【校長のつぶやき】学習参観・懇談会へのご出席、ありがとうございました(令和6年2月28日・水)学習参観では、子供たちの学びの成果や活躍ぶり、そして、この1年間の成長などもご覧いただけたのではないでしょうか。ご覧いただいた感想も含め、ぜひ、励ましの言葉、お褒めの言葉をお子さんにかけていただきたいと思います。 懇談会でも、担任から、学校での日ごろの様子について、話があったことと思います。教育相談と異なり、個々の様子についての話ではなく、全体的な傾向の話であったかと思いますが、そのような中でも、お子さんへの励ましのヒントとなるようなことをぜひ見つけていただき、「担任の先生がこういうことをほめていたよ。」などと話題にしていただければ幸いです。 修了式まで、残り1か月を切りました。今年度のまとめの月でもある3月を迎えようとしています。この1年間の成長が自覚できるよう、教職員も様々な教育活動や授業を考えています。ご家庭におかれましても、お子さんの頑張りを認めていただければ…と思います。どうぞよろしくお願いいたします。 【校長のつぶやき】6年生に教えてもらいました(令和6年2月20日・火)テーマは「国府津小学校の思い出」「国府津小のよいところ」「自分たちが生活している国府津地区のよいところ 問題点」「後輩のためにこれからも残してほしい学校や地域の取組」についての4つ。 まずは、「国府津小学校の思い出」です。 修学旅行を挙げている児童が2人。他に梅見ハイキング(2年生として1年生をリードした)、宿泊学習、運動会のダンス(自分たちで最初から振り付けを考えたこと)、こうづっ子フェスティバルなどが挙がりました。 続いて、「国府津小のよいところ」です。 挨拶が進んでできること、仲間と一緒に元気に遊んでいること。自然いっぱいの中庭やメダカがいる池。学年関係なく、たてわり班でみんなと遊べること。代表委員会で、仲間と協力して学校のルールをみんなで作るなど、自分たちの意見を取り入れてもらえるのがうれしい。1年生のときの「昔遊び」に地域の方が来校されて触れ合えること。 3点目は、「自分たちが生活している国府津地区のよいところ 問題点」です。 山や海など自然に囲まれているところ。笑顔で挨拶を返してくれること、西湘バイパスや国府津駅があって交通の便がいい。地域防災訓練を通して、児童にも防災意識が芽生えること。 一方、海や道路などにごみが落ちていることがある、スマホを見ながら自転車を運転している人がいる、天神祭でちょっとしたもめ事があったなどが課題として挙げられました。 最後に、「後輩のためにこれからも残してほしい学校や地域の取組」についてです。 今回のように、児童の意見を取り入れてくれる学校運営協議会。昔の伝統的な遊びに触れ合える機会。お祭り。交通安全教室や薬物乱用防止教室など、危険を知らせてくれる授業。たてわり班遊びやこうづっ子フェスティバル(全学年と絆を深めるため)。地域の方の挨拶があることで一日いい気持ちになれる。子供会。PTAの「ふれあい広場」を復活させてほしい。 今回の発表を聞いていて、「6年生ってそこまで考えているんだ」ということを知って、思わず感心しました。1年生から6年生までの異学年交流に価値を見いだしている子もいました。何か問題が生じたら、「自分たちの力で解決する」ということも学んだようです。短い時間でしたが、とても有意義な時間でした。 【校長のつぶやき】心温まるメッセージがいっぱい(令和6年2月17日・土)在校生の6年生に対する「感謝」の思い。お昼の放送で各学年から「6年生の素敵なところ」が発表されましたが、どの学年も6年生のことを「優しい」と言います。そして、金曜日に行われた「6年生を送る会」でも…。私も下級生の面倒見がよかった6年生の姿をよく見かけました。昨年度の6年生もそうでしたが、今年度の6年生もまたいろいろな個性をもっている下級生を見事にまとめ、いつも楽しませてくれた、頼りになる6年生と言えます。在校生は、そのような6年生に「感謝」の思いでいっぱいだったようです。そのような6年生に対して、在校生からは「自分たちもいつか今の6年生のようになりたい。」という憧れを感じられる言葉が聞かれました。在校生のみんなの思い、きっと6年生に伝わったと思います。 