学校での子どもたちの様子をお伝えします。

江之浦測候所

江之浦測候所

昨日10月9日、「江之浦測候所」がオープンしたので訪ねてきました。

杉本博司氏の小田原考のなかに、「眼鏡トンネル」がでてきます。
僕が中学生の頃までは、この眼鏡トンネルを通って小田原へ出かけたのでした。真鶴から小田原間のトンネルの数を数えたり、眼鏡トンネルの眼鏡の部分の数を数えながら、15分間の電車の時間を過ごしました。
中学3年生の時に真鶴隧道が完成し、赤沢(眼鏡トンネル)、八本松、長坂山の各隧道は使われなくなりました。

天気もよく、秋の爽やかな海南風が肌に心地よく感じられます。
ギャラリーの写真「海景」は、きっと「海の記憶」の一部なんだろうな、などと勝手に想像しながら相模湾を眺めました。
少し靄っていて、海と空の境界線がはっきりしません。
いつも見慣れている相模湾の風景ですが、石と光学ガラスを用いて各時代の様式を取り入れた建造物を通してみる景色はひと味もふた味も違った感じで、自分が歴史とアートの一部になったような気がします。

根府川・真鶴は古くから石の産地でもありますが、「藤原京石橋」や「百済寺石橋」、「法隆寺若草伽藍礎石」に興味を惹かれました。

杉本博司氏のお話を聞く機会はありませんでしたが、建設中の「化石窟」を見回られている姿を拝見し、おこまがしくも「海の記憶」を共有してますよ、とつぶやいたのでした。




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