【校長のつぶやき】インフルエンザにご注意(令和5年10月17日・火)出張から戻って気になった報告は、学年によって、発熱等を理由とした欠席児童が多く、「インフルエンザA型という診断を受けました」という連絡も増えてきているということです。運動会の疲れもあるかもしれませんが、運動会前からインフルエンザを理由にお休みしている子は何人かいましたので、感染が広まっているということも考えられます。 うがい・手洗い等を丁寧に行うことをお勧めします。マスクの着用も効果的かもしれません。体調がすぐれない子は、無理をしないようにお気を付けください。また、すでに体調を崩されてお休みしている児童の皆さんは、しっかりと休養を取って、療養に専念していただきたいと思います。どうぞお大事にしてください。担任をはじめ、職員一同、元気な皆さんにお会いできることを楽しみにしていますから…。 【校長のつぶやき】運動会を終えて…(令和5年10月16日・月)保護者の皆様、地域の皆様には、運動会当日、朝早くからご来校いただき、子供たちに対して多くのご声援をいただいたことに、心より感謝申し上げます。子供たちにとって、大きな励みになったことと思います。 運動会という行事を通して、子供たちはいろいろな力を身に付け、多くのことを学んだことと思います。 学習指導要領では、運動会のような体育的行事において、育成したい資質・能力を次のように定めています。 「運動することのよさについて考え、集団で協力して取り組むことができるようにする」 「運動に親しみ、体力の向上に積極的に取り組もうとする」 …国府津小の子供たちは、いずれも達成できたのではないでしょうか。 子供たちが考えたスローガンにもあるように、「仲間とともに」ということを意識して、競技や演技に取り組んできました。中には、運動が得意でない子もいるかと思います。運動会に乗り気ではない子もいたかもしれません。しかし、ダンスを終えた後の子供たちの笑顔、はつらつとした態度を見た時、きっとどの子も達成感や成就感を得られたんだろうなと感じました。学年の種目も、最後まであきらめず、そして、楽しそうに取り組んでいました。このような演技や競技を通して、運動することの良さ、楽しさなどを感じ取ってくれたのではないかと思います。 学習指導要領では、「実施上の留意点」として、次のようにも記されています。 「児童会活動などの組織を生かした運営を考慮し、児童自身のものとして実施することが大切」 運営は、5・6年生が中心となっていました。皆、それぞれの役割をしっかり果たすことができていました。応援もまた、5・6年生を中心に、全学年が心を合わせて、盛り上げることができていました。5年生は、6年生の姿を見て、来年度は自分たちがリーダーとしてみんなを引っ張るんだという自覚をもったことと思います。下級生もまた、上級生にあこがれを持ち、自分たちもいずれ…という気持ちをもったのではないでしょうか。これもまた、運動会という行事のよさです。 運動会の振り返りをしっかりとして、どんなことを学んだのかということを今一度、自覚できるような場をもてれば…と思っています。 さて、10月から11月にかけて、1〜3年生は遠足、5年生は宿泊学習があります。学習指導要領では、これらの行事を「遠足・集団宿泊的行事」と呼んでいますが、そのねらいを次のように定めています。 「校外の豊かな自然や文化に触れる体験を通して、学校における学習活動を充実発展させる」 「校外における集団活動を通して、教師と児童、児童相互の人間的な触れ合いを深め、楽しい思い出をつくる」 「集団生活を通して、基本的な生活習慣や公衆道徳などについての体験を積み、集団生活の在り方について考え、実践し、互いを思いやり、共に協力し合ったりするなどのよりよい人間関係を形成しようとする態度を養う」 そして、「実施上の留意点」として、「児童が自主的、実践的に活動できるような場を十分に考慮し、児童の意見をできるだけ取り入れた活動ができるようにする」と記されています。職員には、このことをしっかりと踏まえてもらった計画を立ててほしいと思います。そして、これらの行事を通して、国府津小の子たちには、さらに「向上心・美しい心・強い心と体」を身に付け、一回りも二回りも成長してもらいたいと思っています。 【校長のつぶやき】いよいよ明日、運動会!(令和5年10月13日・金)ちょっと心配なのは、今、お休みしている子、そして、今日、早退した子…。きっと「練習の成果を発揮したい」と思っていることでしょう。