6年生からもまた在校生へメッセージが伝えられました。6年生からのメッセージを受けて、どのような小学校生活を送るか、在校生の皆さんもぜひ考えてみてください。 今回、「送る会」をはじめとした「ありがとう週間」などの企画・運営・準備に携わっていた5年生。その5年生の姿を見ていて、頼もしさを感じました。次の5年生になる4年生もまた、「ミニお別れ会」の遊びを提案するなど、頼もしさが感じられます。 今年もまた、国府津小の素敵な伝統のたすきが確実に引き継がれた気がします。6年生、本当にありがとうございました。あと1か月ちょっとの小学校生活、素敵な思い出として残るような過ごし方をしてほしいと思います。体育館の後ろに掲示された在校生からのメッセージ「仲間を信じて自分らしく道を切り開こう」の意味をかみしめながら、卒業後も充実した生活を送ってくれることを期待しています。 企画・運営・準備の中心となってがんばってくれた5年生…大成功でしたね。ありがとうございました。 【校長のつぶやき】昭和21年3月卒業生同窓会の皆様から…(令和6年2月15日・木)お言葉に甘えて、故障しがちであった冷蔵庫を新調できればと思い、お願いをしました。早速手配をしていただき、今週、その冷蔵庫が納品されました。当初は、職員室で使用するつもりでしたが、冷凍室の容量が思いのほか大きいので、実験で氷をたくさん使用する理科室用として使用させていただくことにしました。 さらに、いくらかまだ購入できるということでしたので、大谷翔平選手からのグローブに合わせ、キャッチボール用に柔らかいティーボール6個(半ダース)を頂くことにしました。 国府津小学校のために…といろいろとご配慮いただき、心より感謝申し上げます。いずれも大事に使わせていただきます。ありがとうございました。 卒業後も、ずっと集まれる仲間って素敵ですね。90歳になられてもつながっていられるなんて、憧れます。卒業後も、小学校のことを思い続けていただいていることに、学校を預かるものとしては感謝の思いでいっぱいです。在校生の皆さんも、そのように同級生や学校のことを思い続けてくれたら…などと思います。 【校長のつぶやき】見守りボランティアの方が、明日、テレビに…(令和6年2月14日・水)○2月15日(木) 15:40〜16:54 ○テレビ東京「よじごじDays」内 「小田井涼平が早春の小田原でご長寿さがしの旅」 小田原城の90歳ガイド&98歳の長寿も登場 国府津小学校の正門前の横断歩道で見守りをしてくださっている様子も映る予定です。(児童については、個人が特定されないように配慮されています。) 1年生の生活科の「昔遊び」の授業でもお世話になりました。 毎朝、子供たちに「おはよう」と元気にお声かけされている姿に、私も元気に声かけをしようと励まされます。児童の安全をいつも気にかけてくださり、感謝の思いでいっぱいです。 ご都合が付きましたら、ぜひご覧ください。 【校長のつぶやき】梅見ハイキングを通して、育つ力(令和6年2月10日・土)梅見ハイキングは、いろいろなことが楽しめたようです。でも、「楽しい」だけではありません。子供たちは、この梅見ハイキングを通して、いろいろなことを学んできています。 2年生は、1年生に楽しんでもらうためにいろいろな企画を事前にしてきました。自分だけでなく誰かに楽しんでもらうために企画をする…企画力とともに、相手の気持ちを想像する力も養われます。集団で生活する中で大事なことです。 1年生もまた、自分たちのために楽しい遊びを考えてくれた2年生の思いにこたえ、同級生(1年生)、上級生(2年生)とともに楽しい時間を過ごしました。楽しい遊びを考えてくれた2年生に対する感謝の気持ちや憧れの気持ちを抱いた子もいるでしょう。もしかすると、「自分だったらこういうことを考えるのに…」という思いを抱いた子もいるかもしれません。次年度、自分が企画する側になったときに生かされることでしょう。1年生は、12月、保育園の年長園児を招待し、一緒に秋遊びをする中で、すでに下級生を迎える上級生としての立場を経験しています。このような経験を積み重ねることで、相手の気持ちを考えたうえでのよりよい活動を企画する力が培われていくのでしょう。 