3年生 「見えている事柄」から、「見えないこと」を想像してみる
〜3年1組学級通信(5月14日付け発行)から〜
社会科では、下中地域の「南コース」をみんなでまとめました。実際に歩いて南コースを歩いている子どもたちは、自信満々にあったものを話していきます。 「南コースって、工場がすごく多かったよねー」 「干物の工場もあったよ!」 「玉ねぎの畑もたくさんあったよねー」 「ラーメン工場は、いいにおいがしてお腹がすいたよ!」 「ジャクサって書いてあったところの、大きい丸いドームみたいなものが気になるよねー」 などなど。 子どもたちは、実際に見てきたことから、南コースは、大きな工場がたくさんある地域、畑がたくさんある地域とまとめました。 ふと、子どもたちのまとめたノートを見ると、ある子が、 「広い道がいっぱいあった」 と書いていました。 それを私から子どもたちに紹介しました。 すると、子どもたちからは… 「確かに広い道があったねー!」 「多分さー、大きい車が通るからじゃない?」 「大きい車って、工場から出るトラックとかが通るから、道を広く作っているんだと思う!」 「その広い道はさー、工場のトラックだけじゃなく、畑から出てくる軽トラも走っていることがあるよ!バスも通るし!きっといろんな車が走るから、広い道なんだと思う!」 南コースの工場が集まっている地域は、なぜ道幅が広くなっているのかを、子どもたちが、 「実際に見てきたこと(根拠)」 と、 「自分たちが考えたこと」 を結び付けながら話すことができました。 この授業の最後に、私から 「社会科の学習は、実際に見てきたことから、それがなぜそうなっているのか、理由を考える勉強なんだよ!みんな、それができてすごい!」 と褒めました。 子どもたちは 「そっかー」 と、妙に納得をしていました。 少しずつ「物事の背景を考える」という視点が広がっていくよう、学習を積み重ねていきたいと思います。 |
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