元気になって、運動会に参加できるといいなと思っていますが、無理はしないようにしてください。元気になることを祈っています。 子供たちの気持ちは、どの学年も最高潮と言えるほど高まっていることと思います。5・6年生が帰った後に、職員だけで、最後の調整を兼ねて、放送でダンスの音楽を流すと、校庭に遊びに来ていた3・4年生はノリノリで踊っていました。 どの学年も、本当によく頑張っていました。その頑張りの成果をぜひご覧いただきたいと思います。これまでの頑張ってきた子供たちの気持ちに思いを巡らせながら…。 ご来場、お待ちしております。 【校長のつぶやき】運動会まであと2日(令和5年10月12日・木)運動会実行委員会がお昼の放送や掲示などで盛り上げてくれています。今日のお昼の放送では、各色の応援団長から決意表明とみんなへの呼びかけがあり、ますます盛り上がりを見せています。 本日、1・2校時は低学年(1・2年生)、3・4校時は中学年(3・4年生)、5・6校時は高学年(5・6年生)が運動場で練習をしていました。ほとんどの学年はダンスの練習がメイン。さらに、団体種目や徒競走の練習をしている学年もありました。 低・中・高学年、それぞれのダンスの通し練習を見させてもらいました。どの学年も明日、運動会を迎えてもいいくらい、素晴らしい踊りを見せてくれました。低学年は「かわいらしい」ということがピッタリ。中学年も、「かわいさ」とともに「はつらつとした元気さ」が感じられます。高学年は、1から自分たちで振り付けを考えたということですが、「とても格好いい」という言葉が合うかもしれません。 高学年のダンスは、最後に6年生からのメッセージがあります。ダンスを見た後に、そのメッセージを聞くとジーンとくるものがあります。「栄光の架橋」をBGMにしてメッセージがあるのですが、歌詞にもあるように、私は人知れず涙を流していました。(練習が終わって、休憩になったときに、水分補給に来た5年生に「校長先生、泣いてるの?」と言われてしまいました。)皆さんの頑張りとともに、普段のいろいろな皆さんの姿を思い起こすと、思わず成長を感じて、ちょっと涙腺緩みました。 運動会は、ある意味「成果の発表の場」でもありますが、目の前の成果・姿だけでなく、これまでのいろいろなプロセスとここまでの子供たちの思いを感じていただきながら、ご覧いただければと思います。 【校長のつぶやき】ロング昼休み…過ごし方いろいろ昼休みになると、1年生が2人、校長室に来て、「校長先生、鬼ごっこしよう!」と誘いに来てくれました。せっかくのお誘いなので(ダイエットも兼ねて)、着替えて、外に行きました。 外では、5・6年生の応援団が自主的に練習をしている色もありました。運動会まで、あと3日。当日を盛り上げようと頑張っている姿が素晴らしいです。 私は、1年生に誘われて、何人かの1年生が集まっているところに行くと、すでに1年生と一緒に遊ぼうとしている6年生の姿があります。この子たちは、毎朝、登校後、教室に行く前に、校舎の横で2年生の子たちと一緒に会話を楽しんでいる子たち。休み時間には、1年生とも一緒に遊んでいる姿をよく見ます。下級生の面倒見がいい本当に優しい子たちです。まずは、一緒に氷鬼をすることになりました。ある1年生が「大人が鬼になって!」と言うことも…。「大人って私一人じゃん。」と私が言うと、6年生の子たちを指しながら、「まだいるでしょ。」と言う1年生。1年生にとって、頼れる6年生は「大人」のような存在なんですね。そのうち、「僕も入れて」「私も入れて」と1年生に加え、6年生や2年生も増えていきました。後半、「増やし鬼」に変わりましたが、運動不足、走力(特に「もも」の筋力)の衰えを痛感することになりました。本当に、もっと運動しなくては…! 途中、2年生が、「校長先生、こっち来て!」とバス通りの方へ連れていきます。フェンスの外側では、教頭と何人かの6年生が落ち葉の掃き掃除をやっていました。2年生に、「校長先生、ちゃんと教頭先生に『ありがとうございます。』を言わなきゃだめだよ。」と言われてしまいました。確かに、私は遊んでばかりいたので、ただただ申し訳ないです。教頭に聞いたところ、ここのところ、ずっと掃除がない日が続いていたので、落ち葉掃きをしようと思ったところ、これまた自主的に何人かの6年生が手伝いに来てくれたとか…。なんて素晴らしいのでしょう。 運動会の応援の練習に励む姿、下級生と一緒に遊んでいる姿、自主的に落ち葉掃きをしている姿…いろいろな6年生の姿がありましたが、どれもみな心温まる素敵な姿。