その他、梅見ハイキングを通して、別所梅林という公共の場を利用する場合のルールやマナー、2月の梅という自然の様子や梅見という季節や地域の行事に触れるなど、生活科で育てたい力も身に付くと考えられます。2年生は、下級生のことを考えた活動を考え、実行できたことで、自分自身の成長に気付き、自信へとつながっているかもしれません。 ハイキングそのものは、体を鍛えることにもなります。 このように考えると、「梅見ハイキング」は、本校の教育目標である「(こ)向上心・(う)美しい心・(づ)強い心と体の育成」のための最適な活動ともいえるのではないでしょうか。 【校長のつぶやき】6年生、ありがとう(令和6年2月1日・木)就学児童保護者説明会を開催するにあたり、いすを設置するなどの準備があります。これまでの、そのような行事があるたびに、6年生の力を借りてきました。今年も、多くの6年生が活躍してくれました。就学児童は80人ほどですが、余裕を見て100席ほど用意をします。いすを並べたのちに、雑巾でいすを拭き、きれいに…。さらに、通学路方面別に座っていただくために、方面(コース)を表す色と同じ色の色画用紙を背もたれ部分に貼ってもらいました。「どこからどこまでが何色ですか?」「どこに貼ればいいですか?」…と積極的に取り組む6年生。ありがたいです。 会場設営を担当していた教務から「6年生にお願いするのは、おそらく今日が最後です。本当にありがとう。」とお礼の言葉が6年生に向けられました。大変な仕事も嫌がらずに、むしろ意欲的に取り組んでくれた6年生、私からも感謝の思いを伝えたいと思います。今日だけでなく、これまでも表舞台、裏の力仕事、いろいろな場所で助けてもらいました。本当にありがとうございました。 片付けは、参加していただいた保護者の皆様やPTA役員の皆様にお手伝いをいただきました。おかげさまで、片付けも速くできました。この場をお借りして感謝申し上げます。 【校長のつぶやき】急に寒くなりました…病欠の子も増えつつあります(令和6年1月26日・金)年明けは、発熱や体調不良などを理由にした病欠6名(内、出席停止2名)でスタートしましたが、今週は、全校で病欠30名弱(内、出席停止6〜7名)と増えてきました。 児童だけでなく、職員もまた入れ替わりで体調を崩し、休む者が続いています。 学級閉鎖の心配はまだありませんが、コロナ禍前ならば、これからの時期がインフルエンザなどの感染症が増える時期です。手洗い、うがい、規則的な生活、適度な運動や栄養バランスの良い食事で体力・抵抗力をつけるなど、お互い健康管理に気を付けていければ…と思います。 お休み中の子は、どうぞお大事にしてください。しっかり療養して、元気になって学校に戻ってきてくださいね。 【校長のつぶやき】5年生、「協力してやり遂げる姿」に頼もしさを感じました(令和6年1月25日・木)私も「実習の様子を見に行こう、あわよくば少し味見をさせてもらおう」と、今週の時間割をチェックしていたのですが、なかなか行けませんでした。今日の1・2校時目が3クラス目、「最後のチャンス!」と思い、行く気満々でした。すると、私の気持ちが届いたのか、朝1番に授業者の方から「今日、校長先生、1・2時間目、空いてますか?」とお誘いを受けました。「もちろん。最初から行くつもりでした。」と二つ返事で行かせてもらいました。 1校時目、少し遅れていくと、すでにお米は研ぎ終わっていて鍋の中に…。大根などを切っているところでした。 5年生がみんな笑顔で楽しそうに取り組んでいます。互いに教え合う姿も見られました。「もう少し小さく切った方がいいんじゃない?」「包丁で切るとき、野菜を押さえる側の指を切らないように押さえ方を考えて…。」「それが終わったら、次はこうだよ…」手際よく男女関係なく皆で協力しながら次から次へと進めています。 「校長先生の分は、僕たちが作るからね。」と、私の分もしっかり用意してくれていました。頂いたおにぎりは、しっかり握られていましたが、ほんわかして柔らかく、理想的な握り方です。塩味がきいていて、とてもおいしかったです。(お世辞ではなく!) どうやらお世話になった先生方に、いくつかおにぎりを作っているグループもあったようでした。 みそ汁は、すべてのグループを回り、少しずつ頂いて、味見をさせてもらいました。