運動会・前日準備 〜教職員編〜

6年生の前日準備・係活動が終わったあとは、教職員による会場設営です。

5年生で流行っていた、風邪やインフルエンザ等も収まってきており、
幸いにも、明日の午前中は「晴れ」予報となっていることから、このままいけば、予定どおりに運動会が開催できそうです。

児童一人一人にとって充実した日になるよう、教職員一同、このあとの最終確認まで気を引き締めて取り組んでいきたいと考えています。

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1年生 下中幼稚園の運動会に参加 〜自然な関わりのめばえ〜

1年生の様子です。

10月12日(木)は下中幼稚園の運動会でした。
来年9月からの1年半、本校の校舎へ一時的に幼稚園が移ってくることから、できるだけ(双方の)子どもにとって滑らかな接続となるよう、日常的な関わりを意識しはじめているところです。

下中幼稚園の運動会は、いわゆる平日開催でしたので、本校にとっては課業日ということであることから、「1年生も玉入れに参加しませんか」という呼びかけはみんなにとって絶好の機会となりました。

子どもたちの関わりだけでなく、事前の担任間での打合せ等をとおした職員間の関わりもありました。

さて、肝心の1年生の様子ですが、写真のように、楽しそうに玉入れに参加していました。
(あれっ?写真からは担任の先生も大活躍の感じにみえますが…。)

「引き分けだった。」
「円の中に入っていてずるい。」
「玉入れ楽しかった!」
「またやってみたい!」

という声のように、発達段階を考えても自分がまずは楽しんでいる感じですね。

園児は全部で8人といった人数の差もあるので、本質的な園児との交流というところは、今後の課題ですが、自然な関わりに向けた大きな一歩であったと感じています。

そして、今後は、本校の児童が幼稚園児を招待するような動きになるのではないかな…と推察しています。

子どもにとっての自然な関わりが、今後もめばえていくといいなあと思いました。

そして最後に…幼稚園のみなさま、貴重な機会をご提供いただきありがとうございました。

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みえにくい力(学力)とみえやすい力(学力)をふりかえる ・・・終業式の話

前期終業式における話を一部ご紹介いたします。


<校長からの話>

おはようございます。
今日で前期が終わり、通知表「のびゆく子」を担任の先生から受け取ります。

1年生にとっては、はじめての「のびゆく子」
6年生にとっては、11回目の「のびゆく子」となります。

みなさんには、今日までの学びをふりかえってほしいです。
と、私は簡単に「学びをふりかえる」と言ってしまいましたが、実は学びをふりかえるって、とても難しいことです。
そのようなときに、参考にしてほしい話をします。

少し難しい話をしますが、学んでできるようになったことや、身についていることを「学力(がくりょく)」ということがあります。

わたしは、「学力」には、
「みえやすい力(学力)」★…別紙フリップ と
「みえにくい力(学力)」★…別紙フリップ があると思っています。

例えば、算数の計算ができるようになった。算数のテストで100点とった、などは、みえやすく分かりやすいですよね。
だから、みえやすい力だと思います。

その一方で、私は、一昨日の水曜日、昼の放送「先生紹介」で、放送委員会の5・6年生から、
「下中小学校の子をどう思いますか?」
というインタビューを受けました。
放送を覚えている人いますか?

そのときに、「一人一人がやさしい」ということと併せて、「あいさつをはじめとして、一人一人が自分なりにできることを一生懸命がんばろうとしている」と言いました。

この「一生懸命がんばろうとしている」というのは、点数にはなりにくいですよね。
でも、やってみようという気持ちや、自分のできることに挑戦しているという姿は、とても大事ですし、こちらの「みえにくい力」があると思っています。

「みえやすい力(学力)」も大切ですが、これからの時代、「みえにくい力(学力)」も、ますます必要ではないかと思っています。
下中小の子は、この「みえにくい力(学力)」について感心すること多いです。

例えば、6年生の姿を思い出してみましょう。

この前期から、4年ぶりに「ふれあい班清掃」がはじまりました。
6年生は、1・2年生のときに「ふれあい班清掃」を経験したことがありますが、3年生・4年生・5年生のときには、ふれあい班清掃を経験していません。

