1月19日の給食[食のポイント] おでんについてです。 「おでん」の始まりは、豆腐に味噌を塗って焼いた「豆腐田楽」です。この「田楽」から「おでん」という名前がつきました。今日のおでんに入っている食材は、すじぼこ、たこ天、さといも、にんじん、だいこん、こんにゃくです。すじぼこは、魚の骨も皮も丸ごとすりつぶして作られた練り物です。食材を捨てる部分が少ないので環境にやさしく、またすりつぶした骨から成長期に大切なカルシウムも多く摂ることができます。今日はカレー味のおでんにしてみました。 1月18日の給食[食のポイント] ペンネについてです。 「パスタ」とは、イタリア語で「麺類」という意味を表す言葉です。日本では、スパゲッティ生地のものを総称して「パスタ」と呼ぶことが多いです。パスタには、細長い形をした「スパゲッティ」、平べったく大きな「ラザニア」、今日の「ペンネ」など形によってさまざまな名前があります。「ペンネ」は形が万年筆のペン先に似ているので名づけられました。他にも、貝の形をした「シェル」、リボンや蝶々に似た形をした「ファルファッレ」などがあります。 1月17日の給食[食のポイント] 根菜についてです。 根菜は漢字で「根っこの野菜」と書きます。文字通り、植物の根っこを食べる野菜のことを言います。今日の味噌汁に入っている根菜は、ごぼう、だいこんです。今日は、生のだいこんときりぼしだいこんが入っています。きりぼしだいこんは大根を切ってゆでてから干して乾燥させたものです。根菜には身体を温める作用があるので、冬など身体の冷えやすい時期には積極的に摂りたい食べ物のひとつです。 1月16日の給食[食のポイント] みかんについてです。 今日の給食で出ているみかんは、小田原有機の里づくり協議会という団体からみなさんのために無償で提供していただいたものです。みかんやグレープフルーツなどの柑橘類という果物の酸っぱい成分は「クエン酸」という成分です。クエン酸には、疲れた身体を元気にする効果や、血液をサラサラにして生活習慣病から身体を守る効果があります。酸っぱい味にはクエン酸のほかにも、お酢に含まれる「酢酸」などさまざまな種類があります。 1月13日の給食[食のポイント] 小正月についてです。 昔は、1月1日の元旦から1月14日までを「大正月」1月15日から1月31日までを「小正月」と呼んでいました。「大正月」は神様を迎える行事が多いですが、「小正月」は食べ物がたくさん採れるよう祈るなど、農業や家庭的な行事が中心に行われます。15日の朝ごはんには、厄除けとして小豆粥を食べる習慣があるため、今日は金時豆を炊きました。小豆や金時豆など赤い色の豆には、悪いものから身を守る効果があると信じられています。 1月12日の給食[食のポイント] 鏡開きについてです。 鏡開きとは、お正月に神様や仏様に供えた「鏡餅」を下げて食べる、日本の伝統行事のひとつです。神様や仏様に感謝し、またその供えられたものである「鏡餅」を食べることで、1年間、病気になったり災いにあったりしないようお祈りをします。このお餅はお汁粉やお雑煮にして食べられることが多く、今日は白玉団子を「鏡餅」に見立ててお雑煮にしました。 1月11日の給食[食のポイント] カリフラワーについてです。 今日のシチューに入っている冬野菜は、にんじん、玉ねぎ、かぶ、はくさい、カリフラワーです。カリフラワーは、ブロッコリーが突然変異してできた野菜と言われています。風邪予防やきれいなお肌作りに欠かせない「ビタミンC」という栄養素がたくさん入っています。ビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、カリフラワーはゆでてもレモンより多くのビタミンCを摂ることができます。 12月21日の給食アイスクリーム [食のポイント] レーズンについてです。 レーズンはぶどうを乾燥させた食べ物です。乾燥させることにより生のぶどうより栄養素がギュッと濃縮されます。カルシウム、マグネシウム、鉄分、食物繊維が多く含まれています。特に、カルシウムとマグネシウムの含まれている量の比率のバランスが良いです。カルシウムが一番骨として定着しやすい2:1の割合で含まれているので、成長期には特に食べてほしい食材のひとつです。 12月20日の給食[食のポイント] イカについてです。 イカには「タウリン」という栄養素が豊富に含まれています。タウリンはコレステロールという物質の代謝を促進することで、血液をサラサラにし、生活習慣病などを予防する働きがあります。また、イカ自身は低カロリー・低脂肪でたんぱく質が多く含まれているので、スポーツ選手など筋肉をつける必要がある人にも好まれる食材のひとつです。 12月19日の給食[食のポイント] 鮭についてです。 鮭のきれいなオレンジ色は、「アスタキサンチン」という抗酸化物質です。