7月6日(月) 朝会 その2
- 公開日
- 2015/07/06
- 更新日
- 2015/07/09
お知らせ
7月6日(月) 朝会 その2
写真は、教頭先生が撮ってくれた今日の朝会の写真です。明日の「七夕」の由来や、「洗車雨」、「酒涙雨」などの話から、校訓の「さとく、美しく、たくましく」の「美しく」へつなげて話をしようとしましたが、今日も思った通りに話をすることができませんでした。次が今日の朝会で話そうとした内容です。→
→『おはようございます。前回は、自転車の規則が厳しくなったことをお話ししました。その後、皆さんは気をつけて運転するようになったでしょうか?
さて、明日は何の日でしょうか?すぐに思い浮かべるのが「七夕」でしょう。そもそも「七」に「夕」と書いて「たなばた」と読むところが難しい。「七夕」と書いて「たなばた」と発音するようになったのか、ぜひ調べてみてください。
皆さんは、小さいとき「七夕」の話を聞いてどう思いましたか?ではここで簡単におはなしします。“夜空に浮かぶ「天の川」の近くに、ある神様が住んでいました。〜〜〜中略〜〜〜怒った神様は、2人を天の川の両端に引き離し、「織姫」と「彦星」は離れ離れになってしまいます。1年に1度、7月7日の夜にだけは「彦星」と会う事を許します。 それから2人はその日を待ちわびながら、一生懸命働くようになりました。「織姫」と「彦星」は毎年その橋を渡って、一年に一度だけ〜〜後略。”
織姫と彦星が再び会えるようになって良かったですね。私が神様なら、「しっかり反省し頑張って働き始めたんだから、一緒に暮らしていいよ」と言ってあげます。この物語を単純に言い換えると…(1)働かない人は、神様に怒られて好きな人と会えなくなる。(2)一生懸命働けば、もう一度好きな人に会える、ということで、中学生の皆さんに当てはめると、(1)「しっかりと学校生活を送らないと、大好きな〇〇君、〇○さんと会えなくなる」、(2)「頑張って部活や勉強、習い事などをすれば、必ず願いがかなう」というふうになるでしょう。
七夕の前日(6日)に降る雨は、“洗車雨(せんしゃう)” と呼ばれ、「織姫」に会うため「彦星」が自らの牛車を洗っている水だとされています。
7日当日に降る雨は、“酒涙雨(さいるいう)”と呼ぶそうです。会うことが叶わなかった流す悲しみの涙と喩えられています。こんなふうに、降る雨にも名前がついていることに驚くと同時に、美しいことばを大切にする日本文化の素晴らしさにも感動しますね。
織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)、東の空、天の川の上に“ベガ”、天の川の下に“アルタイル”があるので見つけてください。ただし、“ベガ”と”アルタイル”は、実際には光の速さでも15年もかかるほど離れているので、きっと光速よりも速い乗り物を彦星は持っていたとしたらすごいことです。もしそういう乗り物がなければ、七夕の夜にだけ近づくということはできません。そこで、昔の人は、“たらいに水を張って二つの星を映し、水をかき混ぜて、二つの光を一つにしてあげた”そうです。昔の人は、なかなかロマンチックで、美しい話ですね。
そこで、校訓の「さとく 美しく たくましく」の「美しく」の意味をもう一度確認します。“豊かな心を持ち、行動できる人。”(1)思いやり、(2)感謝、(3)礼儀正しさ、(4)規律ある生活、(5)感動、(6)美しい姿・形
私は、容姿が美人の人もいいですが、思いやりのある、感謝の気持ちを持ち続け、礼儀正しい人が好きです。ぜひ、皆さんも校訓で言う「美しい人」になってください。』