国府津小自慢の6年生です。 【校長のつぶやき】通知表を受け取って…(令和5年10月6日・金)子供たちも神妙に聞いていたり、うれしそうに聞いていたり、いろいろです。 特に1年生は、小学校に入学して初めての通知表。通知表というものがどういうものなのか、あまりピンと来ていない子もいるかもしれません。◎○△の意味はなんとなく分かっているかもしれませんが…。 ほとんどの学年で、懇談会にて通知表のことについての説明もあったことでしょう。子供たちへの励みの材料となるように、ご活用いただければと思います。叱ったり、怒ったりする材料にはしないでください。 朝会でも触れましたが、通知表をもとに、前期の振り返りをし、後期の目標へとつなげていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 半年間、本校の教育活動にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございました。後期も引き続き、よろしくお願いいたします。 【校長のつぶやき】優しく、そして、頼もしい5・6年生(令和5年10月5日・木)そこで活躍するのが、高学年(5・6年生)。低学年の子たちに声をかけながら、椅子を持ってあげる姿が、あちらこちらで見られました。運ぶことにてこずっていそうな子を見かけると、「大丈夫?持ってあげようか?」と声をかける5・6年生。低学年の子も、「大丈夫。自分で持てる。」という子もいれば、「お願いします。」という子もいます。 なにがなんでも高学年が低学年の椅子を運ぶというわけではなく、相手の思いを尋ねながら手を差し伸べる姿が、とても微笑ましかったです。 全体練習を始めるにあたり、自分自身の仕事がある5・6年生もいます。そのような状況の中でも、他人のことを思いやれる心のゆとり。優しさと頼もしさ。…そのような「美しい心」「強い心と体」が見られるのも、運動会という学校行事・特別活動ならでは…です。 6校時には、5・6年生による運動会の係打ち合わせがありました。私は、今日も午後から出張だったので、昼休みの黄組の応援練習や係打ち合わせの様子を直接見ることはできませんでしたが、教頭が撮影した写真から、5・6年生の頑張りをうかがうことができました。 運動会を通して、5・6年生が一段と成長していることを期待しています。 【校長のつぶやき】「まごころカード」が届きました(令和5年10月4日・水)さて、本日、小田原市より「まごころカード」が3枚、「国府津小学校の児童にお渡しください。」と学校に届きました。「まごころカード」とは、市民の皆さんのボランティア活動を一層活発にし、定着させるとともに、新しい活動の芽を伸ばし、育てるために、小田原市が発行している「ボランティア活動カード」です。夏休み中に、本校の児童3人が、ボランティア活動に参加したようです。 3枚のうち2枚は、5年生と3年生の姉妹が、タイ子ども支援団体のタイ料理教室のボランティアに参加したようです。もう1枚は、1年生の児童が、介護施設のぬいぐるみの椅子づくりに参加したようです。 ボランティア活動とは、報酬を目的とせず、自発的な意思に基づいて自分の労力を他人や社会のために提供する活動をいいます。このような活動には、多くの児童がいろいろな形で関わっているのではないかと思います。今回「まごころカード」が届いた3人のほかにも、いろいろな形でボランティア活動に取り組んでいることと思います。なかなか取り組む機会を得ることはできなくても、そのようなことをしたいと思っている子たちもいることでしょう。ぜひ、そのような気持ちを大事にしてほしいと思います。 カードをいただくことが目的ではありませんが、このようなカードをいただけるような活動をした3人の子たちに拍手を送りたい気持ちです。「こうづ」の「う・美しい心」の表れですね。 【校長のつぶやき】あいさつ運動はきっかけ(令和5年10月2日・月)すると、いろいろなところで、いろいろな学年が元気よく挨拶をしています。挨拶は、なんだか気持ちを明るくしてくれる感じがします。 普段の本校の児童の挨拶は、正直なところ、「全員が気持ちのいい挨拶を…」とは言い切れない状況です。「声に出すのが恥ずかしい」という子もいるでしょう。友達同士、話をしていて、挨拶をされても気付いているのか、いないのか、よくわからないまま友達との会話を続ける子もいます。見守りに立っている地域の方からも、「よく挨拶ができている子と、こちらが挨拶をしても返してくれない子と、両方いるかな…」と言われることがあります。 