みその濃さは、グループによって微妙に違いましたが、どのグループもおいしかったです。大根やネギ、油揚げもいい感じでした。 調理中から試食まで、みんなずっと笑顔で楽しそう。片付けもできるところから進んで行っていました。 調理法の習得もばっちりでしたが、何より、クラスの雰囲気がとてもいい感じでした。みんなで協力する姿、教え合ったり、助け合ったりする姿、そして、最後までやり遂げる姿…きっと調理実習以外の場でも、そのような姿勢で力を発揮しているのだろうなと思っていました。 さすが、国府津小の次のリーダー…という思いを強くしたところです。 5年生、ありがとうね。これからもいろいろなところで仲間とともに力を発揮してくれることと期待しています。 【校長のつぶやき】グローブに込めた大谷選手の思いを受けて…(令和6年1月23日・火)子供たちも楽しみにしていた大谷選手からのグローブ。代表で誰が受け取るかを、5・6年生で決めてもらいましたが、最初に手にしたいという子も少なくなかったようです。特に6年生は、各クラスから候補者が1人ずつ最終的に残り、グルーブに対する思いを述べながら決めたそうです。6年生代表は、残念ながら代表になれなかった子の思いも含めながら、キャッチボール後の感想・言葉を述べていました。大谷選手の人柄・人間性にも触れていました。 1年生から6年生まで誰もが知っている大谷翔平選手。その大谷選手の思いは、子のグローブを手にすることで、野球に興味をもってほしい、野球をやってほしいというところにあるようです。子供たちもその思いをしっかり受け止めていました。 先週、小田原市の小学校長会があり、大谷選手からのグローブの取り扱いについて、情報交換をしました。学校によって様々でしたが、多くの学校が単に展示だけで終わることなく、なるべく子供たちに使わせたいという思いをもっていました。 国府津小では、まず6年生から順番に全クラスに回し、たくさん見て、たくさん触ってもらうようにします。その後、体育の授業か、休み時間かは未定ですが、とにかくキャッチボールができるようにしてほしいと考えています。詳細は、本校の体育部の教職員に考えてもらうようお願いしています。さらに、休み時間に使う場合は、他の遊びをしている児童の安全性も考えながら、そして、子供同士の争いごとが起きないようなルール作りを運動委員会を中心に考えてもらうことになりそうです。使用するボールについては、軟球ではなく、軟球と同じような大きさ・形態のゴム製のやや柔らかいボールを使用するようになる方向で検討しています。(今日のステージ上のキャッチボールも、そのボールで行いました。) 使用しない間は、職員玄関を入ってすぐのところにショーケースを置き、その中に展示をします。(ショーケースは、校務用員さんが、コロナ禍の時に使用していたアクリル板の余りを再利用して製作してくださいました。) できるだけ、使ってもらえることを願っています。 大谷選手の思いを受けて「野球しようぜ!」。(学校では、なかなか野球はできませんが、せめてキャッチボールから…) 【校長のつぶやき】次のリーダー(令和6年1月18日・木)今回の提案を作成したのは5年生です。5年生以下の児童は、その提案について各学級で話し合いをし、各学級の代表者は話し合いの内容を受けて、代表委員会に参加します。どのような話し合いがなされていたかを事前に把握し、各学級で話し合われた内容をどのように展開していくかを考えながら、事前に進行の仕方を練習しています。もちろん、実際の代表委員会では、その場で考えたことも新たに発言されますから、練習どおりにいくとは限りません。臨機応変に展開していく力も求められます。 担当の話では、練習の成果もあって、各学年からの意見も受けながらもスムーズに代表委員会は進行したそうです。そして、自分たちが考えた提案(原案)のほとんどを受け入れてもらえたことにも、自信をもったようです。 代表委員会は、リーダーへの道の第1歩。毎年この時期、6年生の卒業前にリーダー役が5年生へと引き継がれていきます。代表委員会の後、さらにリーダーとして活躍する場面が増えていくことでしょう。代表委員会での活躍ぶりを聞いていると、6年生も安心してリーダーの引き継ぎを見届けることができそうです。 5年生、応援していますよ!