それなのに、6年生になって、いきなりの「班長」です。
普通に考えれば、6年生にとっては、自分のことだけでも大変な状況…ですよね。

それでも、1年生や下級生にそうじの仕方をやさしく教えている姿がありましたし、さらに感心したのは、ごみがとりきれていないな…というところを「自分から見つけて」「最後まで」「一生懸命」、そうじをしている6年生の姿を何人もみました。

「最後まで」とか「一生懸命」とか「自分から見つけて」などは、まさに、点数にはあらわれにくい「みえにくい力(学力)」だと思っています。

6年生、モデルがない中で、大変だったよね…。
やっぱり6年生はすごいと思っています。


登校班の班長や副班長のみなさんだってそうです。

・下級生やメンバーにあわせてゆっくり歩いていますよね
・「少し休憩しようか」「危ないよ」と周りの様子を考えて声かけをしていますね

「よく考えて、自分で判断し行動」している姿です。
まさに、みえにくい力です。
そういう意味では、「自分から進んであいさつする」ということもそうかもしれません。

時間の関係で他の学年にはふれられませんが、1年生から6年生まで、本当に下中の子はいいところがたくさんあって、いい学びをしているなあと思っています。

最初にもどりますが、「学びをふりかえる」ときに、ぜひ、「みえやすい力(学力)」だけでなく、「みえにくい力(学力)」についても、どうぞ自信をもってふりかえりをしてみてください。

このあと、2年生代表、4年生代表、そしてわかば級代表の友達からの話がありますので、よくきいて、受け止めて、自分のふりかえりの参考にもしていきましょう。

これで私の話をおわります。


5年生宿泊体験学習 保護者説明会 (10月3日)

11月9日(木)〜10日(金)にかけて、5年生は「足柄ふれあいの村」で1泊の宿泊体験学習を行います。
この日は、そのための保護者説明会でした。

今まで出会ってきた子どもの姿をふりかえっても、仲間との宿泊…ということは楽しみである一方で、実は不安なことや気になることを抱いている子も少なくありません。
おそらく、保護者のみなさまにとっても同じようなことがあるのではないかと推察しています。

このような場をとおして、様々な情報を共有していくことで、子どもを支えていく大人たちみんなが、同じ方向を向いていけたらいいなあ…と考えています。

今後もご不安なことや気になること等ありましたら遠慮なくお知らせください。


<追伸>

説明会終了後に、何人かの保護者の方から、「熱中症が危険だったので7月の開催ではなく11月でよかった」という話をいただき改めてほっとしたところです。
どうもありがとうございます。

次年度計画の参考にさせていただくとともに、改めて、11月の宿泊体験学習について、安全を土台に子どもにとって充実したものとなるよう、担任や担当職員をしっかりと支援していきたいと思いました。

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もうひとつの職員研修 〜互いに率直・気軽に学び合う場の様子〜

9月29日(金)放課後の職員室の様子です。

30分程度の職員研修…が行われましたが、この日の研修は「もうひとつの職員研修」とも呼べるような感じの研修が企画・運営されました。

というのも、教職員は個々が異なった専門分野を学んできていることが多いので、「実は…」というような特技や指導方法などを身に着けている職員も少なくありません。

そんな、知識や技能などを互いに共有し合おう、日ごろの悩みを語り合って解決の糸口を見出していこう…という職員のよびかけで、今回はじめて実現した研修です。

第1回となる今回は、子どもが楽しんで活動できるゲームや活動(難しくいうと…構成的エンカウンター)などを、実際の活動をとおして体験していきました。

そして、今回の講師は、2年生担任と3年生担任の職員が務めていました。

笑いあり、気づきあり…のやっていても見ていても楽しい30分でした。
大人も子どもと同じように、楽しいから学ぼうと思うのかもしれませんね。

放課後にも、職員は多くの業務がありますので、あくまで希望参加型の研修になりますが、今後も定期的に開催されるそうですし、こういった場を、校長としても大事にしていきたいと思っています。

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パワーアップ研修 1年生・国語

小田原市が主催している教員研修のひとつに「パワーアップ研修」があります。

教育実践の工夫改善に積極的に取り組んでいる意欲ある教員に対し、学校訪問による個別的な研修を実施し、一層の指導力向上と教職に対する情熱を高めることをねらいとして行われています。

おおよそ、経験年数3〜10年程度を経過した教員のうち、本人が研修受講を希望していることや、市教育委員会が主催する運営委員会での承認を得ること等、様々な条件を満たした小田原市全体で十数名の教員が受講している研修です。