私も朝、外に立って、子供たちに挨拶の声をかけますが、ほとんどの子は返してくれたり、子供たちの方から声をかけてくれたりしますが、時折、そうでない子もいます。私は、挨拶の無理強いはしたくないので、「いろいろな思いがあるんだろうな。」とか、「恥ずかしいのかな?」とか、「今日はそういう気分じゃないのかな?」とか、いろいろと想像しています。 多くの学校にありがちなのが、「あいさつ運動」をしているときや、生活目標に「挨拶をしよう」と掲げているときは元気に挨拶ができているのに、それらの時期が終わると、挨拶もトーンダウンしてしまうということ。国府津小学校は、そういうことはないかなと思っています。「あいさつ運動」は、気持ちのいい挨拶を経験することで、「日頃からこういう挨拶をしてみよう」と意識できる「きっかけ」だと思います。お互い、「挨拶を交わすことが気持ちのいいこと」と実感できれば、いつの間にか自然に口にすることができるようになるのではないでしょうか。 できれば、「笑顔で挨拶」がさらにいい気持ちになりますよね。義務感で挨拶をするのではなく、お互いに気持ちよく過ごしたいから挨拶をするというように、自然な挨拶がたくさん飛び交うことを夢見ています。 【校長のつぶやき】自分たちで考える(令和5年9月29日・金)担任の話では、ダンスマネージャーの方から、今の状況をもっといい方向に何とかしたいという訴えがあって、この時間を設定したとのこと。 黒板に書かれていることを見てみると、「協力」「楽しく」「絆」「全力」「勝利」「友情」などのキーワードとともに、ダンスの練習をどのようにしていったらよいかという意見が出ていたようです。 そして、ダンスレベルの指標を決めて、「レベル合格証」というものをつくることになったようです。途中、ダンスマネージャーがみんなの意見を取り入れようと、司会として全体に呼びかけている様子もうかがえました。子供たちの話を聞いていると、みんなもうだいたいは踊れるとのこと、さらにレベルを上げるにはどうしたらいいかという意識で話し合っています。 ダンスマネージャーの強い意気込みを感じます。ダンスマネージャーだけが熱くて、みんなが冷めているといった感じではなく、話し合いに参加している全員がより良いものしようという熱意をもっていることを感じさせられました。練習が「嫌々やらされる」といったものにならないよう、楽しさや友達との協力・絆なども意識されています。 担任は前面に出ることなく、「子供たちを信頼して任せている」という姿勢でした。 学校教育目標の「向上心、美しい心、強い心と体」を具現化した話し合いだなと思って見ていました。今年度の重点目標でもある「子供の主体性」も存分に表れていて、感心させられました。 5年1組の担任は高学年ダンスの担当でもあります。6年のダンス担当と共に、以前、校長室に相談に来たことがありました。ダンスマネージャーの子たちが、自分たちの踊りを見本として動画に撮ったので、それを5・6年生のみんなが家でも見て練習できるように「classroom」にあげることはできないだろうかという相談です。 心配なのは、各家庭の端末からも見られるので、勝手にダウンロードし、SNSなどに拡散されてしまわないかということ。「教員が見本で踊った動画を『classroom』にあげるのは簡単だけど、ダンスマネージャーたちの『自分たちの力で』という思いを大事にしてあげたい」と、2人のダンス担当の思いが強く感じられました。そこで、小田原市のICT環境を担当している業者に相談し、ダウンロードができない方法を教えていただくとともに、ダンスマネージャーの保護者の方の了承も得て、実現へと動いていました。 2人のダンス担当は、本校が初任校という若手ですが、その熱意には、本当に感心させられます。6年の担当教員は、「運動会という学校行事で、子供が育つということをすごく実感します。」とも言っていました。 教員も、子供たちも本当に素晴らしいです。 【校長のつぶやき】暑さ寒さも彼岸まで?(令和5年9月26日)学校では、「暑さ指数計」をもとに、体育や休み時間の運動や外遊びなどの対応を判断していますが、先週は、WBGT(暑さ指数)の数値が31度以上と、まだ「危険」領域にあり、休み時間の外遊びを中止する措置をとることがありました。今週に入ってからは、28度以上31度未満の「厳重警戒」領域となって、「激しい運動は中止」という措置をとることがありました。 今週から、体育館や運動場の使用割り当ても「運動会バージョン」になりました。