5月26日の給食[食のポイント] アスパラについてです。 アスパラは、正式には「アスパラガス」という名前です。3月から6月が旬の食べ物です。アスパラにはグリーンとホワイトの2つの種類があります。グリーンアスパラは日の光を浴びて育ち、ホワイトアスパラは土の中で成長します。アスパラには「アスパラギン酸」というアミノ酸がたくさん入っています。これは疲れをとって身体の調子を良くする働きをします。 5月25日の給食[食のポイント] ささみについてです。 ささみというのは、鶏肉の部位の名前の1つです。から揚げやシチューで使われることが多い「もも肉」に比べて脂肪分が少なく、筋肉をつくる「たんぱく質」という栄養素がたくさん入っています。そのため、筋肉が必要なスポーツ選手や、成長期の人には積極的に食べてほしい食品のひとつです。フライでささみと一緒に入っているチーズにも、たんぱく質はたくさん入っています。 5月24日の給食[食のポイント] いかについてです。 よく、「たこには脚が8本、いかには脚が10本ある」と言われます。しかし、実はいかの脚は8本で、残りの2本はえさを獲るための「触腕」という腕だそうです。いかをよく見てみると、少し脚より長いものがあります。これが「触腕」です。いかやたこには「タウリン」という栄養素が多く含まれています。タウリンはコレステロールという成分の値を下げて、生活習慣病にかかるのを予防します。 5月23日の給食[食のポイント] カレーライスについてです。 カレーはもともとインドで生まれた料理ですが、「洋食」といってヨーロッパやアメリカなどから伝わった料理として扱われることが多いです。それは、カレーがインドからではなくイギリスという国から日本に伝わったからです。インドのカレーがイギリスに伝わり、そこで小麦粉でとろみのついた状態に変化し、それが日本に伝わり今のようなカレーライスになりました。 5月22日の給食[食のポイント] ひじきについてです。 ひじきは、海藻の一種で、春が旬の食べ物です。カルシウムや鉄分などの成長期に特に重要な栄養素がたくさん入っている食品の1つです。ひじきは漢字で書くと鹿の尻尾の野菜と書きます。(鹿尾菜)これは、ひじきの芽の部分が鹿のしっぽに似て短いからだと言われています。 5月19日の給食[食のポイント] ちくわについてです。 小田原市は、相模湾の恵みで春夏秋冬と季節によってさまざまな種類の魚介類が獲れます。昔は、今のように冷凍することができなかったので、獲った魚をできるだけ長く美味しく食べるために、「練り製品」という食べ物が生まれました。練り製品は、ちくわの他に今日のうどんに入っているなると、はんぺんやさつま揚げなどがあります。 5月18日の給食[食のポイント] 甘夏についてです。 甘夏は柑橘類の一種で、夏みかんの仲間です。3月から5月に旬を迎えます。夏みかんの酸っぱい味は「クエン酸」という成分で、レモンが酸っぱいのと同じ味です。この「クエン酸」は疲れた身体を元気にする働きがあります。また、おなかの調子を整える「ペクチン」という成分も夏みかんには入っています。 5月17日の給食[食のポイント] 青梗菜についてです。 青梗菜は、野菜の中でも「緑黄色野菜」という種類に入る野菜です。緑黄色野菜とは、漢字で「緑と黄色」の野菜と書きますが、実際にはトマトなど赤い色の野菜も緑黄色野菜に含まれます。緑黄色野菜の特徴は、「カロテン」という栄養素が多く含まれていることです。この栄養素は、皮ふや目の粘膜を丈夫に保ったり風邪や病気から身体を守る「免疫力」という力を強くさせます。 5月16日の給食[食のポイント] 鰹についてです。 鰹は、初夏と秋の年2回の旬がある食べ物です。今の時期は「初鰹」と呼ばれます。山口素堂という俳人の作品に「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」と句があります。「目には新緑の青葉が映り、耳には山にいるほととぎすのさえずりが聞こえ、口には初鰹の味が広がるものだなあ」という意味で、初夏の情景を詠っています。今日はその初鰹を、ねぎと生姜の薬味ソースをかけたから揚げにしました。 5月15日の給食[食のポイント] ビビンパについてです。 ビビンパは、韓国の混ぜごはんの一種です。野菜を茹でて味付けしたナムルや肉、卵などをごはんとよく混ぜて食べます。「コチュジャン」という辛い味の味噌が味の特徴です。ナムルにはもやしを使うことが多いです。もやしは豆などの植物の芽を食べる野菜です。ビタミンCという風邪や病気から身体を守る栄養素がたくさん入っています。 5月12日の給食[食のポイント] 広東麺についてです。 広東麺の「広東」とは、中国の地名の1つです。中国は日本の約25倍もの広さがあり、そのためその地域によって採れる作物や気候、文化が異なります。寒い地方では麻婆豆腐などの辛い料理が発達し、海の近くでは魚や貝などの魚介類を多く使った料理が作られました。広東地方で生まれた料理は、日本人に食べやすい料理が多いのが特徴です。今日の広東麺以外にも、酢豚やかに玉、シュウマイ、ワンタン麺などがあります。 