9月23日の給食[食のポイント] ココアについてです。 ココアにはテオブロミンという成分が豊富に含まれています。これは動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を防ぐ働きがあるほか、血流をよくすることでリラックス効果を高めたり、逆に集中力を高めたりする作用もあります。テオブロミンはココアの他にも、チョコレートなどカカオを原料とするものに多く含まれています。 9月21日の給食[食のポイント] ママレードについてです。 ママレードは柑橘類の果皮を使ったジャムのことを言います。ママレードという名前の由来はいくつかあり、その中でも有名なのが、はじめにママレードを作った果物が「マルメロ」という名前だったからというものです。ママレードに肉を漬け込んで焼くと、糖分が肉の水分を保持してくれるので、やわらかく仕上がります。 9月20日の給食[食のポイント] 敬老の日についてです。 昨日9月19日は敬老の日でした。それにちなんで、今日の給食は「こまごには(わ)やさしい」献立にしました。これは日本の伝統的な食事に使われている食材の頭文字をとったもので、こ(こめ)ま(まめ)ご(ごま)に(にゅうせいひん)わ(わかめなどの海藻)や(やさい)さ(さかな)し(しいたけなどのきのこ)い(いも)の食材をすべて入れたものにしました。 9月16日の給食[食のポイント] ちりめんじゃこについてです。 ちりめんじゃこは、鰯という魚の赤ちゃんです。とても小さいですが、目も内臓も骨もすべてついています。普段大きな魚や肉などを食べるとき、内臓や骨は除いてしまうことが多いですが、ちりめんじゃこはすべて食べることができるので、これらから体に必要なミネラルを摂取することができます。今日は大豆と一緒に甘辛く煮ました。 9月15日の給食[食のポイント] 十五夜についてです。 十五夜(中秋の名月)とは満月のことを言います。新月から満月になるまでの期間がおおよそ15日なので、満月のことをそう呼ぶようになりました。空が澄んで特に美しく晴れ渡る時期が9月中旬〜10月上旬と言われ、今年の十五夜は今日、9月15日です。この日には里芋やお団子を食べると健康で幸せに過ごすことができると言われています。 9月14日の給食[食のポイント] ミネストローネについてです。 ミネストローネはイタリア生まれの料理で、主にトマトを使った野菜スープのことを言います。イタリアでは伝統的な家庭料理の一種で、家庭や日によって入る食材が異なります。日本人の感覚で言うと、お味噌汁に近いかもしれません。今日のミネストローネにはマカロニが入っていますが、イタリアではお米を入れることもあるそうです。 9月13日の給食[食のポイント] 小松菜についてです。 富士見小学校の給食で出てくる小松菜は、ほぼ小田原市で採れたものを使っています。地元の農家さんが、農薬をできる限り使わずに大切に育ててくださった小松菜です。小松菜には血の成分になる鉄分や、骨の成分になるカルシウムが多く含まれています。鉄分は豚肉などたんぱく質と一緒に食べると吸収がよりよくなります。 9月12日の給食[食のポイント] かますについてです。 かますは9月頃から旬を迎える秋の魚です。「秋かますは嫁に食わすな」ということわざがあります。これは、他の人に食べさせたくないくらい旬の秋に獲れるかますは脂が乗っておいしいという意味を表しています。 かますは水分が多い魚なので、今日のメニューのように干物にして食べると旨みがギュッと詰まっておいしくなります。 9月9日の給食[食のポイント] ちゃんぽん麺についてです。 ちゃんぽんという言葉は「いろいろなものを混ぜること、または混ぜたもの」という意味です。ちゃんぽん麺は長崎県が発祥の日本で生まれた料理です。豚肉やいか、うずらの卵、人参、玉ねぎ、キャベツ、長ねぎ、小松菜など、今日のちゃんぽん麺にもいろいろな食材が入っています。いろいろな食材を食べることは、いろいろな栄養素を体に取り入れられるという面からもメリットがあります。 9月8日の給食[食のポイント] さつまいもについてです。 さつまいもは8月〜11月が旬の食べ物です。さつまいもには麦芽糖という糖分が含まれています。この麦芽糖は加熱していない状態ではあまり甘みはありませんが、加熱することでブドウ糖という甘い糖分に変わります。特にゆっくりと加熱することでより多くの麦芽糖がブドウ糖に変わるので、さつまいもを調理するときはゆっくり加熱するとよりおいしくなります。 