図書室だより2019 〜その9〜

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「11歳からの正しく怖がる
         インターネット」
      小木曽健 著・晶文社

 この本の著者は年間300回以上もインターネットを安全に使うための講演を行っていらっしゃるそうです。
 11歳といえば小学5年生ですが、その年代からネットの危険性を教えていかなくてはならない世の中になっていることが衝撃的。

 日常でやってはいけないことはネットでもダメ。そしてネットを適切に利用できるかは、親子のコミュニケーション次第。著者の主張はシンプルですが、はっとさせられるものばかりです。著書の中に「文字の表現力は対面の表現力の30%程度」という表記がありますが、SNS等を多用することにより人と人との面と向かった関わりが少なくなっていること自体に問題があるような気がします。ネットが普及する前のほうが過ごしやすかったかも…と感じる人は、実は少なくないかもしれませんね。

※ネットの危険性について書かれた本ではこのほか「SNS炎上」「SNSトラブル連鎖」(いずれもNHK「オトナヘノベル」制作班・金の星社)。13日に行われたスマホ・ケータイ安全教室の内容を思いだしながら、これを機に親子で読んでみてはいかがでしょうか。



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