この後もよろしくお願いします。 【校長のつぶやき】能登半島地震募金(令和6年1月17日・水)そんな中、昨日の朝委員会の時間に、6年生の児童会事務局での話し合い(5年生は「6年生を送る週間」に関する代表委員会の準備でした。)で、能登半島地震募金をしたいという話になったそうです。例年、この時期、児童会事務局では、ユニセフ募金を行っているのですが、今回は、子供たちの思いからユニセフ募金に加え能登半島地震募金も…ということになったそうです。日時等は次のとおりです。 ・日時…1月30日(火)・31日(水) 8:00〜8:10 ・場所…東西の各昇降口 子供たちの思いをくんでいただき、ご協力をお願いいたします。 折しも、今日:1月17日は阪神淡路大震災から29年目の日。冬の震災は寒さとの戦いでもあります。避難所やボランティア活動の在り方についても、この阪神淡路大震災から大きく見直されました。本日、午後から小田原市小学校長会定例会が開催されましたが、そこでも校長会長の挨拶の中で、能登半島地震を踏まえ、避難所(多くの学校が避難所になります。)の運営について、市とともに再確認していくことが大事ではないかという話がありました。津波に関するハザードマップも市から出ていますが、海を抱える国府津学区としては、ハザードマップの想定を超えた(いわゆる「想定外」の)被害状況も考えなければいけないのでは…という気もしています。 放課後や休日、外出先で過ごしていた時に大地震に見舞われたり、津波警報が出たりしたときには、どこに行けば(避難すれば)よいのか(場所によっては帰宅しない方がよい所もあるかと思います。)、ご家庭でもご確認いただければ幸いです。 【校長のつぶやき】味覚を使う授業って、やっぱり楽しい!(令和5年1月15日・月)今日、校内を回っていた時に、家庭科室でにぎやかな歓声が聞こえたので立ち寄ってみると、5年生が出汁入りと出汁なしの味噌汁を味見して、その違いを確かめていました。「校長先生も、飲んでみてくださいよ。」という5年生の声に誘われ、私も味見。授業者から紙コップに注がれた味噌汁を片手に、5年生が「乾杯!」の発声。いいノリですね!私が家庭科室に行ったときは、すでに出汁なしを飲んでいたようで、出汁入りが注がれているときでした。味見をしてみると、ちょっとの量でもそのおいしさを感じます。授業者にお願いして、私も出汁なしを注いでもらい、そちらも味見してみると、その違いは明白でした。 びっくりしたのは、子供たちは、味の違いだけでなく見た目や香りの違いもチェックし、ワークシートに記録しています。味覚だけでなく、視覚や嗅覚もフル活動。私はついつい味覚だけにつられがちなので、子供たちがしっかりと押さえるべきことを押さえているので、感心しました。味覚をはじめとした諸感覚を使って、子供たちは出汁の良さを実感したようです。このような授業は、きっと思い出として記憶に残ることでしょう。出汁は、和食文化の基本・原点ですからね。 来週は、味噌汁作りに挑戦するそうです。いい出汁を取って、おいしいみそ汁を作ってください。来週も校内を回っていて調理実習の場に出会えるかなぁ。 【校長のつぶやき】地域で育つ児童、地域に貢献できる児童(令和6年1月11日・木)実は昨日、私は午後から出張が入っていたので、その様子を見ることはできませんでした。そこで、教頭に写真を撮ってもらい、どんな様子だったのかをその写真からうかがうことにしました。小田原市の「いっせい防災訓練」でも体験できないことも、内容には含まれていました。 真剣な表情で説明を聞いている児童、防災関係器具を笑顔で扱っている児童…児童の表情からは、楽しみながらも真剣に取り組んでいる様子が感じられます。自治会長さんや防災リーダーの方などの地域の方に教えていただき、「こんな防災器具があるんだ。」「こんなふうに使うんだ。」と初めて知ったこと、初めて体験したこともあったことでしょう。自分たちにもできることがあるんだということを知るとともに、自信も得られたかもしれません。地域の方々にも、小学校の高学年児童の頼もしさを知っていただくいい機会になったのではないでしょうか。 能登半島地震の直後だけに、大人も児童も互いに切実感をもって臨んでいたことと思います。