6月15日の給食[食のポイント] 木の葉揚げについてです。 木の葉揚げは、枯れ葉をイメージした葉っぱの形をしたさつま揚げです。さつま揚げはかまぼこや竹輪などの仲間の練り製品で、海の恵みが豊かな小田原市の特産品でもあります。練り製品に使われる魚はタイやタラ、グチなどの白身魚が一般的です。さつま揚げは蒸したかまぼこを揚げるので、練り製品特有の“キュッ”とした食感がより強く感じられます。 6月14日の給食[食のポイント] ポトフについてです。 ポトフはフランスの家庭料理の一種です。ポトフの“ポト(ポット)”は“鍋”や“つぼ”を意味し、“フ”は“火”を意味します。よって“火にかけた鍋”という意味になります。大きな鍋で長時間煮込んで食材を軟らかくして食べる料理なので、お肉や野菜は大き目か、まるごとの状態で煮込むことが多いのが特徴です。 6月13日の給食[食のポイント] ハヤシライスについてです。 富士見小学校のハヤシライスは、いつも給食室の調理員さんがごろごろとした角切りのお肉を、丁寧に長い時間煮込んでとろとろにして美味しく作ってくださっています。お肉が硬くて筋っぽいのは“筋繊維”というたんぱく質があるからなのですが、この筋繊維は長時間煮込むことで、軟らかくとろとろとした食感に変化します。ひと手間が、料理をとても美味しくします。 6月12日の給食[食のポイント] 韓国風肉じゃがについてです。 今日の韓国風肉じゃがは、“豆板醤”と“コチジャン”という2つの調味料を使いました。豆板醤はおもに中華料理でよく使われる、そらまめを発酵して作られる辛い味の調味料です。一方コチジャンは朝鮮半島で生まれた調味料で、唐辛子の入った味噌味の甘辛い調味料です。これらの調味料は、日本の唐辛子やわさびとは少し違った味を楽しむことができます。 6月11日の給食[食のポイント] オイスターソースについてです。 今日のそぼろ丼には、“オイスターソース”という名前の調味料が使われています。“オイスター”というのは貝の牡蠣のことで、そのの旨みが凝縮されています。中華料理には欠かせない調味料の一種ですが、和食などでも使うことができます。牡蠣やホタテなどの貝類には、“コハク酸”という旨味成分が多く含まれています。 6月8日の給食[食のポイント] カムカムについてです。 カムカムというのは果物の種類のひとつです。アマゾン川流域や熱帯雨林のある地方で採れます。風邪予防やケガをはやく治すはたらきのある“ビタミンC”という栄養素が、アセロラの2倍、レモンの60倍もあります。日本では生の状態ではほとんど流通せず、ジュースなどの加工品にして食べられています。 6月7日の給食[食のポイント] 湘南ゴールドについてです。 湘南ゴールドは、神奈川県が開発した柑橘類の一種です。みかんよりも一回りほど小さな大きさで、レモンのような薄い黄色をしています。味もさわやかな甘さで、とても食べやすいです。柑橘類の“酸っぱい”成分はおもに“クエン酸”という種類の酸です。疲れをとったり、食中毒の原因になる菌をやっつけたりしてくれます。 6月6日の給食[食のポイント] こんにゃくについてです。 こんにゃくは、“こんにゃくいも”という芋を加工してできる食べ物です。いもはごはんやパンと同じようにエネルギー源になる栄養素が多く含まれる食べ物ですが、こんにゃくにはその栄養素はほとんどなく、代わりに“食物繊維”といっておなかの調子を整えたり、生活習慣病を予防したりする栄養素がたくさん入っています。しっかりした食感なので、よく噛んで食べることが大切です。 6月5日の給食[食のポイント] 鯵についてです。 小田原に面している相模湾では、四季折々さまざまな魚や海産物が獲れます。その中でも、夏によく獲れる鯵はとても有名です。鯵や鯖などの“青魚”と呼ばれる魚には、生活習慣病を予防する栄養素がたくさん入っています。今日は三枚に卸した鯵をカラッと揚げて、たれをかけました。小骨もよく噛んで食べると、骨の材料になるカルシウムもたくさん摂ることができます。 6月4日の給食[食のポイント] 歯と口の健康習慣についてです。 6月4日〜8日は“歯と口の健康習慣”です。6と4でむし歯予防という意味です。むし歯予防には“唾液”がとても重要です。唾液はむし歯菌が増えるのを防ぐ作用があります。その唾液をいっぱい出せるように、今週は噛みごたえのある食材を使った“かみかみメニュー”にしました。今日のかき揚げにはごぼうやにんじん、いんげん、大豆などの噛みごたえのある食材が入っています。 