「ほんものとであう」 〜其の2〜「先生見てよ。ほら、赤色削ったら、黒色がでてきた。」 「見てみて、ほら僕の名前の か っていう字だよ。」 「全部この赤色とって、真っ黒の 器にするの。」 「あそこにある、赤いきれいなお茶碗みたいにしたいんだぁ。」 友達と輪になり、自分たちの思い思いの模様やデザインを、紙やすりを使いながら朱色の漆を削り、下地にぬってある黒色の漆を浮かび上がらせていきました。 元気がとりえの4年生が、ただひたすらもくもくと取り組んでいました。 「はい!時間です。そこまで。」 先生の声を聞いて立ち上がろうとした子どもたち。あいたたた。あまりにも集中しすぎて足がしびれていたようです。 ほんものの小田原漆器と出合い、本気で取り組む姿は、さすが4年生!! 「ほんものとであうこと」って本当に大事ですね。 |
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