9月7日の給食[食のポイント] いんげんについてです。 いんげんは緑黄色野菜の一種です。緑黄色野菜にはβ―カロテンという栄養素が豊富に含まれています。β―カロテンはビタミンAの前駆体(ビタミンAになる一歩手前の物質)で、体の中で必要な分だけビタミンAに変換される優れものです。いんげんには他にもアスパラギン酸という疲れをとる栄養素が豊富に含まれています。 9月6日の給食[食のポイント] たこについてです。 たこにはタウリンという栄養素が豊富に含まれています。タウリンは私たちの体を正常な状態に保つ働きをします。例えば、血圧や血糖値などが高すぎたり、低すぎたりしても、正しい値に戻してくれたり、疲れた体を修復してくれたりするのです。魚介類の中で、たこの他にいかにもこのタウリンは豊富に含まれています。 9月5日の給食[食のポイント] 押麦についてです。 押麦には、食事で摂ったエネルギーを体の中で使うための手助けをするビタミンB1、おなかの調子を整える食物繊維が豊富に含まれています。今日はごはんの中の1/10にこの押麦が入っています。まだまだ暑く食欲が落ちてしまいがちな時期ですが、これから運動会の練習も始まります。ビタミンB1や食物繊維の入った麦ごはんは手軽に栄養が摂れる一品です。 7月15日の給食[食のポイント] 白菜は英語でChinese cabbage(中国のキャベツ)と呼ばれる通り、中国で誕生した野菜です。日本で本格的に栽培されるようになったのは、明治時代の日清戦争・日露戦争後と言われているので、比較的日本に伝わってからの日が浅い野菜です。白菜には風邪予防や疲れに効果のあるビタミンCや、余分な塩分・水分を体から出すカリウムという栄養素が豊富に含まれています。 7月14日の給食[食のポイント] 南蛮漬けとは、肉や魚に粉をまぶして揚げ、ネギなどの香味野菜と一緒に酢で漬け込んだ料理のことを言います。「南蛮」とは、江戸時代に鎖国をしていた日本で唯一の貿易国だったポルトガルやスペインなどの国を指す言葉です。当時日本であまり馴染みのなかった「揚げる」「香味野菜・香辛料」を使った料理であることから、このように名づけられました。 7月13日の給食[食のポイント] 枝豆は、大豆の豆を未成熟の状態で収穫したもののことを言います。枝豆は野菜としてのビタミンと、豆としてのたんぱく質が両方とも豊富に含まれる、栄養価に富んだ食べ物です。たんぱく質は多くのアミノ酸が集まってできる物質です。枝豆のたんぱく質は特に、炎症に対して鎮静効果のあるアミノ酸や、肝臓の働きを整えるアミノ酸が豊富に含まれています。 7月12日の給食[食のポイント] とうもろこしには、必須脂肪酸といって人間の体内では作り出せない脂肪酸が含まれています。この必須脂肪酸には善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがあり、生活習慣病の予防に役立ちます。また、ごはんなどの炭水化物をエネルギーとして使うために必要なビタミンB群という栄養素も多く含まれています。 7月11日の給食[食のポイント] カマスは細長い形をした白身の魚です。今日のカマスは小田原で獲れたカマスを使用しています。カマスは20以上の種類があり、大きさも様々で、大きなものでは全長180cmを超えます。魚の中では比較的脂肪が少なく、淡白な味です。そのため、どんな料理にしてもおいしく食べることができます。 7月8日の給食[食のポイント] 鹿の子揚げの鹿の子というのは、鹿の子どものことを指します。鹿の子どもには細かい斑点があり、今日の鹿の子揚げは白ごまと黒ごまで表現しました。ごまにはカルシウムや鉄分、食物繊維など成長期に必要な栄養素が豊富に含まれています。一度にたくさん食べることは難しいですが、どんな料理とも相性がよいので、食事に取り入れやすい食材です。 7月7日の給食[食のポイント] 冬瓜は今の時期が旬の夏野菜です。夏が旬の野菜の多くは、火照った体を冷ます働きのあるものです。また、カリウムという栄養素が多く、余分な塩分や水分を出して、体内のバランスを整えます。熱中症など暑さが原因で起こる病気は、塩分と水分のバランスが崩れて起こることが多いので、カリウムを多く含む夏野菜を暑い時期に食べるのは理にかなっています。 |
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