図書室だより2019 〜その14〜

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「百人一首のひみつ100」
(佐々木幸綱 監修 主婦と生活社)

年明けに控える大きな学校行事と言えば 百人一首大会!ですね。百人一首は天皇の勅令により編集された「勅撰集」という歌集から、藤原定家により選ばれた100の和歌で構成されている…というのは学校でも勉強するところ。2016年に映画化された「ちはやふる」(末次由紀著 講談社)で百人一首に興味を持った人もいるかと思います。

この本では一首ずつの丁寧な解説とともに鑑賞ポイントや歌人のエピソードも盛り込まれており、百人一首の秘密を知るというよりは、日本人なら知っておいてほしい知識が多いです。とはいえ、100首の中、43首と半数近くが恋愛を詠った和歌。複雑な女心が垣間見える恋の歌を中学生の皆さんが理解するのは、まだまだ難しいかも知れませんね。

※図書室ではこのほか「超訳百人一首 うた恋い。」(1,2巻 共に杉田圭著 KADOKAWA)「百人一首大図鑑」(吉海直人監修 国土社)など、眺めているだけでも楽しく勉強になる本を展示しています。気軽に読んで、百人一首を身近に感じてください。

図書室だより2019 〜その13〜

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「寝ればゆるせる ゆるすいみん。」
  (おのころ心平 著
   株式会社主婦の友インフォス)
 
 5日の学校保健委員会では睡眠をテーマに有意義な発表と話し合いが行われました。今回はそれにちなんで睡眠に関する本の紹介をいたします。

 「ゆるすいみん」とは著者いわく「許す」と「睡眠」を合わせた言葉で、今日一日の嫌だった出来事やイライラしたことはぐっすり眠ることで許してしまおう、という眠り方のことだそうです。この本では眠りのスタイルや効果、安眠するためのコツから夢の分析・対応などまで紹介されおり、眠りを様々な角度から学ぶことができる興味深い一冊です。不眠や睡眠不足が病気・肥満を引き起こしやすいことや、睡眠のリズムは食べるリズムと密接に関係しているなど、知ればより健康的な生活を送れる知識がたくさん。偉大な有名人の睡眠法もとても面白いです。普段からぐっすり眠れているけど…という人もぜひ一度読んでみてください。                              

※眠りの導入絵本として有名な「おやすみ、ロジャー」(カール=ヨハン・エリーン著 三橋美穂 監訳 飛鳥新社)もあわせて図書室で展示しています。絵本でも眠りの世界を堪能してもらえたらと思います。   


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