コミュニケーション その1
- 公開日
- 2014/07/03
- 更新日
- 2014/07/03
お知らせ
7月3日(木)コミュニケーション その1
写真は昨日の5校時、2年3組で行われた三木先生による授業です。三木先生は新採用の先生に対する指導をお願いしており、依田先生や稲澤先生に対して懇切丁寧に指導ノウハウも含めて指導をしていただいています。
生徒たちにとって初めての授業となり、“コミュニケーションとは?”“言語活動とは?”ということから授業は始まり、何も書いていない紙を生徒たちに1枚配り「配った紙に鉛筆を書いてみてください」と三木先生は指示しました。“何のことか?なぜ?”と首をかしげながらも生徒たちは思い思いに鉛筆を書いていきました。なかには、鉛筆を斜め横から見たように模写する感じで絵で描いたり、「えんぴつ」とひらがなで大きく字を書いたり、漢字やカタカナで書いた生徒もいました。中には六角形を書いてその中心部分を丸く黒く塗りつぶした生徒もいました。私は「えっ、これが鉛筆?」と不思議に思っていると、三木先生も同じ絵を黒板に描き始めました。なんと鉛筆を横からではなく鉛筆を立てた状態の真上から見た絵は、確かに鉛筆でした。
このように「同じ日本語の指示でもとらえ方は人それぞれある」という実践を実際にやって行く中で、すっかり三木先生の話術と話し方に引き込まれてしましました。三木先生と生徒とのやりとりを見ていて、今日が“初めての授業”とは思えないくらい生徒とのコミュニケーションがよくできていて「さすが!」と私は独り言を言ってしまいました。ポイントは三木先生が発する「やるねえ」「なーるほど」「うまいじゃん」「さすがだねぇ」「個性が出ていていいねえ」など、褒め言葉と思える先生のつぶやきが生徒たちのやる気になおいっそう火をつけている、という感じがしました。
常に笑顔で、机にうつぶせてしまっている生徒には「おッ、スイミングクラブに入部してしまったのかな?」と何気なく声をかけると、その前に座っている生徒が「あんた、起きなさいよ」と起こす場面には思わず私は笑ってしまいました。