年間5回程度、市からの研修相談員が来校し、受講者の授業や学級経営を観察し、その後、授業者との対話や指導・助言等をとおして、教員の総合的な資質・能力の向上を図っていきます。

その際、受講者は、自身が課題としていること等を中心に、テーマを個別に設定し、日常的な実践を図りながら、年間を通じて研修を行います。

大変な研修ですが、代々の受講者のヒアリングでも、「自身の成長と併せて、子どもが学びに向かう姿の変容も実感している」ということを多くの教員が残していますので、本年度、1年生の担任が本研修を受講していますが、さらにパワーアップし、子どもに還元されることを期待しています。


※ 9月28日(木)が本年度の第3回の研修日でした。


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金属探知機をつかった運動場の整備

今年の4月に愛知県西尾市の公園で、小学生が地面から出たクギで大けがをする事故がありました。

これを受け、本校でも、児童の夏季休業期間に古いペグなどを除去しながら運動場の点検を行ってきました。

※関連記事 8月9日付け「学校閉庁日8月10日(木)〜16日(水)ほか」

しかしながら、万が一のことがあってはいけない…という体育部担当の職員の意向を受けて、小田原市から大型の金属探知機をレンタルし、体育部担当の職員にて再点検が行われました。

夏至から3か月…。
日が沈むのがはやくなってきた夕暮れ時に、子どもが安全に運動できる環境をつくるために、黙々と作業している姿に頭が下がります。

安全に運動できる環境の中で、子ども一人一人が自分らしく運動に親しむ姿、そして、近いところでは意欲的に運動会に臨んでいる姿を楽しみにしています。

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校内研究・高学年ブロックでの研究 5年生 理科

5年1組における理科の授業の様子です。(9月27日)

この時間は校内研究として、単元『流れる水のはたらきと土地の変化』における、全部で13時間(単元全体で13時間の予定)のうちの2時間目を参観しました。

ただし、今回は、ブロック研究として、全職員ではなく、高学年(5・6学年)の教員を中心とした授業参観でした。
とはいうものの、本校の研究主任をはじめとした他の学年の職員も、隙間時間を見つけては、授業の様子を観るために理科室に来るなど、ともに授業力・指導力を高め合い、延いては子どもたちへ還元していこうという雰囲気を感じる時間でした。

授業ですが、「川の様子」を写した複数枚の写真を比べて、児童一人一人が気づいたことを全員で共有し合う場面でした。

写真のように、黒板いっぱいの気づきが共有されました。
この時間は、たくさんの考えがあることを確認し合うことが中心でしたが、今後、視点ごとにさらに深掘りしていくことや、児童一人一人が抱いた疑問の微妙な相違点を明確にしていくことで、「疑問を解決したい」という思いやこだわりを育む支援を、より大事にしていくとよいと思いました。

いずれにしても、今後、これが土台となって、「流れる水のはたらき」についての疑問や課題を見出していくことや、実験などをとおした追究につながっていくことを願っています。

さて、5年生の様子ですが…
教師や友達の話をよくきき、問題や課題に対する自分の考えをしっかりとノートに記している。友達の意見や考えをよくきき、関心をもって反応している。また、自然な感じで周りの人と関わり合っている。さらに、友達が困っている姿を感じると、さっと席を立って支援するなど、ともに学ぼうという姿を感じました。

こういった姿は、日常的に見られるのですが、この時間も同じでした。
5年生の子どもたちのポテンシャルの高さを感じていますし、今後も楽しみです。


<補足>
通常は、放課後に、参観した職員が集って話し合いをしながら(以下研究協議)、授業を振り返り、翌日からの児童の学びにも活かしていく場があるのですが、諸事情により、研究協議は後日、この時間に撮影した授業動画をとおして、改めて行うこととなりました。

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県の教育指導員による「わかば級」の授業観察 (9月25日)

9月25日の「わかば級」の授業です。


本校のわかば級は、担任に加えて加配の職員が1名配置されています。
その加配された職員について、授業力の向上や脂質・能力の育成を図るために、5月に引き続き、県から教育指導員の来校がありました。(計画的な研修制度のひとつです。)

※関連記事 5月25日付け「県の教育指導員による授業観察」


さて、授業は算数「平均」についての学習でしたが、子どもは、45分間、集中して算数の学習に取り組んでいました。

子どものその姿には頭が下がる思いでいっぱいでした。

冒頭の場面では、実物のチョコレートをつかって、“数をならす”といった算数的な活動を行っていましたが、実際の“もの(本物)”を扱うことで、子どものさらなる意欲につながっていたような感じがしました。