6月1日の給食[食のポイント] ナポリタンについてです。 ナポリタンはスパゲッティを玉ねぎやピーマンなどの食材と一緒にケチャップで炒めた日本生まれの洋食です。第二次世界大戦後、アメリカ軍の兵士が食べていたトマト味の具なしのスパゲッティを、横浜のあるホテルの料理長がアレンジして誕生しました。“ナポリタン”という名前は、イタリアのナポリ地方という場所でトマト味のスパゲッティが主流だったことから名づけられたそうです。 5月31日の給食[食のポイント] 米粉パンについてです。 一般的に売られているパンの主な材料は小麦粉です。今日のパンには小麦粉ではなくお米を粉状に加工した“米粉”という粉が使われています。小麦粉で作ったパンに比べて、もっちりとした食感が特徴的です。小麦粉で作ったパンは小麦の良い香りがしますが、米粉で作ったパンも同様にお米の良い香りがします。 5月30日の給食[食のポイント] 青梗菜についてです。 青梗菜は中国生まれの野菜です。野菜の中でも特に“カロテン”という栄養素が多く含まれているので、“緑黄色野菜”に分類されます。カロテンは体の中で必要なだけビタミンAに変換され使われます。ビタミンAは皮ふや眼の粘膜などを健康に保つはたらきをする、大切な栄養素です。他にも人参やかぼちゃ、ピーマンなどにも多く含まれています。 5月29日の給食[食のポイント] 日向夏みかんについてです。 日向夏みかんは、一般的に“日向夏”と呼ばれ売られている柑橘類です。“ゆず”という柑橘類が突然変異を起こし誕生したものだと言われています。日向夏以外に、“ニューサマーオレンジ”、“小夏”などとも呼ばれます。味はみかんやオレンジよりもグレープフルーツやレモンに近い味がします。旬は12月〜5月の今の時期です。 5月28日の給食[食のポイント] 鰯についてです。 今日のつみれ汁の鰯は、相模湾で獲れた鰯を使っています。鰯や鯵、鯖などの“青魚”と呼ばれる魚には、“DHA”や“EPA”という物質が多く含まれます。DHAは“ドコサヘキサエン酸”、EPAは“エイコサペンタエン酸”と言います。DHAは脳の神経の発達に、EPAは血液をサラサラにする効果があると言われています。 5月25日の給食[食のポイント] ちゃんぽん麺についてです。 “ちゃんぽん”という言葉は“様々なものを混ぜる”と言う意味です。今日のちゃんぽん麺にも、肉やいか、卵、野菜などさまざまな食材が入っています。食べ物にはそれぞれ特有の“うまみ”があり、それらが合わさるとより美味しい味になります。日本では長崎県のちゃんぽん麺が有名ですが、他に沖縄県や福岡県、秋田県など、全国各地にそれぞれのちゃんぽん麺があるようです。 5月24日の給食[食のポイント] ごまについてです。 ごまには“ビタミンE”という栄養素が多く含まれています。私たちがストレスを受けたりすると“活性酸素”という物質が体の中に溜まります。この活性酸素があまりに多く溜まってしまうとガンなどの病気を引き起こします。ビタミンEはこの活性酸素を消し、ガンなどの病気から体を守るはたらきをしてくれます。 5月23日の給食[食のポイント] たけのこについてです。 たけのこは春が旬の食べ物です。たけのこは竹という植物の軟らかい芽の部分です。日本でおもに食べられているたけのこは“孟宗竹”という種類のものがほとんどです。たけのこはほとんどが収穫後直ぐにゆでて加工されます。ラーメンの上にのっている“メンマ”もこのたけのこを加工して作られる食べ物です。 5月22日の給食[食のポイント] チャプチェについてです。 チャプチェは春雨を炒めた韓国料理です。春雨はじゃがいもやさつまいも、緑豆などのデンプン質からできています。今日のチェプチェには肉や野菜、春雨のほかに、切干大根も入れました。切干大根は大根を干して作られる食べ物です。生の大根よりも旨み、栄養価ともに多いです。特に骨を作るカルシウム、血の材料になる鉄分が多く含まれます。 5月21日の給食[食のポイント] 薩摩汁についてです。 薩摩汁は鶏肉や豚肉の入った味噌味の汁物のことを言います。“薩摩”とは現在の鹿児島県あたりの地名のことを言います。この薩摩地方の郷土料理であることから、この名前がつきました。一緒に入っている“さつまいも”も琉球(現在の沖縄県)から薩摩地方を通って日本に伝わったことからこの名前がつきました。きょうは“薩摩”づくしの汁物です。 |
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