技術科でのものづくり 1年生が銅鏡完成

 1年生の技術科「材料と加工に関する技術」の領域で、銅鏡を製作が終わりました。銅鏡とは銅合金製の鏡です。島根県の荒神谷博物館では卑弥呼が魏の国から授かったという銅鏡のレプリカが販売されており、これを教材に選んで、6月より耐水ペーパーで鏡面を磨く作業を根気強く続けてきました。反対の面は、薬品を使い、緑青(ろくしよう)を吹かしています。そして、卑弥呼が魏(ぎ)の国より下賜(かし)されたという三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゆうきよう)は、祭祀(さいし)に使われたということで、置き台は木材を加工して雲形の神鏡台にしました。銅鏡を取り上げたことで、人類の金属利用の歴史の一端を同時に学ぶことやものづくりの楽しさも味わえたことと思います。自分だけの唯一の銅鏡を誇らしげに持つ1年生の姿が印象的でした。
 さて、指導者の村越先生から、旅先で見た『「物を大切に」100回言われるより、1回つくるほうが身につく』看板に、思わず立ち止まったと聞いています。技術科を教えている立場の者として、皆さんにつぶやいてみたくなりましたとも言っていました。名言ですね。

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