南関東にも大きな地震がいつ起きるかわからない、今すぐ起きても不思議ではないといわれています。参加した児童には、いざというときの心構えもできているのでは…と期待しています。 このように5・6年生と地域の方が一緒になって避難時の訓練を行っている学校は少ないと思います。国府津ならでは…ではないでしょうか。地域で育つ児童、地域に貢献できる児童。コロナ禍のために3年間実施できなかったのは残念ですが、国府津の子たちは、地域の方に育てられ、いざというときは地域のために…という意識も育っていることでしょう。ありがたいことです。 久しぶりの実施ということで、担当職員も戸惑うことが多々あったようですが、自治会長さんとの打ち合わせで、細かなところまで丁寧な実施計画案を作ることができました。担当職員、お疲れさまでした。 そして、何よりもご協力いただいた地域の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 【校長のつぶやき】2024(令和6)年、スタート(令和6年1月5日・金)仕事始めは昨日:4日(木)ですが、昨日は学校閉庁日だったため、学校の仕事始めは本日:5日(金)となります。本校では、多くの職員が出勤し、来週からの準備を始めていました。新年を迎え、進級までの残り3か月間をどのように過ごすか、それぞれいろいろな思いをもっていることでしょう。 私が毎月購読している教育雑誌の1月号の特集の1つに「『子どもの声』で学校をつくる!」という記事がありました。子どもの声や思いを聴く、子どもが意見を言える・参画できるような学校にする…など、いろいろな意味が込められています。今年度(令和5年度)の本校の重点に「子どもの主体性を重視する」ということをグランドデザインに位置付けて、職員とともに実践に移してきました。 運動会や遠足・宿泊学習などの行事、国府津っ子フェスティバル・たてわり班遊びなどの児童会活動などで、子どもたちは、自分たちの思いで動き出し、自分たちで考え、判断し、実践するという活動に取り組み、着実に力を付けつつあります。学級の仲間が楽しめるような活動を自分たちで企画・運営している学級も増えてきました。総合的な学習の時間でも、自分たちの学びを地域社会に何らかの形で生かしていこうとする姿が見られる学年もありました。普段の授業でも、毎時間の学習のめあてを子どもたちとともに考え、決めていくという試みがなされています。ペアやグループ等で学び合い、教え合いをしている姿も、授業者に「やらされている」から、自分たちで「やりたい」に変化しつつある学級も見られます。 確かにそのような学級・児童の姿も多く見られるようになってきましたが、まだまだ担任や授業者の指示や思いを受けて動いてる姿も見られるかなというのが、私個人の感覚・感想です。グランドデザインでは「主体的に取り組みたくなるような学習問題・学習活動」を設定することを職員で共通理解したい事柄として掲げています。学習のめあては形式上、子どもたちの声を聴きながら決めていますが、本当に子どもたちが「取り組んでみたい、解決したい、学びたい」と思えるような動機付けがなされているのか、学び合いや教え合いも「友達とともにみんなが分かるようになりたい、互いの考えを聴いて追究したい」と思いながらなされているのか、職員には今一度自身の実践を振り返ってほしいと思っています。 11月に参観したある学級の授業では、子どもたちが「取り組んでみたい、解決したい、学びたい」という意欲をもって、「友達とともにみんなが分かるようになりたい、互いの考えを聴いて追究したい」という姿勢で学び合っていました。あまりのすばらしさに、「どうしたら、そのような学級に育つの?」と思わず担任に尋ねたほどです。 2024(令和6)年、そのような学級や学びの姿がますます増えていくことを願っています。 本年もよろしくお願いいたします。 写真は、酒匂海岸から見た「初日の出」と、元日に国府津小学校の3階の渡り廊下から見た「富士山」です。「初日の出」も「富士山」も、本校の教育目標「向上心」「美しい心」「強い心と体」をイメージしているように感じませんか? 