聞くところによると、授業者は、準備段階で、学習指導案をつくることと併せて、支援級を担当している複数の職員にいろいろと相談しながら進めたそうです。

「チョコレートをつかって実物を教具にしてはどうだろう」
「実際に買ってきた」
「子どものやる気が活動につながるといいね」

と、他の職員の支援や助言をいかしながら授業をつくる経験もできたようです。

放課後には、教具でつかったたくさんのチョコレートを周りの職員へ配っていましたが、授業者にとっては、その美味しさもひとしおだったのではないでしょうか。

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経験者研修 6年生・理科「月と太陽」

教職に就くと、経験に応じて専門性を高めるための研修をしていきますが、この日は、6年担任を務めている教諭が授業者として、6年生・理科「月と太陽」の授業場面で、授業力向上のための研修に臨みました。

具体的には、県からの教育指導員が授業を参観・観察し、その後、授業者との対話や授業者への指導・助言等をとおして、授業者の授業力向上を図っていきます。そして、その指導・助言については、翌日からの児童の学びがよりよいものとなるために、理論に加えて実践的なものも多いです。

さて、9月22日(金)2時間目に行われた、6年生理科「月と太陽」の授業ですが、授業者は、児童一人一人のそれまでに見取ってきた学びの状況をふまえ、この時間の児童の反応や姿を予測し、「学習指導案」を作成して、この時間を迎えていました。

一般的には、授業力や指導力の向上は一朝一夕にはいかないものです。しかしながら、日常的に児童一人一人と向き合うことと併せて、このような機会に、自身の授業について徹底的に見つめ、客観的にふりかえる…ということを繰り返しながら高めていってほしいと期待しています。


<追伸1>

この日に来校された県の教育指導員は、本校の前々校長を務められていた方でした。
そのおかげで、授業前には、6年生の子どもたちと、
C「お久しぶりです。」
T「大きくなったね。」
といった関わりもあり、和やかな雰囲気で授業をはじめることができていました。
6年生の子どもたちもうれしそうでした。

本日の指導・助言と併せまして、どうもありがとうございました。


<追伸2>

本校の職員も複数名この授業を参観することができたのですが、授業者は、放課後の時間を見つけて、参観した職員一人一人に声をかけ、助言を求めていました。
「授業力や指導力を高めていきたい」という純粋な思いを感じましたし、こういった姿勢が必ずや子どもたちに還元されていくことでしょう。

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PTA運営委員会 〜納得解をもって同じ方向を歩むために〜

令和5年度第3回PTA運営委員会がありました。
臨時開催が7月にありましたので、実質、本年度4回目となります。

・うっしっしーまつりについて
・検印について
・校帽について
・運動会について
・テント購入について
・ベルマーク委員会の今後について
・校外学習について

など…たくさんの議題や協議したことがありましたが、案件によっては本当に様々な視点からの議論となっていました。

コロナ禍の出口が着実にみえつつあるなか、互いに顔を合わせて協議することの価値、いろいろな人の考えをきくよさなど、いずれにしても有意義な時間でした。

PTA会長をはじめ本部役員のみなさま、そして、各委員会から代表として出席された保護者のみなさま、どうもありがとうございました。

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令和5年度 第1回 橘北地区下中小学校区広域避難所運営委員会

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9月5日(火)タウンセンターこゆるぎにて開催された会議に、本校からは校長と教頭が参加しました。

本地区での参加ははじめてでしたので、まず驚いたのが会議の進行です。
市防災対策課の方も出席はしていましたが、会議の進行も、連合自治会長が広域避難所運営委員会の委員長として執り行われていました。

以前、他地区に赴任していた際に参加した同会議(委員会)では、市防災対策課の職員が、資料準備や当日の進行・運営も行っていたので、本地区では、より地域に移譲されたということなのでしょうか。

いずれにしても、連合自治会長には本校の学校運営員会にも委員としてご参画いただいておりますが、本地域のために様々なことに中心的に取り組まれている姿に頭が下がります。


さて、この日の会議では、4つの基本方針や組織図等の確認がありましたが、特に重大な大規模地震の際には、学校での教育活動が再開するまで何日も要する可能性もあります。改めて、学校としてできることの役割を果たしたいと思いました。

