7/1 校内研究担当より
今年度の下府中小学校では
“集団の中で個の高まりを感じられる学習をめざして” というテーマを設定し、学習指導に取り組んでいます。 本日は、3年1組の授業をもとに、研究会を開催しました。 今回の学習のめあて(授業のめあて)は “近所の人、周りの人から見た「すきなこと」や「とく意わざ」をきいて、くらべて(スピーチの話題を)きめよう” です。 子どもたちは、自分が考える友達の「すきなこと」や「とく意わざ」を付箋(ふせん)に書いて、その友達に渡します。 友達の「すきなこと」や「とく意わざ」を一生懸命に考える姿、友達が見つけてくれた自分の「すきなこと」や「とく意わざ」に喜んだり、驚いたりする姿がありました。 さて、ここで“集団の中で個の高まりを感じられる学習をめざして”というテーマと学習のかかわりです。 今日の学習のめあては“近所の人、周りの人から見た「すきなこと」や「とく意わざ」をきいて、くらべてきめよう”なので、最終的にはスピーチの話題を決定しなければいけません。 ここで、集団で学んだよさが発揮されました。 ある子は自分の考えと友達の考えが一致し自信を深め、ある子は友達の考えから自分の「すきなこと」や「とく意わざ」を見直します。 印象的だったのは、友達とのかかわりを通して、「どうしよう。どっちがいいんだろう」とスピーチの話題をどれにするか悩んでいた子です。 授業後に、どうして悩むようになったのかインタビューしたところ 「友達から言われたのは小さい頃すきだったもので、自分が最初に書いたのは今すきなもの」 とのことでした。 友達の言葉により、現在ではなく過去にまで考えを広げて“すきなもの”を考えるようになっています。考える世界が広がっています。 友達とかかわったことによって、深く、広く考えられるようになったといえます。 “周りの友達とかかわりながら学ぶこと” は、学校教育が誇れるものの一つだと考えています。 今後も研究を重ね “集団の中で個の高まりを感じられる学習” を実践していきます。 |
|