【校長のつぶやき】Chromebookの活用…昨年の1.9倍(令和5年12月30日・土)何か特別に手立てをとっているわけではないですが、校内の授業風景を見て回っていると、確かにいろいろな学年や委員会がいろいろな教科・領域で活用している場面を見ます。昨年は調べ学習で検索していることが多く見られましたが、今年は子供たちが自分の考えを入力したり、その考えをオクリンクで送信したり、それをみんなで共有したり…という場面が増えています。観察で見つけたことや自身のノートを撮影している姿も見られました。体育では、自分たちの動きを動画で撮影し、振り返りの材料として活用している場面もあります。また、調べたこと、伝えたいことをスライドや動画などでまとめ、プレゼンテーションとして活用したり、委員会活動などで全校児童に見てもらったり…という活動もあります。 ICT活用に関する研修は、校内では最低限度の研修しか設けていません。学年内で互いに情報交換をしながら、授業で活用しようとする本校の教員の意識は高い方だと思います。教員からの働きかけも大きいとは思いますが、指導者のICT技能を超えて、子供たちが自分たちで次から次へと応用し作り上げていることもあるようです。子供たちの吸収力と応用力は、時として私たちの想定を超えることもあります。 そのような要素がいろいろと絡み合って、「1.9倍」という結果になったのかもしれません。 ICT機器を使うことが「目的」ではありません。それぞれの学習のねらいを効果的に達成すための「手段」としてICT機器は使用されるべきだと思います。何が何でもICTを使えばいいというわけではなく、学習内容によってはこれまでのように黒板やノートを使用した方がよい場合も多々あります。実際、授業を見ていて、「この場面はICTを使うより、ノートに書かせた方が効果的・効率的なのにな…」と思うこともあります。特に低学年は、実際に鉛筆でノートやワークシートに文字や言葉を書かせる活動が大事だと思います。自ずと低学年から高学年になるにつれて、ICT機器を使う機会が増えていくことになります。 ICT機器の有効活用について、引き続き学校全体として検討し、整備していく必要を感じています。 2023年(令和5年)もあとわずかとなりました。「Chromebookの活用、国府津小学校がんばりました!」というニュースで、今年の更新は締めようと思います。 本年もまた本校の教育活動にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。どうぞよいお年をお迎えください。 【校長のつぶやき】ウサギ年に迷い込んできたウサギ(令和5年12月26日・火)そこで、このまま飼い主が見つからない場合、ウサギをどうするかを考えることにしました。本校では、一昨年度まで、「ココア」というウサギを飼っていたとのこと。私が、昨年4月に本校に赴任した時にはすでにいませんでした。 私は、学校でこのまま飼育するかどうかを子供たちと考えて決めたいと思い、職員会議で話題にしました。職員の中にも賛否両論あり、「子供たちと話し合って決めるようなことではなく、学校として決めるべきではないか、一昨年度、ウサギが死んだときにも、今後、新たに飼うことはしないということになったのでは…」という意見もありました。確かに生き物を飼うということは、かなりの覚悟がいることです。ただ「かわいい。飼いたい。」というだけで飼うわけにはいきません。エサはどうするのか、だれが世話をするのか、長期休みの時の世話はどうするのか、病気になったらどうするのか、…考えなくてはいけないことはたくさんあります。だからこそ、子供たちと一緒に考えたいと思うのです。 現在、ウサギの世話は、教頭や校務用員、一部の教員が中心となって、エサやりやフンの始末などを行っています。エサは、ペレットフード(ラビットフード)と呼ばれる固形の栄養補助食、チモシーと呼ばれる牧草、そして、給食で毎日のように出るニンジンの皮を与えています。 ウサギは、今、多くの子供たちにとってアイドル的存在、癒しの存在になっています。今日も、私がウサギ小屋に行って、ウサギの世話をしようとすると、学校に遊びに来ていた子供たちが集まって、ウサギと戯れていました。 子供たちの中にも、「飼いたい」という子と「飼うのは大変だからやめた方がいい」という子、「どちらでもいい」という子がいることでしょう。