図書室だより2020 〜その17〜

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「ビジュアル図解 日本資本主義の父 渋沢栄一の生涯」
(渋沢栄一研究会 著  宝島社)

 2024年度に日本の紙幣(しへい)が一新(いっしん)されますが、新たに1万円札の顔となる渋沢栄一氏。テレビでのドラマも始まり、じわじわと渋沢栄一ブームが沸き(わ )起こりつつありますが、その一生涯や功績(こうせき)を詳しく知っている人は少ないのでは?渋沢氏は国府津中の皆さんと同じくらいの年齢の時に、すでに家業である藍の買い付けを行ったり、得意先回りを任されたりするなど、幼い頃から素晴らしい商才(しょうさい)を発揮していたそうです。この本では渋沢氏の生涯が分かりやすく解説されているほか、渋沢流仕事術&お金論や数々の名言なども詳しく紹介されており、コンパクトながら渋沢氏をまるごと理解できる優れものの一冊となっています。
 中でも見ごたえがあるのが人物相関図。徳川慶喜、西郷隆盛、福沢諭吉・・・そして日本人に留まらず、ルーズヴェルト、ナポレオン三世、蒋介石など、そうそうたる人物と渋沢氏との接点には思わず驚き!商才だけでなく、コミュニケーション力もずば抜けていた証なのかも知れませんね。
 本年度の図書室での貸し出しは19日に終了しました。学年も新たに、また春にはどんどん本を借りに来てほしいと思います。1年間ありがとうございました。

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