1月13日(火)「成人の日」を考える
- 公開日
- 2015/01/13
- 更新日
- 2015/01/13
お知らせ
1月13日(火)「成人の日」を考える
昨日の12日(月)は「成人の日」でした。私も他の校長先生方と一緒に、小田原市の「成人式」に出席しました。第1部の「式典」のみに出席しましたが、衆議院、参議院、県議会、市議会の各議員さんはじめ、多くの来賓の方々の出席の中、成人式運営委員の6名が式を進行していました。
かつて、成人式に大暴れする無礼者がニュース報道されたことがよくありましたが、昨日の小田原市の「成人式」ではそういう場面はありませんでした。ただ、式典会場の小田原市民会館の2階席から「おい、おい…てめえ、わかってんのか、おい…」と同級生のだれかに因縁をつける輩が一人いて、不快に感じましたが、数分で収まり、大きなことにはなりませんでした。
同級生が企画し、進行している式典の最中に、参加者のみんなを不快にさせる言動をしていることに気づかないから、大きな声であんな因縁をつける言動に発展してしまうんでしょう。「こんな輩が成人になって、近い将来、親となってしまうがいいのだろうか?」と考えながら私は式典に参加していました。たった一人の言動が、全体に影響を及ぼしてしまう…それも嫌な雰囲気に…。こんな輩を出さないように、中学校教育をしっかりとやっていきたいです。勉強も大事ですが、TPOをわきまえられる人間作りが大事です。これは12月の朝会で私が言った「常識」と、1月の朝会で言った「躾」の両方をしっかりと身につけることで解決します。これらを身につけるのは学校だけでは限界があり、家庭教育との連携、連動が大事だと痛感した昨日の成人式でした。
ところで、20才を成人とする日本は、世界の中で見るとマイナーな(数が少ない)んだそうで、だからといって「18才にすればいいのか?」と言うと、それも今の日本の若者の様子からはとても心配になります。“周りと比べてどうこう…”と考えることも大事ですが、“自立し、税金をしっかりと払える大人作り”、“当たり前のことが当たり前にできる人”になれるように、中学生に指導していきたいです。そういう自分も同じミスを何度も重ね、「何度言ったらわかるんだ!」とよく怒られた過去を思い出します。