抗酸化物質というのは、ガンなどの病気のもとになる活性酸素から身体を守ってくれるもので、ほかにもブルーベリーなど紫色の食べ物に含まれている「アントシアニン」なども抗酸化物質のひとつです。鮭と同じ「アスタキサンチン」は、ほかにエビやカニなどにも多く含まれています。 12月16日の給食[食のポイント] もやしについてです。 もやしは、植物、主に豆類の種子を水に漬けて暗い部屋で発芽させた野菜のことを言います。一般的に売られているもやしは「緑豆」という豆を発芽させたものですが、ほかにも大豆から発芽した「大豆もやし」、アルファルファという豆を発芽させた「アルファルファもやし」など、さまざまな種類があります。もやしにはビタミンCを筆頭に多くの栄養素が含まれています。 12月15日の給食[食のポイント] 大根についてです。 大根は90%以上が水分でできている野菜ですが、さまざまな消化酵素やビタミン・ミネラルにも富んだ、風邪の流行る今の時期にぴったりな食べ物です。おでんや鍋物、味噌汁などで食べると身体を温める作用があり、生でサラダや大根おろしなどにして食べると、消化吸収が良くしたり、殺菌作用をもたらしたりしてくれます。 12月14日の給食[食のポイント] ラビオリについてです。 ラビオリはイタリアで誕生した料理で、小麦粉で作ったパスタ生地を薄くのばしたものの間に、挽肉やみじん切りにした野菜などを包んだもののことを言います。ゆでたり、スープに入れたり、今日のようにソースに絡めたり色々な食べ方があります。ソースは今日のカレー味以外にも、トマトソースやクリームソースなどさまざまなソースと相性が良いです。 12月13日の給食[食のポイント] ビビンバについてです。 ビビンバは韓国料理の一種で、ナムルや肉、卵などをごま油やコチュジャンで和えてごはんと混ぜて食べる料理です。韓国では手軽な家庭料理や屋台のメニューとして一般的です。種類も多くあり、ユッケをのせたものやたこや貝など海産物をのせたもの、野菜を多く使ったものがあります。 12月12日の給食[食のポイント] おでんについてです。 小田原は相模湾の恵みで、魚がたくさん獲れます。その魚をより長く、おいしく食べるために、さまざまな加工品が発明されました。おでんの具の練り製品も、その中のひとつです。今日入っている焼き竹輪、さつま揚げ、はんぺんはすべて小田原市で作られています。特にはんぺんは、コンビニなどで売られている山芋の入ったはんぺんではなく、魚のみのしっかりした食感が小田原ならではの特徴です。 12月9日の給食[食のポイント] 八宝菜についてです。 八宝菜は、「五目うま煮」とも呼ばれる中華料理です。中国の浙江省など、黄海という朝鮮半島と中国の間にある海に近い地域で誕生した料理です。漢字で書くと「八つの宝の菜」となりますが、これは「八種類の食材が入っている」と言う意味ではなく「多くの種類の食材が入った」という意味です。 12月8日の給食(デザートリザーブ) [食のポイント] 鯛めしについてです。 小田原のお弁当として有名な鯛めしは、明治40年ころ発明されました。魚を蒸して丁寧に骨取りをしてから調味料で和える、とても手間のかかる料理です。今日の鯛そぼろも、給食室で調理員さんがひとつひとつ一生懸命骨取りをしてくださいました。 12月7日の給食[食のポイント] ホワイトシチューについてです。 ホワイトシチューは、第二次世界大戦後の貧しい中、学校給食で比較的はやい時期に登場したメニューのひとつです。ユニセフから寄付された脱脂粉乳を用い、当時は「白シチュー」と呼ばれていたそうです。日本のもののようにとろみのついたシチューは海外にはあまりないようで、海外ではカレーライスやラーメンと同様、日本の料理として扱われることが多いようです。 12月6日の給食けんちん汁 [食のポイント] けんちん汁についてです。 けんちん汁は、大根やにんじん、ごぼう、さといも、こんにゃくなどをごま油で炒めて昆布や椎茸のだしで煮込んだものがはじまりです。このように材料に動物性の食材を使わず、植物性のものだけを使った料理を「精進料理」と言い、仏教の教えから由来した料理の一つです。今ではかつおだしを用いたり、鶏肉などを入れたりするレシピも多くあります。 12月5日の給食[食のポイント] ハヤシライスについてです。 ハヤシライスは、薄切りにした牛肉や豚肉と玉ねぎをデミグラスソースで煮込んだ料理のことを言います。デミグラスソースは、小麦粉をバターで色づくまで炒めたルウに、フォン・ド・ボーという肉と野菜を煮込んだだしを加え、ワインなどで風味付けした、さまざまな食べ物の旨味がギュッと詰まったソースです。 |
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