ども一人一人の顔と名前を覚えるとともに、一緒に子どもと遊ぶことをとおして、関係性をつくりながら児童理解に努めています。 さらに、遊びのルールや友達との関わり方等も含めて、安全への配慮についても確認することがあります。 今回は外遊びの写真ですが、休み時間を室内で過ごす児童もいますので、学年担当等で分担しながら、そちらにも意識を向けつつ、適度に距離をとりながら、見守る・見届けることも大事な支援となります。 ちなみに、一緒にドッジボールをするときなどは、ついつい 「大人げない!」 などと子どもに言われてしまうくらい、本気になってしまうこともありますが、本気で子どもと向き合うこと…これもまた価値あることです。 全職員で全児童を育むことをめざして今回の写真は、わかば級担当職員と交流級に係る学年担当との情報連携です。 1枚の写真から考える 〜子どもの学びの場面から〜
4月12日(水)の朝のことです。
前日、11日(火)に、5・6年生は令和5年度はじめての委員会がありました。 早速、翌日の朝、「体育委員会」の児童が、体育倉庫の鍵開けをしています。 鍵を教師から借り、体育倉庫の鍵を何とかあけ、一生懸命シャッターをあけています。 しかしながら、ここで問題が…。 シャッターが少し重いので、これ以上はあがらないのです。 「ここまで開けられていれば大丈夫では」 と、私は遠くから見ながら思っていたのですが、どうやら手を離すと、徐々にシャッターが閉まってしまうようです。 勢いをつけてシャッターを上にあげても、少し重いのでシャッターはこれ以上動かず…。 いずれにしても、”これではシャッターを開けたことにならない”といったことを、まるで背中で語っているような、責任感ある行動で、試行錯誤していました。 そして試行錯誤の結果、ついに、体育小屋の中にある、野球のバットをつかってシャッターを押し上げることができ、「全開」の状態となりました。 「このことを他の仲間に伝えたら、みんなの役に立つね」 という声かけに、 「うん!」 うれしそうな、ほっとしたような顔がとても印象的でした。 自分で考え、実感しながら、ひとつひとつ学びを深めていくのですね。 |
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