会議では、「このような組織で備えていくものの、いざ災害があったら、自ら考え、臨機応変に対応せざるを得ない」という話がありましたが、時を同じくして聞いた「学校防災アドバイザー」の話(防災訓練・9月4日参照)でも同様のことが出ていましたので、「臨機応変」「自分ごととして考え行動する」というのは重要なキーワードです。

過去の災害時の報道等をみていると、問題のひとつに、『いざ広域避難所が開設されたとき、避難したその時から「受け身」になり、よりよいサービスを求めることに終始してしまい、ひどい時には、運営側を非難することや人を責めるようになってしまう』ということがあります。

もちろん、心身動けるような状況になければ、それは仕方がないのかな…とも思いますが、(そして、私も人のことは言えませんが、)このようなときに、仮に自分が心身動けるような状況なのであれば、「自分にできることは何か考える」「与えられるのを待つのではなくまずは行動する」ことの重要性を強く感じ、自身も実践したいと考えます。

そして、このことは、現在の学校教育で大事にしている、未来に向けて育みたい子どもの姿である、「自ら考え行動する姿」ともつながることから、本校の職員ともこのことを分かち合いながら、日々の教育活動にあたりたいとも思いました。

防災訓練 (9月4日)

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「地震が発生、その後、給食室から火災が発生した」と想定した避難訓練を行いました。

学校だより9月号(こゆるぎニュース)にも記したところですが、今年は関東大震災から100年。
節目をよい機会に、改めて避難訓練をとおして防災について考えることは大切なことです。

写真のように、一人一人が真剣に訓練に臨んでいました。火災を想定していたため、ハンカチを口に当てて避難するような児童の様子もみられました。第1回防災訓練のときには、はじめての訓練で不安いっぱいの様子であった一部の1年生が、今回は落ち着いて対応している姿がみられるなど、訓練を積み重ねていくことの意義も感じました。

教職員も、今回は『火災』でしたので、「連絡通報」「避難誘導」「巡視検索」等といった役割分担ごとに、具体的に確認しながら訓練できたことで、紙面だけでは見出せないことにも気づくことができたようです。

またこの日は、市教育委員会の「学校防災アドバイザー」派遣事業を活用し、静岡県から大学の先生をお招きし、実際に様子をみていただくこととなりました。ちなみに、大学の先生についてですが、学校防災はもとより、学校安全全般を専門とされ、文部科学省の学校安全資料の改訂に係る委員も務められている方です。

大学の先生と市教育委員会防災担当の指導主事が来校され、本日の防災訓練をはじめ、年4回程度実施している訓練やその肝となること等について具体的にご助言いただきました。

一例ですが・・・

〇訓練は「想定」によって動きや対応が全く異なること
〇実際には訓練と同じ「想定」場面の災害と遭遇することは少ないこと
〇基本的な訓練と併せて実際は臨機応変に対応する心構えが肝であること
 (保護者が児童を何日も引き取りできない状況が実際にはある。)
〇“余震”が必ずあるので、少しでもはやく運動場に避難すること
〇防災頭巾をつけるタイミングや校舎内での人数確認や整列等の必要性

他にも多くの具体的な助言がありましたが、いずれにしても、来年度(令和6年度)の防災・防犯訓練の計画に向けてご示唆をいただいたと考えています。児童の動きや引き取り訓練の方法について変更も考えられますので、今後、PTA運営委員会や学校運営協議会等でも相談させていただきながら対応を図ってまいりたいと考えています。

学校に子どもがいるという喜び

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9月1日。
子どもたちにとっては夏季休業が明けて、再び学校がはじまりました。

「おはようございます。」
子どもの声をきくと、こちらまで元気が湧いてきます。

子どもによっては、たくさんの荷物をかかえながら登校していました。
さらに、きょうだいの重い荷物をもってあげている気持ちのよい高学年の姿も目にしました。

久しぶりの再会…って、おそらく多くの子にとって少なからず不安があるものと推察しています。一人一人が、それぞれの思いをもって、この日を迎えたことでしょう。

いずれにしても、教職員一同、学校に子どもがいるという喜びを感じるとともに、まずは、子どもの様子をしっかりと見取りながら、教育活動にあたりたいと考えています。


<追伸>

教職員も久しぶりの子どもたちの登校にあたり、様々な準備をしていました。
子どもの動線を考えて、すべての箇所を清掃していた職員、児童の机をていねいに水拭きしていた職員など、子どもとの再会を大事にするとともに、少しでも過ごしやすい環境をつくろうとしていました。

