校長室だより

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 新しい年を迎えたなと長い冬休みをのんびり過ごしているうちに七草も終わってしまい、15日(日)は小正月です。氷の上のようにあっという間に時が滑っていきそうで、気合いを入れ直しました。

 昨日11日(水)は「鏡開き(鏡割り)」でした。
 毎年我が家でも鏡餅を切り分けてお汁粉を食べます。私が子どもの頃は家でついた餅で鏡餅を作っていましたので、この時期になるとあちこちにひびが入るほど見事に固くなってしまい、父が息を切らせながら切り分けていたことを思い出します。もちろん食べるのも顎の運動となります。私は甘い物が好きだったので、苦戦しながらも2杯は必ず食べました。今は1杯食べた後必ず2杯のお茶を飲んで、食道から胃袋までを落ち着かせています。
 本校では昨日が「給食開き」でもありました。さすがにお汁粉は献立にできないので、「力うどん」で1年間の無病息災を願いました。
 ところで、本校では今正門や玄関に植えられたスイセンが花を咲かせ、来校者を迎えています。「雪中花」とも呼ばれるように寒い季節に咲く姿は可愛らしく、清楚で凜とした気品が感じられます。校内にも切り花として飾っていますが、華やかさはないものの、「そこにある美しさ」の趣があります。また、「其にほひ桃より白し水仙花」という松尾芭蕉の句にもあるように、淡く甘い香りもこの花の魅力なのですが、花言葉は何と「うぬぼれ」「自己愛」だそうです。ギリシア神話がその由来だそうです。がっかりしてしまいましたが、中国では「水仙」と書き表して水辺で咲く姿を仙人に例えたということを知り、少しほっとしました。
 さて、天気予報によると、来週にかけて冬将軍が日本列島に居座るそうです。暦を見ると、来週の1月20日(金)はもう「大寒」です。これからますます寒さが厳しくなっていくのかと思うと弱気になりますが、背筋を伸ばしたようなスイセンのたたずまいを見習い、また校庭で元気よく遊んでいる子どもたちの明るい声からパワーを分けてもらってがんばっていきたいと思います。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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