5月11日の給食[食のポイント] コロッケについてです。 コロッケはフランスの「クロケット」という料理がもとになっている食べ物です。コロッケにはじゃがいもがたくさん使われています。じゃがいもにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。今日のコロッケのようにつぶしたり、ほくほくした食感を楽しんだりしたいときには「男爵芋」という品種がおすすめです。肉じゃがやカレーなどの煮込み料理をするとき、煮崩れないで形を残したいときには「メークイン」という品種がおすすめです。 5月10日の給食[食のポイント] 深川飯についてです。 深川飯は、あさりなどの貝類の入ったごはんのことを言います。今日のようにごはんにかけるものや、炊き込みごはんになっているものなどさまざまな種類があります。名前の由来は、東京都の深川とい地域で作られ始めたからだそうです。当時はたくさん獲れた「アオヤギ」という貝を使っていたそうですが、現在ではあさりを使うことが多いです。あさりは3月〜5月の今の時期が旬の食べ物です。あさりには、食べ物の味を感じるのに必要な「亜鉛」という栄養素がたくさん入っています。 5月9日の給食[食のポイント] にんにくについてです。 にんにくは、梅雨から夏にかけて、これからが旬を迎える食べ物です。焼肉や餃子、ぺペロンチーノなどさまざまな料理に入っていることが多い野菜です。にんにくと言えば強いにおいがありますが、これは「アリシン」という成分です。この「アリシン」は「殺菌作用」という食中毒などの悪い菌をやっつける働きや、疲れをとる働きなどがあります。「アリシン」のにおいは、お肉や魚などと一緒に食べたり、食後に牛乳を飲んだりりんごを食べたりすることによって消すことができます。 5月8日の給食[食のポイント] たけのこについてです。 たけのこは春から夏の始まりまでが旬の食べ物です。七夕飾りを飾る「竹」という植物の新芽がたけのこです。 竹は芽が出てから10日ほどで成長しきってしまう、大きくなるのがとてもはやい植物です。そのため、たけのこは1日でも見逃すと採れなくなってしまう、とても貴重な食べ物です。疲れをとる「アスパラギン酸」という成分や、昆布から出るお出汁と同じ「グルタミン酸」といううまみ成分がたくさん入っています。 5月2日の給食[食のポイント] 端午の節句についてです。 今日はこどもの日献立です。5月5日はこどもの日ですが、この日のことを正式には「端午の節句」と言います。「端午」とは中国で「月初めの午の日」という意味があり、もともとは悪日でした。そこで、悪いことから身を守るために、菖蒲や蓬を使っていて、それが日本に伝わって、菖蒲湯というお風呂に入る習慣ができました。この日には、ちまきや柏餅を食べます。柏の葉は、新芽が出てから成長するまで古い葉が落ちないことから、子どもが成長するまで親が元気でいられるという意味をもつそうです。 5月1日の給食[食のポイント] チャプチェについてです。 チャプチェは、韓国料理の1つで、春雨と野菜や肉を炒めたものです。今日のようにごはんの上にチャプチェをのせた料理は、韓国語で「チャプチェパプ」と呼ばれ、よく食べられている食べ方です。今日は春雨や野菜のほかに、切干大根を入れました。切干大根は大根を細く切って茹で、干して作られる食べ物です。大根の美味しさがギュッと詰まっているだけではなく、食物繊維というおなかの調子を整える成分や、骨を作るもとになるカルシウムという栄養素などがたくさん入っています。 4月27日の給食[食のポイント] ヨーグルトについてです。 ヨーグルトは、牛乳を「乳酸発酵」と言って乳酸菌を使って発酵させて作られる食べ物です。乳酸菌には数千もの種類があり、それぞれが違う働きをします。おなかの調子を整えるものや、免疫力といって体を病気などから守る力を強める菌、花粉症やアトピーに効果のある菌、胃がんの原因になるピロリ菌をやっつける菌、など、種類によって特徴があります。 4月26日の給食[食のポイント] 油揚げについてです。 油揚げを使った料理は、お稲荷さん、きつねうどん、など「きつね」と表現されることが多いです。これは、インドのきつねの神様の大好物がねずみのフライであり、それをお供えしていたものが始まりでした。それが日本に伝わった時に、大豆でできた豆腐を揚げた油揚げをきつねの神様のお供えにしたことから、今でも油揚げを使った料理は「きつね」と表現することが多いです。 4月25日の給食[食のポイント] 大豆についてです。 大豆は「畑の肉」と呼ばれるくらい、筋肉や血液、髪や爪などの体の組織の材料になる「たんぱく質」という栄養素がたくさん入っている食べ物です。大豆には肉や魚には含まれない「食物繊維」と言っておなかの調子を整えたり、脂肪の吸収を少なくする成分も入っています。今日のカレーには大豆を挽肉状に加工した「大豆ミート」という食材が入っています。 |
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