教室の黒板についても、まるで鏡を思わせるようにていねいに拭いている担任もいれば、メッセージやイラストをかいて心をほぐそうとしている担任もいるなど、いずれにしても、子どもと一番距離の近い担任の思いや工夫を感じましたので、一部を写真でご紹介いたします。

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「ふたつの9月1日」ほか…朝会の話

児童にとって夏季休業明けとなる朝会における、”校長からの話”について一部をご紹介いたします。


<校長からの話>

みなさんおはようございます。
お久しぶりです。
今みなさんはどのような気持ちですか。

「ちょっとどきどきしている」
「不安だったけど、友達や先生に会って少しほっとした」
「友達や先生といっぱい話をしたいな」

みなさん一人一人が、それぞれの思いをもって、この日、今この時を過ごしているかと思います。同じ教室にいる友達でも、みんな違う思いで過ごしているはずです。引き続き、9月からも、相手の気持ちを想像しながら、お互いに、支え合い認め合っていきましょう。

さて、今日は9月1日、2023年の9月1日ですが、
今日は、『ふたつの“9月1日”』を紹介します。


ひとつめの9月1日 「1891年9月1日」です。
今から、132年前の9月1日です。
何があったでしょうか。

わかりやすくいうと、下中小学校ができた日です。
今から132年前、この場所に学校が建てられました。下中小学校の始まりです。132歳ということですね。
だから、9月1日は「開校記念日」になっています。

ちなみに、この写真【学校だより9月号掲載写真】は、100年前くらい様子ですが、木でできた校舎で、外で、朝会をしている様子です。


ふたつめの9月1日 「1923年9月1日」です。
今から、ちょうど100年前の9月1日です。
何があったでしょうか。

「関東大震災」がありました。
「関東大震災ってはじめてきいたかも」という人は、近くの先生に向かって手を挙げてみてください。わからないって大事ですよ。
はい、ありがとうございました。手をおろします。

今から100年前、この小田原でも大きな地震がありました。この地震やその被害などを「関東大震災」といいます。

写真【学校だより9月号掲載写真】は、小田原駅近くの様子ですが、この写真は、関東大震災の前の様子です。きれいな街です。

そして、この写真【学校だより9月号掲載写真】は、関東大震災のあとの、小田原駅近くの様子です。左側で崩れてしまっているのは小田原駅です。
 
このように、被害はとても大きかったのですが、人々の努力によって、街はだんだんと復興していきました。


地震などの自然災害は、いつどこで起こるかわかりません。しかし、私たちは、「防災」ということを意識していくことで、命を守ることや、被害をできるだけ少なくすることができます。

そこで、9月1日は「防災の日」として、みんなで意識していくようになりました。だから、学校でも9月に避難訓練があります。


今日は、ふたつの9月1日について紹介しました。
「学校ができた日」そして「関東大震災と防災の日」です。心のどこかに覚えておいてもらえるとうれしいです。


最後になりますが、みなさん、教室の天井をみてください。
LED照明にかわったことに気づきましたか。そして、体育館でも、トイレを新しくつくる工事をしています。

その裏では、こういった方々【添付写真】や、こういった方々【添付写真】が、この暑い中、みなさんの夏休みの間に工事をしてくださっていました。

毎日、登校や下校のときに、みなさんの安全を見守ってくださっている方もそうですが、みなさんはこうやって支えられています。やはり、心のどこかに覚えておいてもらえるとうれしいです。そして、「おはようございます」とか「いつもありがとうございます」といった感謝の気持ちを伝える行動をしていくと、お互い、さらにうれしい気持ちになりますよ。


それでは、後で紹介がありますが、3人の友達をお迎えして9月がスタートします。一人一人が自分らしく過ごしやすい学校を、お互いに、一緒につくっていきましょう。

これで、私の話はおわります。

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学年いろいろ 夏休み前に そして何より…

7月21日から子どもたちは夏季休業に入りますので、7月18日から7月20日にかけての3日間、特に7月20日は、各学年・学級で、節目として次のようなことが行われていました。

・主として児童の計画によるイベント
・教室・学校や身のまわりをきれいにしよう
・夏休みの過ごし方について(しおり等をもとにした話)
・学習用端末の使い方についての確認

