校長室だより

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 先週の9月7日は「白露」でした。ようやく秋の気配を感じるようになる頃を意味するそうです。確かに朝晩は涼しくなってきましたし、日が暮れると虫の声がよく聞こえるようになってきました。
 とはいえ、昼間はまだまだ「残暑」が続きます。24日(土)の運動会に向けて子どもたちの練習にも力が入ってきましたが、熱中症には気を付けなくてはと気を引き締めているところです。
 さて、9月15日(木)は「十五夜」です。旧暦の8月15日の夜を指しますが、この日の月を「中秋の名月」と呼び、「お月見」をするようになったそうです。旧暦では秋を「初秋(7月)・仲秋(8月)・晩秋(9月)」に分け、秋の中日である8月15日を「中秋」と呼ぶようになったことに由来するそうです。
 十五夜というと満月を想像しますが、今の暦とずれがあるため、今年は17日(土)が満月だそうです。少しがっかりです。
 我が家でも子どもたちがまだ小学生だった頃、母から教わった通りに、ススキや団子、果物などを飾って月見を楽しみました。団子はこの時期に収穫される里芋の代わりに供えるようになったともいわれ、ススキは稲穂の代わりだそうです。理由は分かりませんが、私の家では豆腐も供えました。子どもの頃甘い物が好きだった私は、月を眺めながらも母が早く「団子を食べてもいいよ」と言ってくれないか待ち遠しく思っていたことを覚えています。
 しばらく月見をしていなかったので、今年はまた団子などを飾ろうかなと思いますが、十五夜に月見をしたら「十三夜」の月見もしないといけない、片方だけでは「片見月(かたみつき)」といって縁起が悪いと母から言われていたことを思い出しました。10月13日(木)も忘れないように、カレンダーに丸印をつけておこうと思います。
 ところで、十五夜の月が雲に隠れて見えないことを「無月(むげつ)」、雨で月が見られないことを「雨月(うげつ)」と呼ぶそうです。今週は天気があまりよくないようなので心配です。

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