5月31日の給食[食のポイント] 米粉パンについてです。 一般的に売られているパンの主な材料は小麦粉です。今日のパンには小麦粉ではなくお米を粉状に加工した“米粉”という粉が使われています。小麦粉で作ったパンに比べて、もっちりとした食感が特徴的です。小麦粉で作ったパンは小麦の良い香りがしますが、米粉で作ったパンも同様にお米の良い香りがします。 5月30日の給食[食のポイント] 青梗菜についてです。 青梗菜は中国生まれの野菜です。野菜の中でも特に“カロテン”という栄養素が多く含まれているので、“緑黄色野菜”に分類されます。カロテンは体の中で必要なだけビタミンAに変換され使われます。ビタミンAは皮ふや眼の粘膜などを健康に保つはたらきをする、大切な栄養素です。他にも人参やかぼちゃ、ピーマンなどにも多く含まれています。 5月29日の給食[食のポイント] 日向夏みかんについてです。 日向夏みかんは、一般的に“日向夏”と呼ばれ売られている柑橘類です。“ゆず”という柑橘類が突然変異を起こし誕生したものだと言われています。日向夏以外に、“ニューサマーオレンジ”、“小夏”などとも呼ばれます。味はみかんやオレンジよりもグレープフルーツやレモンに近い味がします。旬は12月〜5月の今の時期です。 5月28日の給食[食のポイント] 鰯についてです。 今日のつみれ汁の鰯は、相模湾で獲れた鰯を使っています。鰯や鯵、鯖などの“青魚”と呼ばれる魚には、“DHA”や“EPA”という物質が多く含まれます。DHAは“ドコサヘキサエン酸”、EPAは“エイコサペンタエン酸”と言います。DHAは脳の神経の発達に、EPAは血液をサラサラにする効果があると言われています。 5月25日の給食[食のポイント] ちゃんぽん麺についてです。 “ちゃんぽん”という言葉は“様々なものを混ぜる”と言う意味です。今日のちゃんぽん麺にも、肉やいか、卵、野菜などさまざまな食材が入っています。食べ物にはそれぞれ特有の“うまみ”があり、それらが合わさるとより美味しい味になります。日本では長崎県のちゃんぽん麺が有名ですが、他に沖縄県や福岡県、秋田県など、全国各地にそれぞれのちゃんぽん麺があるようです。 5月24日の給食[食のポイント] ごまについてです。 ごまには“ビタミンE”という栄養素が多く含まれています。私たちがストレスを受けたりすると“活性酸素”という物質が体の中に溜まります。この活性酸素があまりに多く溜まってしまうとガンなどの病気を引き起こします。ビタミンEはこの活性酸素を消し、ガンなどの病気から体を守るはたらきをしてくれます。 5月23日の給食[食のポイント] たけのこについてです。 たけのこは春が旬の食べ物です。たけのこは竹という植物の軟らかい芽の部分です。日本でおもに食べられているたけのこは“孟宗竹”という種類のものがほとんどです。たけのこはほとんどが収穫後直ぐにゆでて加工されます。ラーメンの上にのっている“メンマ”もこのたけのこを加工して作られる食べ物です。 5月22日の給食[食のポイント] チャプチェについてです。 チャプチェは春雨を炒めた韓国料理です。春雨はじゃがいもやさつまいも、緑豆などのデンプン質からできています。今日のチェプチェには肉や野菜、春雨のほかに、切干大根も入れました。切干大根は大根を干して作られる食べ物です。生の大根よりも旨み、栄養価ともに多いです。特に骨を作るカルシウム、血の材料になる鉄分が多く含まれます。 5月21日の給食[食のポイント] 薩摩汁についてです。 薩摩汁は鶏肉や豚肉の入った味噌味の汁物のことを言います。“薩摩”とは現在の鹿児島県あたりの地名のことを言います。この薩摩地方の郷土料理であることから、この名前がつきました。一緒に入っている“さつまいも”も琉球(現在の沖縄県)から薩摩地方を通って日本に伝わったことからこの名前がつきました。きょうは“薩摩”づくしの汁物です。 5月18日の給食[食のポイント] わかめについてです。 わかめは海藻の一種です。海藻には“ヨウ素”というミネラルが多く含まれています。このヨウ素は身長を伸ばしたり体を成長させる”成長ホルモン”という物質の材料になります。成長期には特に摂ってほしい栄養素のひとつです。ひじきや昆布、あおのりなど、海藻類全般に多く含まれています。 5月17日の給食[食のポイント] タンドリーチキンについてです。 タンドリーチキンはさまざまな香辛料とヨーグルトで鶏肉を漬け込み、焼いたインド料理です。