など…

特に、お楽しみ会のようなイベントについては、計画から当日の運営まで、児童の自治的な活動のための機会でもありますので、特別活動という時間を上手につかって取り組んでいるところもありました。

いずれにしても、一人一人がいい節目を迎えられているといいなあ…と思っていました。
(お楽しみ会…楽しそうだったなあ…。)


そして何より、9月1日(金)に全員と笑顔であいさつを交わすことができることを願っています。よい夏休みをお過ごしください。

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昼の放送 PTA会長&放送委員会 7月14日

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給食の時間になると、毎日、昼の放送が流れます。
この日は、放送委員会の5年生児童が担当していましたが、委員会がはじまって数か月が経ちますので、機器等の扱いも慣れたものです。

そしてこの日は、10月に開催する「うっしっしー祭り」に係るポスター等制作募集のよびかけを、PTA会長がする日でもありました。

PTA会長と担当児童との事前打合せや準備等も円滑。和やかな雰囲気のまま本番スタート。写真からも伝わってきそうなくらい息もぴったりです。

5年生の粋な演出&咄嗟の判断により、会長アナウンス前に流れた音楽は「ダースベーダーの登場曲」!?
あまりにも状況に適合していたこともあって、周囲で見ていた誰もが微笑んで(お腹を抱えて…)いました。

「咄嗟の判断」と記しましたが、5年生児童は、本当にその場やPTA会長との事前打合せの状況を踏まえて、自分たちで構成を考え、急遽音楽も変更するために準備をし直すなど、よりよいもの・よりみんなが楽しめそうなものを見出すために、考え行動している姿がありました。
自ら必要性を感じて行動することで学びが深まることを、5年生の姿から感じました。

また、PTA会長の、抑揚ある聴いている人をひきつけるようなアナウンスもあって、みんなが同じ方向をみつめながら「うっしっしー祭り」に向かっているようで、嬉しい気持ちになりました。


<補足…舞台裏>
この日のPTA会長からのよびかけは、本校の教務主任とPTA会長との間で、何度も打合せを行い擦り合わせてからの実施となりました。
特に、この日の放送を聴くことができなかった子にもポスター等制作募集のよびかけが平等に届くよう、紙面等でも併せて広報する等、きめ細かな配慮に頭が下がる思いでした。
一人一人の子を大事にしようとする考え方が本校で浸透していることにも併せて嬉しい気持ちになりました。

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「プールで熱中症ってあるんですね」 〜プールの運営について〜

「プールで熱中症ってあるんですね。」

先日、保護者の方々との会話の中に、このような話がありました。というのも、

「7月7日(金)に千葉市の小学校で、プールの授業を受けたあと、複数の児童がけん怠感や呼吸の苦しさなどを訴え、このうち、6人が病院に搬送されて熱中症と診断された」

という報道が、テレビ・新聞・インターネット等の各種メディアからあったからです。

プールが設置されている多くの学校では、プールの開場や運営にあたり、学校関係者に加えて保護者代表や薬剤師等の専門家も交えた「プール運営委員会」を設置し、実施基準等の確認をしながらプールを運営しています。その際の根拠として、独立行政法人日本スポーツ振興センターが平成31年に発行した「学校屋外プールにおける熱中症対策」といったプール熱中症対策マニュアルなどを活用していきます。

年々暑さが増している実感がありますが、プールで泳いでいても熱中症になる場合があるという理由から、公営プール等でも、暑すぎて屋外プールを中止にする日がみられるようになりました。

その一方で、暑いことを理由に中止にした公営プール等では、「暑いからプールがあるんだろ。楽しみにしてプールに来たのに。暑いなら水を冷やせばいいだろ。〇〇〇(民間プール)ではやってるぞ。」と、基準や規定等を説明しても伝わらず、苦情を伝えられることが少なくないようです。学校には市内他校との情報交換でもこういった苦情や要望等は一切ありませんが、暑いからこそプールを楽しみにしていたのに…という声はどこでもあるようで、本校でも実施基準に則り、暑さ指数31を超えた場合は中止にしていますので、中止を知ってがっかりする児童の姿は十分に感じています。