まずは、学級で子供たちがどのような思いをもっているかを聞いてもらいました。そして、それらをもとに、各クラスから有志を募り、ウサギの今後をどうするかを考える「委員」のようなものを結成することになりました。いろいろな立場から話し合ってほしいと思います。飼うために必要なことも調べてほしい。私たち大人も子供たちの求めに応じて情報提供はしたいと思います。 すでにウサギを飼っている学校では、地域の動物病院と連携をしたり、ボランティアの方を募って、長期休みの時には交代でお願いをしているところもあるそうです。場合によって、本校も協力をお願いすることになるかもしれません。話し合いの結果、学校で飼うことは難しいから、だれか飼ってくれる方を探そうということになるかもしれません。 子供たちにとっての問題解決学習が始まろうとしています。 なんでもかんでも大人が(学校が)決めてしまうのではなく、子供たちが自分たちで納得のいくまで考え、話し合い、検討の結果、決めていく…そのような機会を大事にしたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様も、見守りと、必要に応じてご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。 【校長のつぶやき】大谷翔平選手からのグローブ(令和5年12月25日・月)だいぶ前から「校長先生、大谷選手のグローブっていつ来るの?」と気にしている子もいます。特に6年生。「3月までには…という話だから、6年生は使えるかどうかきわどいかもしれないね。」と返したこともありますが、もし届いたら、真っ先に6年生に手にしてもらいますよ。せっかくのプレゼントなので、大谷選手の思いを尊重してみんなにキャッチボールはしてもらおうと思います。左利き用も用意して、各校に3つのグローブなんて、大谷選手の気配りって素晴らしいですね。サイン付きらしいから、大谷選手の偉大さをかみしめながら使ってほしいです。 お楽しみに…。 【校長のつぶやき】LRから温かい贈り物(令和5年12月21日・木)先週末には、LRショップから毎年恒例の手作り商品が届きました。こちらは職員を対象に販売されます。私は、落花生2袋、エコたわし1個、タイルコースター2個、ストラップ1個、マグネット2個を購入しました。いずれも、LRの子供たちの手作りです。落花生は、栽培から収穫を経て、学校で炒ったものです。これらの生産活動から、子供たちはいろいろなことを学んだことでしょう。まさに「生きる力」として、将来に直結する学びが多々あったことと思います。皆さんの心のこもった作品(製品)…大事に使わせていただきます。(落花生はおいしくいただきました!) LRの皆さん、ありがとうございました。 【校長のつぶやき】卒業文集、原稿を読ませていただきました(令和5年12月14日・木)6年生児童の文集編集委員を中心とした特集ページ、児童一人一人の思いが綴られたページを読ませてもらいました。 クラスのページは、クラスのカラーが出ていて、楽しい気分で読み進めました。 一人一人のページは、全校児童「35歳の自分へ」というテーマで書かれたものです。将来の夢や期待のようなものを文章の中でにじませながら、今の思い、小学校6年の思い出などもさりげなく入れている子もいました。 たとえ将来の夢がはっきりしていなくても、「こういうことは大事にしようね。」と35歳の自分に語りかけている文章を見ると、どう生きていったらいいのか、自分なりの人生観らしきものをすでにしっかりと考えているんだと感じさせられます。 小学校生活の思い出や学んだことをきちんと見据え、今後の生活につなげ、生かそうとしている子もいました。 夢に向かって、何が必要かということを押さえている子もいます。 「さすが6年生」と思わされる卒業文集でした。きっと、文章を書くことが苦手な子もいるでしょう。でも、みんな本当によく考え、今の自分の思いを自分の言葉で表現することができていると思います。自信、もっていいと思います。 卒業まで3か月ちょっと。悔いのない小学校生活にしてくださいね。 |
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