練習も本格的に始まっていきます。学校でも、熱中症対策はもちろんのこと、汗をかいた後の着替えなど、かぜ予防にも配慮していきますが、ご家庭におかれましても、お子様の健康管理にご留意いただければと思います。 (写真は、学校で使用している「暑さ指数計」です。気温、湿度とともに、一番の上の大きな文字で暑さ指数(単位は「度」)を表しています。) 【校長のつぶやき】お知らせ、ありがとう!(令和5年9月25日・月)すると片方の箱は残っていましたが、反対側の箱は電柱に接している部分しか残っていません。そこで、学校に戻り、小田原市の地域安全課に電話をすると、「近いうちに対応します。」とのこと。 翌日の金曜日には、新しい箱を取り付けてくださいました。なんと早い対応。 そして、今日、散らばっていた横断旗を預かっていたので、元の箱と新しく設置された箱に入れておきました。 こんなに早く元通りになったのも、小田原市地域安全課の皆様のおかげでもありますが、最初に私に知らせてくれた5年生のおかげでもあります。中には、気付いてもそのまま放っておく人もいます。自分の身の回りの気になる出来事をそのままにせず、本来の姿にきちんと戻そうとしさ、行動する姿勢は、とても立派なことだと思います。ありがとうございました。 【校長のつぶやき】地域で育つ子供たち(令和5年9月24日・日)小学生からは「放送」係のボランティアとして、中学生からは競技全般の補助としてのボランティアとして関わっている子がいました。お昼に演奏をしてくれた国府津中学校吹奏楽部の生徒たちもまた、競技のお手伝いをしていました。 中学生のボランティアは1年生と3年生。3年生の子たちは、昨年度赴任した私とは直接の接点はないのですが、皆さん、礼儀正しく、明るく、人懐っこく、そして、仕事にも意欲的に取り組み、なんて素敵な子たちなんだろうと感心しています。 小学生の「放送」係(6年生2名)は、3週間後の本校の運動会でも放送を担当します。どんな放送をすればよいのか身をもって分かったようです。2人で全種目を担当するなど精力的に取り組んでいました。 さらに、「選手宣誓」は、西湘地区の小学生が担当。5年生2名と2年生1名の共同作業です。朝早くから合わせて言う練習を何度もしていました。3人で合わせるのは今日が初めてだったようですが、立派に大役を果たしました。 競技での活躍も、いろいろな意味で自信につながった子もいることと思います。小・中学生ともに競技も仕事も本当によく頑張っていました。 学校だけでは経験できなかったかもしれないことを、地域の行事で経験できたことは、子供たちにとっても貴重なことであり、自信や自己有用感にもつながったことと思います。このような機会を与えていただいた国府津体育振興会をはじめ国府津地区の皆様に感謝申し上げます。今後とも、国府津の子たちを温かく見守っていただき、子供たちの頑張りを認めていただけたらと思っております。本日はありがとうございました。 【校長のつぶやき】子供たちの思いを…(令和5年9月19日・火)今年度は、「より良い国府津小学校にするために」をキーワードに、児童会事務局が、今の国府津小の課題を考えながら、その課題克服・解決のためにできることは何だろうということで、提案を考えたのです。その提案について、各学級で話し合うことで、全校児童が自分たちで考え、決めたということになります。写真の「廊下標識」も、1年生が自分たちで形や図案を考えてつくりあげました。 大人に言われたからやる、大人の言う通りに動く…といった受け身の姿勢ではなく、自分たちの頭で考え、自分たちの力でやり遂げる…といった主体的な姿勢の表れとも言えるのではないでしょうか。普段の生活で今何が問題なのかに気付く、その問題解決のためにどうすればいいのかを考える、その際、自分の思いや考えだけで突き進むのではなく、周囲の仲間の思いや考えにも耳を傾け、より良いと思うことを目指して話し合う、そして、実行する…このような流れは、大人になってからも、社会で生きていくうえで、絶対に必要なプロセスです。 今年度の運動会は、学年によって、そのようなプロセスを取り入れています。 実は、日頃の授業でも、なるべくそのような過程を取り入れようとしているのが、今の教育です。時折、このホームページでも、校内研究について紹介をしていますが、その校内研究で目指していることは、今、ここで私が話していることにも通じています。 今から45年ほど前の私の中学時代の話ですが、中1のときの美術の先生が、よく授業中に「ロボタンになるな。」