千葉市の学校においては、「いずれも命に別状はなく帰宅された」ということも添えられていたので安心しました。熱中症対策を施していることが推察されるなかでも、このような全国報道があるくらいですので、改めて、熱中症の危険や対応等について気を引き締めたいと感じるとともに、公教育としての役割や児童の安全を確保する中での教育活動の難しさや葛藤を感じるできごとでした。



<追伸>

本年度、小田原市立小学校の4校では、水泳の授業が民間スクールで行われています。これは、学校の水泳授業やプールのあり方を検討する一環として、小田原市教育委員会主導で行われているものです。なお、4校のうちの数校は、借上げバスでスイミングスクールへ移動しているので移動中の安全や熱中症対策も施されています。

児童にとっては、プロのコーチから質の高い指導を受けられ、また、教員からみても、指導時間の軽減はもとより、プール清掃や水質管理、機械操作、熱中症対策や判断などが必要ないといったメリットの多い事業・施策と認識しています。

プール施設の老朽化への対応や教員の働き方改革にもつながると感じており、実際に今年だけでも、何度も機械が不調で、その都度、体育担当の教員や教頭等が確認するとともに、業者の方や市教委へ連絡し修繕対応を図っていました。

はやく本校でも本事業が実施されることや対象校となることを願うばかりです。

教育長や教育委員等の学校訪問(7月11日) 〜教育委員会について〜

小田原市の教育長や教育委員の方々による学校訪問がありました。

市の教育委員会は、教育長と4名の委員よって構成されています。原則月1回程度の定例会により、教育に関する施策や方針、教科書採択等の審議等を行っています。その他、学校訪問等へ参加することにより、学校現場の声をきいたり、意見交換を行ったりと教育行政の推進のための活動をされており、本日もその一環となります。

なお、一般的に教育委員会というと、教育委員会の事務局のことをさしていることが多く、小田原市も同様に、小田原市教育委員会つまり教育部には3つの課があり、数十名もの事務局職員がいます。

説明が長くなりましたが、今日はそのうちの、教育長と2名の教育委員、そして4名の事務局職員による学校訪問がありました。

ちょうど中休みがはじまるころだったので、養護教諭からの熱中症対策・予防に関する全校放送(中休みは暑さ指数が「危険」になっているので体を動かす運動等は中止といったアナウンス)が流れるなど、このような暑さの中で、学校ではどのような教育活動が行われているのか、直接感じていただけるのはありがたいことです。

ちなみに、写真は1年生の様子ですが、1年生だけでなく、多くの教室に入ったときに、「こんにちは」と子どもたちからの挨拶があり、訪問された方々もうれしそうでした。そして「子どもや先生たちの表情や感じがいいですね」という返しもいただきました。

いずれにしても、児童一人一人が、自分らしく落ち着いて授業に臨んでいる姿にふれてもらえたと感じています。また、個別支援が必要な状況やそのための人の配置の重要性を感じていただけたのではないでしょうか。これからの教育行政や施策に役立てていただくことを願っています。

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校内研究・中学年ブロックでの研究 3年生 国語

3年1組における国語の授業の様子です。(7月5日)

教科書にある教材文「まいごのかぎ」という話について、この時間は主人公の気持ちが変化した「わけ」を考えて話し合いました。

授業ですが、写真にあるように、学習の積み上げとしての掲示物があったことで、子どもにとっては、見える化が図られ、「わけ」を考える際の拠りどころや考えるきっかけとなっているようでした。
そして、グループ活動の際には、一人一人が周りの子の考えを、「ああ、それもいいよね。」とやさしく受け入れている姿が見られるなど、温かい雰囲気を感じました。

また、この時間は、校内研究として、他の教職員も授業を参観していました。ただし、『校内研究全体会6月14日』のときは全教職員でしたが、今回は、ブロック研究として、中学年(3・4学年)の教職員を中心とした授業参観でした。とはいうものの、児童の下校後は、研究協議をとおして教師としての学びを深めていきます。参観した教職員が集まり、真剣に授業と向き合い、見取った子どもの姿や気付き等について、熱心に語り合っていきました。

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学校行事
2/5 朝委員会 | 読み聞かせ(1−4年) | 英語専科
2/6 委員会活動[4] |(6年)児童生徒のSOSの出し方に関する教育9:15〜11:45各教室
2/7 国語タイム29 | あいさつ運動
2/8 情報 | 英語専科 | ICT支援員来校
2/9 算数タイム28 | PTA常置委員会引継ぎ会14:00
2/11 建国記念の日 |

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