下駄箱
- 公開日
- 2014/05/26
- 更新日
- 2014/05/26
お知らせ
5月26日(月)下駄箱
生徒昇降口の下駄箱の写真です。下駄箱といってもひとつも下駄はありません。写真左から1年生、2年生、3年生の順で撮影しました。見比べてわかるのは、学年が上になるほど靴がカラフルになっているということに気づきます。かつて多くの中学校の校則には「靴の色は白」と決められていた時代がありました。現在の白鴎中学校は「靴は運動靴とする。*運動に支障のない運動靴とし、革靴、サンダル類は禁止とする」となっていて、靴の色の指定はありません。ですから「白い靴は1年生」という決まりはないのですが、なぜか1年生は白い靴が多いです。もちろん2年生や3年生の中にも白い靴を履いてきている生徒はたくさんあります。白い靴は清楚な感じがします。そういえば、NIKEの靴が爆発的に流行ったとき、「“みんな”持っているから買ってくれ」と親にせがんだ生徒が多くいました。親からすれば『えっ?みんな持っていてあなただけ持ってないの??』と子どもに尋ね、「そうだよ、“みんな”持ってんよ。だから買ってくれよ」と親心に漬け込み、まんまと買ってもらった生徒が何人もいました。当時(1995年頃?)、1万円(物によっては1万円を超えるナイキの靴も)近くもした運動靴を中学生が履いていて、当時35歳の担任の私はその半額程度の革靴で通勤していたので、学級懇談会では私は次のように言いました。→『親が履いている靴より金額が高い靴を中学生に履かせないでください。それと生徒達はよく“みんな”という言葉を使って親御さんたちを脅しますので気をつけてください。お子さんが使う“みんな”という言葉の意味は“自分の友達の中でナイキを買ってもらった2人の友達みんな“という意味ですから気をつけてください。“みんな”は決して“クラス全員”という意味ではありません。もしそういうことを言われたら、お子さんに「“みんな”ってだれ?名前を言ってごらん」って尋ねてみてください。数人しか言えないはずですから…』と当時話をした記憶がよみがえりました。“ナイキエアマックス”という商品名まで思い出してきました。今の時代、“みんなスマホやアイフォンにしているから買い換えてくれ”と言われても“みんな”の口車に乗らないことが大事!、と思ってしまった今日の下駄箱でした。