校長室だより

画像1 画像1 画像2 画像2
 ♪ ささの葉さらさら のきばにゆれる ♪
 子どもたちが7月7日(木)の七夕を楽しく迎えられるようにと思い、地域の方にお願いして竹を分けていただきました。その竹に、1・2年生がそれぞれの願いを込めて飾り付けをしました。
 七夕は五節句の一つで、「笹の節句」とも呼ばれるそうです。なぜ「たなばた」と読むのかわからなかったのですが、「七月七日の夕」という意味だそうです。
 私も子どもの頃、七夕の歌を歌ったり、竹に飾りを吊り下げたりしました。また、織姫(織女星)と彦星(牽牛星)のお話を読んでもらい、「二人はかわいそうだな」「天帝も少しひどいよ」などと思ったことを覚えています。
 4年生の理科の学習で「夏の大三角」を構成する星について学びますが、織姫は「こと座のベガ」として、彦星は「わし座のアルタイル」として紹介されています。ベガとアルタイルでは、夏の夜空のロマンスにはあまり合わないかなと思ってしまいます。
 ところで、七夕の歌の歌詞にある「五色の短冊」は、手習いごとの上達を願って書いたものだそうです。本校の短冊には、「○○が上手になりますように」「□□になりたい」「△△ができますように」などと書かれていました。子どもたちの短冊を一つ一つ読んでいくうちにふと、私の子どもが園の七夕飾りの短冊に、テレビで放映していた戦隊シリーズのヒーローになりたいと書いてあるのを見て、思わず笑ってしまったことを思い出しました。
 親子で七夕をいっしょに過ごせた思い出は、優しく瞬く星の灯りのようです。
 なお、「五色」というのは古代中国の教えで、この世のすべてのものの根源である五つの要素を指し、「青(木)・赤(火)・黄(土)・白(金)・黒(水)」だそうです。短冊にそのような意味が込められているとは思いも寄りませんでした。知ってしまうと、何だか書きにくくなってきます。
 さて、七夕の日には、千年前から続く行事食があることをご存じですか。意外なことに「そうめん」なのだそうです。この日に食べると、1年間無病息災で過ごすことができるそうです。麺好きな私には、大変うれしい行事食です。

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31