と言っていました。なんでもかんでも大人(教師や親)の言いなりになるな、おかしいと思ったこと、感じたことをきちんと表現して伝えること、考えることが大事という意味だととらえていました。みんな同じ詰襟の黒い制服でしたが、「君たちは、本当にそれでいいと思っているのか。」とおっしゃるような先生でした。校内暴力全盛期でまさに管理教育と言われるような状況でしたので、私にとって新鮮で異質にも思えました。管理教育に反抗していた私が、自分が教師になろうと思ったきっかけの一つでもあります。 教員になってからも、私は教え子たちに「ロボットになるな。」とよく言っていました。何年かして集まった時にも、教え子たちは、この言葉もよく覚えていました。(保護者から、「先生は、『親の言うことを聞かなくてもいい』とおっしゃっているようですが、どういうことですか?」と怒られることもありました。そういうわけではないのですが…。) 一時期よく「指示待ち人間」も批判の対象になっていました。私は、そういう人もいてもいいと思うし、そういうときもあるだろうとも思います。 でも、やはり「言われるがまま」ではなく、自分たちの生活は、自分たちでつくりあげる、切り開く、より良いものにしていくというような気持ちをもってほしいと思います。 秋は、学校行事も授業もそのような機会に恵まれる充実した季節だとも言えるでしょう。皆さんの活躍を楽しみにしています。 【校長のつぶやき】国府津地区敬老会(令和5年9月18日・月)国府津地区出身の市議会議員、国府津中学校長とともに、私も来賓として出席させていただきました。残暑厳しい中での開催でしたが、大変多くの方がご出席され、もし2部開催にしなかったら、本校の体育館では収まらないくらいの方がいらっしゃるのでは…と思うほどでした。 簡単な式典の後、2つの演奏を鑑賞しました。 最初は、「小田原北條太鼓の会」の皆さんによる演奏です。テンポの良いリズム、そして力強い響き、体育館いっぱいに迫力ある演奏で3曲、披露していただきました。 続いて、「国府津中学校吹奏楽部」の皆さんによる演奏です。滝廉太郎作曲の「荒城の月」「花」や「マツケンサンバ」など、4曲を披露。会場の皆さんの手拍子などで全体が一体化した感じでした。 2組の演奏で、元気をいただいたのではないでしょうか? 皆様のご長寿とご健勝をお祝い申し上げるとともに、これからのご健康と幸せをお祈り申し上げます。 小学生とのふれあいの場も設けることができれば…と思っています。 【校長のつぶやき】小田原市児童生徒科学展覧会、行ってきました(令和5年9月15日・金)2年生の作品は「どんなせんざいでよごれはおちるの?」、3年生の作品は「水が物を動かす力の実験」です。いずれも実験テーマの検証に向けて、比べたい条件を変えながら、結果を比較して、自分なりに導いた考察も書かれていて、大作になっていました。 3年生の作品は「小学校長会長賞」を受賞しました。おめでとうございます。 昨年度も見に来ましたが、今年度、展示されているどの作品も、昨年度同様、身近な事象をテーマに、観察・実験したものばかり。調べようとした動機、予想、観察・実験方法、結果、考察などが分かりやすくまとめられていました。私も普段「なんでそうなんだろう?」と疑問に思うことはあっても、ここまで追究していなかったなぁと思うと、テーマの目の付け所に感心するばかりです。小学生の中には「水の中で会話をする方法」「心拍数をあげるには…」などのユニークなテーマもあり、中学生に至っては、マイクロプラスチックや、昨今の猛暑に対応するテーマなど、現実の社会に一石を投じるようなテーマまでありました。 すべての作品を一つ一つ丁寧に読んだわけではありませんが、いくつか読ませてもらい、今年度もまたこの歳になって初めて知ったこともたくさんありました。子供たちの知的探究心、すばらしいです。 18日(月)までの期間、10時〜17時の開催です。興味のある方、よろしければご覧ください。特に、来年度の自由研究の参考にしたいと思われる方…おすすめです。 【校長のつぶやき】国府津中学校の学習相談にお助け出張!(令和5年9月12日・火)昨年度に引き続き、今年度もまた、国府津小学校の教員がお手伝いに伺いました。もともと7日(木)、8日(金)、12日(火)の3日間、設定されていましたが、8日(金)は、台風接近の心配もあり、7日(木)と本日12日(火)の2日間のみ伺いました。 元担任も何人か伺ったので、懐かしさで話も盛り上がりつつ、本来の学習へ。