学校での子どもたちの様子をお伝えします。

夢から目標へ

穏やかなお正月を迎えられたことと思います。

今年も三が日は、テレビでスポーツ観戦をしながら過ごしました。
実業団駅伝、箱根駅伝、ライスボウル、天皇杯、高校サッカー・ラグビー・・・
それぞれの種目で連覇するチームも多くあり、個人の技術・体力・メンタル面での強化はもちろんだが、チーム内での切磋琢磨がよい結果に繋がったのだろう。
自分も彼らのように、目標を一つ高いところに置きたいと思った年の初めです。

今朝の朝会では、宇宙飛行士の金井さんのお話しをもとに、「夢から目標に繋げること」の重要性について話しました。
原稿と口述とではだいぶ違ってしまいましたが、論旨は以下のとおりです。


新しい年が始まりました。2018年、平成30年です。
新年を迎え、新たな夢や希望をいだいたのではないでしょうか。
今日は「夢」のお話をします。

もう一月ほど前のことになりますが、12月17日、金井宣茂さんが12人目の日本人宇宙飛行士として、ロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーションへ旅立ちました。

金井さんは、自衛隊の医師から転身し、宇宙飛行士の「夢」を実現させました。
飛行士選抜試験の結果は補欠でしたが、諦めずにに体力作りや語学の勉強を続け、追加合格の知らせを受けました。宇宙に対する憧れと医師としてのやりがいに思い悩んだそうですが、「一歩を踏み出すことが大事」と挑戦したのです。

960人の受験で合格は2人だけ、補欠でした。「いつ呼ばれてもいいように」と、休み時間や仕事後はランニングや語学の勉強を黙々と続けたそうです。
「何があっても最後は自分で対処するしかない」と語っています。

宇宙飛行士になりたいと思っている人全てが、宇宙飛行士になれるわけではありません。どの世界でも同じです。たとえば相撲の世界。横綱になりたいと思うだけでは横綱にはなれません。そこには、なるための努力が必要になります。ましてや、なりたいと思わない人は、絶対になれませんね。

夢を持つことは大切です。みんなも夢を持っていると思います。
その夢を実現するために、みんなには、「夢を目標に換える努力」をして欲しいと思います。
 
そこで、年の初めに、足柄小のみんなには二つのことを求めたいと思います。

一つ目は、様々なことに興味を持ち、視野を広げ、深く考えてほしい。
つまり、思い切り勉強しよう。ということです。

二つ目は、思い切り勉強できるように、強くなれ、身体も心も鍛えよう。
つまり、自分で決めたことをやり遂げられる人になろう。ということです。

小さなことからでいいので、強く決心して、やり通してください。
決めたことを一つずつやり遂げていくと、いろんなことに挑戦できる強さが身につきます。

4月からは、6年生は中学生になる。5年生は小学校での最上級生にというように、各学年が1つずつ上の学年に進級します。
1月から3月までの3ヶ月間は、4月からの新しい学校生活へむけての助走期間です。良い助走をしないと力強いジャンプをすることは難しいです。

これからの日本を担い、リーダーとなるのはあなたたちです。
一人ひとりの思いの強さが、日本や世界を変えていくのです。
今年の夢や目標を見失うことなく、挑戦し続けて欲しいと思います。




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