なぜ…ふりかえりをするの? 〜冬休み前・朝会の話〜

12月22日(金)冬休み前の朝会(オンラインでの実施)における話を一部ご紹介いたします。


<校長からの話>

おはようございます。明日からは冬休みです。

今から20年前のことです。
「先生、冬休みにぼくのお母さんは入院するだ。だから、冬休みはちょっとこわいんだよね。」
という一人の子がいました。

多くの子は冬休みが楽しみです。
久しぶりに会う人もいるでしょうし、プレゼントやお年玉といった楽しみがある子もいるでしょう。

その一方で、先ほどの子のように、冬休みは「ちょっとこわい」とか「あまり楽しみではないな…」という子が、もしかしたら、みなさんの周りにいるかもしれないな…ということを心の片隅にでも、もっていることがやさしさなのかな…も思っています。


いずれにしても、みなさん一人一人がいろいろな思いをもちながら、明日からの冬休みを迎えます。


その際に、じっくり1年間をふりかえってみてほしいです。


世の中としては、「コロナ感染症が5類となった」とか「大谷選手の活躍」とか「地球沸騰化といわれたくらい熱中症リスクが高い夏だった」などが、重大ニュースとなっていましたが、世の中のことや人のことというよりも、自分自身のこと、自分自身に向き合って、ふりかえりをしてほしいと思っています。


では、ふりかえりって何のためにするのでしょうか。


脳の整理をして、次の行動につなげるためと言われています。

ふりかえりには、こんなことできるようになった・うれしいといった「プラスの内容や考え」もあるでしょうし、よくなかったな・だめだったな…という「マイナスの内容や考え」もあるでしょう。

特に、「マイナスの内容や考え」のふりかえりがある場合には、だめだったな…失敗したな…で止まるのではなく、じゃあ次にどうするか、心新たに、前向きに考えること、そして、何らかの行動を一歩進めてみることも重要と考えます。


そういう意味でも、この年末年始は絶好の機会です。


「忘年会」という言葉をきいたことがあるかもしれませんが、本来の忘年会の考え方としては、こんな自分の考え方はいやだな…ということを、忘れるくらいに、つまり、「マイナスの内容や考え」を忘れ、心新たに前向きに気持ちにしていこうと切り替えるチャンスの場ということのようです。

いずれにしても、年末年始には、心や気持ちをリセットし、大事なことは前を向き、行動につなげるための機会がたくさんありますので、自分の心を整えてみてほしいです。


年明けに行われる書き初めもそのひとつです。

4年生「明るい心」
5年生「新しい風」
6年生「将来の夢」

どれも、先をみつめること、前向きに明るく考えていこうという自分を後押ししてくれそうな字です。


来年、令和6年、2024年が皆さんにとってよりよい年となるように、また、この冬休みが有意義なものとなるよう願っています。

これで話を終わります。

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