小学校教員にとっては、久しぶりの中学校の学習に内容に戸惑う者もいたようでしたが、教え子のために…と考え方のヒントを絞り出しながら何とか対応していました。 余裕そうに構えている子たちもいましたが、「美術だけは大丈夫!」とちょっと心配な自信をもっている子も…。途中の考え方は問題ないのに、最後の詰めが甘い子もいました。 9教科もある定期テスト。範囲もそれなりにあるようで、大変だと思いますが、集中して後悔しないようテスト勉強に取り組んでほしいと思います。小学校の先生たちも応援していますよ。がんばれ! 【校長のつぶやき】総合的な学習の時間から得られるもの(令和5年9月11日・月)何気なく見かけている券売機にも、弱視の方のための工夫がたくさんあること、そのほか、ホームに行くまでエレベーターや手すりなど、いろいろなところにも工夫がなされていること、そして、何よりも、それらを熱心に教えてくださった駅員さんの熱意に感動したことを、私にも熱く語っていました。「写真もたくさん撮ってきました!」 これだけ担任が感激しているのですから、子供たちも多くの学びとともに駅員さんの思いを感じ取っているのではないでしょうか? 「自分たちが知らない世界や仕事に触れ、その世界・仕事に携わる方の思いとともに様々な工夫にも触れることができる。」そこに、感激や感動などの情感も抱き、それらの思いや経験とともに知識・技能は自分の中に認識として位置づきます。特に、人と直接コミュニケーションをとったり、自分自身が体験したことは、書物やインターネットから机上で得られるものとは比べ物にならないほど、貴重な経験となっていきます。その際、問題意識をもって調べたこと、自分なりに考えをもって確かめようとしたことは、さらに価値のある学び、有意義な経験となるでしょう。もし、納得のいかないことがあれば、さらに追究しようとする姿勢、友達と意見交換をしながら自分自身の考えや場合によっては生き方を見つめ直す姿勢は、生きていくうえでも必要な力です。そういう子を育てたいですね。 実は、この「鉄道グループ」が校外学習に出ている間、校内で残って学習していた4年生のグループのうち、「道路グループ」が校長室に来て、「学区の道路を回って、障がい者のための設備にどんなものがあるのか、どんな工夫があるのかを確かめたいのですが、校外学習に行ってもいいでしょうか?」と尋ねに来ました。どうやら、ルートや確かめたいことも話し合って決めたようです。「安全のために、担任の先生には事前に下見に行ってもらい、きちんと届を出してもらいますが、皆さんも十分に安全に気を付けるように。」ということに加え、「ただ単に調べて、『こんな工夫があるんだ。すごいな。』と感心して、まとめて終わりではなく、いろいろな障がい者の立場になって、設備は十分か、不足しているとしたらどんなものをどこにつけたらいいか、道路を管理している人に提案するくらいのつもりで行ってほしい。」ということも話しました。「わかりました。」と元気な返事が返ってきましたが、さて、どんな校外学習になるでしょう。 4年生の学びに期待しています。 【校長のつぶやき】考えが広がった!(令和6年9月8日・金)本日、5校時目に職員室でコピーをしていると、昨日、校内研究で授業実践をした6年担任が、職員室に来て「校長先生、今、昨日の授業の続きをしているんですが、子供たちがさらに、いろいろな解き方をしていて、おもしろいんです。校長先生、もしお時間があればぜひ見にいらしてください。」と声をかけてくれました。実は、昨日の研究授業の時間、最初の10分ほど参観できたのですが、途中で本日の台風対応について校長会連絡網が回り、さらに他の電話にも対応することになったので、ほとんどの時間は参観できていませんでした。「あの後、授業、どんな感じでしたか?」と担任に伺うことで、ある程度の流れは聞けましたが、やはり直接見たいと思い、お声かけに応じ、すぐに教室に向かいました。 教室に入ると、一通り説明(考え方の披露)は終わっていたのですが、「校長先生にもぜひ説明を…」と担任が促してくれ、友達の考えを説明するという形で、説明をしてくれました。友達の考えを説明できることで、本当の意味で「分かった、理解した」と言えるということで、あえて自分の考えではなく、友達の考えを説明するのです。 円の面積の公式は、私が担任しているときもほとんど平行四辺形(または長方形)をもとに導き出します。他の図形から求めることは、私はしたことがありませんでした。 