タンドールというインドの伝統的な壷のような形をした釜で焼き上げるのでこの名前がつきました。カレーのお供で有名なナンも、このタンドールで作られます。本場のタンドリーチキンは、骨付きの鶏肉が使われます。骨なしのものは“チキンティッカ”と呼ばれるそうです。 5月16日の給食[食のポイント] 回鍋肉についてです。 回鍋肉は中華料理の一種です。日本では薄切りにした豚肉とざく切りのキャベツを味噌味で炒めた料理のイメージが強いですが、本場の四川では皮付きのかたまり肉を茹でて使い、野菜は“ソンミョウ”というにんにくの芽に似たものを使います。味付けも豆板醤を使い、日本のものより辛い味がします。 5月15日の給食[食のポイント] セミノールについてです。 セミノールはかんきつ類の一種で、みかんに似た色と形をしています。味は酸味と甘味が強く、水分が多くてジューシーな味わいです。セミノールと言う名前は、アメリカの“セミノール湖”という湖からきています。かんきつ類に多く含まれる酸っぱい成分“クエン酸”は、疲れた体を回復させる働きがあります。 5月14日の給食[食のポイント] りんごについてです。 今日の焼肉丼にはすりおろしたりんごが使われています。玉葱や牛乳、パイナップルなどに肉や魚を漬け込むとやわらかくおいしくなると言われています。これは、それらに含まれている酵素や酸が肉や魚のたんぱく質を分解し、アミノ酸といううま味物質に変えてくれるからです。りんごには“リンゴ酸”という成分が含まれています。 5月11日の給食[食のポイント] なるとについてです。 なるとは、練り製品の一種で、竹輪やかまぼこの仲間です。名前の由来は、徳島県と兵庫県の間にある鳴門海峡の渦潮に模様が似ていることからきました。なるとは、富山県などで有名な“巻きかまぼこ”という二色のかまぼこを巻いたものが始まりとされています。地域によっては、外側が赤く白い渦巻き模様のもの、竹炭を使った黒いものなどがあります。 5月10日の給食[食のポイント] 黒パンについてです。 黒パンの黒い色は、“黒糖”という砂糖を使っているからです。黒糖はサトウキビという原料になる植物の搾り汁を加熱し、水分を蒸発させてできるものです。白い砂糖に比べてカルシウムや鉄分などさまざまなミネラルが多く含まれています。色が黒いのは、“糖蜜”というものが含まれているからです。 5月9日の給食[食のポイント] 厚揚げについてです。 厚揚げは、豆腐を揚げて作られる食品です。油揚げのように中まで揚げないので、“生揚げ”とも呼ばれます。豆腐に比べて煮崩れしにくく、揚げてあるのでボリュームも出ます。近年ではベジタリアンやヴィーガンと言ってお肉を食べない人たちの中で、貴重なたんぱく源として色々な国で食べられています。 5月8日の給食[食のポイント] ちゃんこ汁についてです。 ちゃんこ、という言葉は、相撲部屋で食べられる料理のことを言います。相撲部屋では料理当番のことを“ちゃんこ番”と呼ぶそうです。“ちゃん”は父・親方を、“こ”は子・弟子のことを指すという説があります。肉や魚、野菜などがバランスよく入っており、これひとつでさまざまな栄養素を摂ることができます。 5月7日の給食[食のポイント] ひじきについてです。 ひじきは海藻の一種でわかめや昆布と同じように海の中に生えている植物です。海藻はみんな黒っぽい色をしているというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、よーく見ると、大きく3つの色に分けることができます。緑色の色素をもつものは青海苔など、紅色のしきそをもつものは天草という寒天の原料になる海藻など、そしてひじきやわかめ、昆布などは褐色の色素を持っています。 5月2日の給食[食のポイント] 端午の節句についてです。 端午の節句と言うのは、5月5日のこどもの日のことを言います。日本では五節句と言って一年の節目節目に豊作祈願や健康祈願、無病息災などさまざまな祈りごとをする行事があり、その一つがこの端午の節句です。柏餅に使われている柏の葉は、神様が宿る木であるとされていること、新しい葉が出るまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄を願って使われています。 |
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