図書室だより2019 〜その4〜

画像1画像2


「世界一美しい錯視アート」(北岡明佳 著 株式会社カンゼン)

 東野圭吾氏の小説「パラレルワールド・ラブストーリー」が映画化され、先月末より上映されていますが、映画協力のクレジットのひとつに「蛇の回転」という言葉がありました。物語とどのような関連があるかに興味を惹かれ調べてみたところ、北岡明佳氏の著書「世界一美しい錯視アート」の中にこの美しい造形を見出すことができました。

 この本は映画の中で重要なファクターとなっている¨人間の脳は簡単にだまされるもの¨だということを実際に体験できるアートブックで、絵が回転しているように見えたり、眺めているうちに色が消えていったりなどの不思議な現象が見られます。人は誰しも自分の記憶や認識が正しいと思いながら生きているものですが、実は私たちの脳は些細な要因にも影響を受けやすい曖昧なものなのかも知れません。

 図書室には「パラレルワールド・ラブストーリー」の原作本とともにこちらの本も展示していますので、併せて読んでぜひ心地よく騙されてみてください!

図書室だより2019 〜その3〜

画像1画像2
「世界のどうぶつ絵本」  
       (ソフィー・ヘン 著 藤田千枝 訳  あすなろ書店)

 間もなく遠足・修学旅行のシーズン到来。国府津中学校ではそれぞれ学年毎に京都や鎌倉・東京方面へと出かけます。1年生は上野へ行きますが、上野というとやはりパンダ!ということで、今回は表紙のパンダのインパクトに思わず目をうばわれてしまう絵本を紹介します。

 この絵本は「動物の本当の大きさが分かる絵本」と題され、ホッキョクグマの手のひらやダイオウイカの目、カンガルーの耳、ベンガルトラの口などがすべて実物大のイラストで紹介されています。表紙のパンダの顔も実物大となっているのが驚き。本当の大きさと言われると、意外と大きいものなのだなあ…と感じる人と、実際こんなに小さいの?と感じる人とで分かれるかも知れませんね。アフリカゾウの足は大きすぎて、ひづめ2つ分だけしか掲載できないとのことですが、それでも相当な大きさには思わず目を見張ってしまいます。

 なかなか珍しい絵本だと思うので、ぜひ図書室で手に取ってみてくださいね。


1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31