6年1組の子たちは、なんと三角形、台形、ひし形から円の面積を求めているのです。それぞれの説明を聞いていて、私はひたすら感心していました。 半径10cmの円の面積は314平方cmでずが、三角形からでも、台形からでも、ひし形からでも、314平方cmになるのです。説明の仕方も完璧。きちんと友達の考え方を理解している証拠です。発想の豊かさもさることながら、それぞれの発想に基づききちんと立式をして解を導く根気強さ、そして、友達の考え方を理解しようとする共感的な態度…本当に素敵です。 思わず、自分もまた担任をして授業をしてみたいと思いました。このような授業を展開できる担任も素敵です。 最後に、ノートに「授業の感想」を書いていましたが、ある子が「自分は、長方形しかできなかったけど、友達の意見を聞いて考えが広がった。」と書いていました。これこそ、学校(教室)という所で、集団で学ぶ意義です。学び合いがめざしている姿とも言えるでしょう。また、ある子は「公式は半径×半径×3.14でもちろんいいんだけど、公式以外のやり方が思いつかなかったので、見つけたい!」と書いている子もいました。友達のいろいろな解き方に刺激を受け、探究心に火が付いたといったところでしょうか。学びに主体的に向かおうとしている表れとも言えるでしょう。 こういう子たちを育てていきたいですね。6年1組の授業を見させてもらって、子供たちの育ちを感じました。 【校長のつぶやき】運動会に向けて…(令和5年9月5日・火)運動委員会からは、「運動会のスローガン」と「運動会当日まで盛り上げる方法」の2点について、各クラスで話し合ってほしいという提案がありました。 今年度の本校の教育の重点の一つとして、「子どもの主体性」を育てるということをグランドデザインに掲げました。運動会という行事は、そのような力を育てるいい機会です。自分たちで考えたことをもとに、行事を作り、盛り上げることで、達成感や成就感が得られ、自信や自己肯定感、自己有用感などにもつながっていくのではないかと思います。そして、それらの経験がさらに「他の活動も自分たちの力で…」というように主体性も高まっていくのではないかと考えています。 今回の運動委員会の提案は、その第1歩と言えるのではないでしょうか?その提案の「スローガンについて考えてほしい」という中に、「インクルーシブ教育の視点が入るといいですね。」という言葉が入っていました。これは、夏の「校内インクルーシブ教育研修」や「小中連携児童生徒指導研修会」で、職員が学んできた成果の表れではないかと思っています。本校の職員、本当に素敵です! 本日、早速、話し合っている学級がありました。 今年度の運動会に関して「主体性」という点でもう一つ。学年の発達段階にもよりますが、団体種目の内容やダンスの振り付けなどを自分たちで考えたり、仲間に伝授したりというような活動も取り入れつつあります。 5・6年生では、ダンスリーダーを数人で結成し、曲に合わせた振り付けを自分たちで考えたいと頑張っているそうです。担任の話では、当初、ある程度、教員で考え、一部のパートを自分たちで考えてもらおうとしたようですが、ダンスリーダーの子たちが「自分たちで全部考えたい」と自ら意思表明をしたとか…。担任からは、「ダンスの得意な子だけでなく、誰もが踊れるような振り付けを考えてほしい。」と注文を付けたそうです。もちろん、同じフレーズの所でも、高度な振り付けと簡単な振り付けが共存して、選択できるようになるのもあり。このような「苦手な子も含めて、誰もが」という発想も夏の研修から得たことです。手前味噌ですが、改めて、本校の職員の吸収力は素晴らしいです。 そして、自分たちで考えさせてほしいと訴える子たち。この子たちのエネルギー、パワーも大変すばらしいです。今日、そのダンスリーダーの子に会ったので、「先生に聞いたけど、自分たちで考えるんだって!すごいね。」と声をかけると、「でも、校長先生、終わるかどうか、心配なんです。」とのこと。「運動会までまだ1か月あるじゃん。」と言うと、「校長先生、みんなに伝えて練習もしなくてはいけないから、1か月はないんですよ。」と言われ、「なるほど。そうか…。」 全部できなくてもいいです。やれるところまででもいいです。先生たちがきっとフォローするから。でも、今のやる気とモチベーションを大事にして、できるところまで知恵を出し合い、協力しながら突っ走っていってほしいと思います。応援しています。 |
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