学校での子どもたちの様子をお伝えします。

PTA総会での校長の話

PTA総会での校長の話

暖冬といわれた今年の冬ですが、結構寒い日もありました。
昨日、今日と暖かな日和です。
寒さと暖かさを繰り返しながら、少しずつ春の気配が感じられるようになってきました。

本日は、PTA総会・学級懇談会にご多用な中、多数ご参会いただきまして誠にありがとうございます。

3月23日にはこの場所で、卒業式が行われ、67名の6年生に卒業証書を渡すこととなります。

2月半ばから昨日まで、6年生と面接を行ってきました。
小学校での思い出や、将来の夢などについて話を聞いたのですが、
小学校の6年間はあっという間だった、部活や勉強を頑張りたいと、みな、中学校生活への大きな憧れと期待を語ってくれました。

私からは、中学を卒業した後はどうするの?
と、少し先のことへの質問をしました。

明確な進路について話した人もいましたが、
多くの人は、“まだわからない”と話しました。
そこで、中学校の3年間で自分がどんなことに向いているのか、何をやりたいのか1年生のうちから少しずつ考えておくといいねと話しました。
3年後、彼らは進路選択を迫られることになります。
自分の道は自分できり拓くことが求められます。

進路選択に関連して、
県立高校改革と大学入試改革についてお話ししようと思います。

まず「県立高校改革」です。
昭和48年度から62年度まで、生徒の急増期への対応として
県立高校が100校新設されました。
平成12年度から21年度までは、生徒の減少と多様化への対応として統廃合や新設のコース、総合学科などの科が創られました。
そして、平成28年度から平成39年度にかけて、
活力ある魅力にあふれた高校づくりに向けた改革が始まります。

県がつくった中学生向けのパンフレットがありますのでご覧ください。

この全てをお話しすることはできませんが、一部を紹介します。
平成28年度からの変更点が載っています。現在の中学2年生が受験するときから変更されます。
 大井高校・・・クリエイティブスクールへの変更
 山北体育コース、西湘高校理数コース・・・専門コースの解消
 小田原総合ビジネス高校・・・普通科の併設
 吉田島総合高校・・・総合学科を単位制農業科に改編

まだまだ先のことだから、小学生には関係ないということはありません。やがて、本校の子どもたちも中学を出た後の進路について真剣に考える時期が来ます。
是非、今後の情報や動向に関心を持っていただければと思います。

次に「大学入試改革」です。
現在の大学入試は、まず大学入試センター試験を受け、
各大学ごとの入学試験、いわゆる二次試験で選抜されています。

2020年度(平成32)以降、社会の変化に対応するため
大学入試制度が大きく変わります。
現在の中学1年生から小4までは、大学入試センター試験が
新しい試験・大学入学希望者学力評価テストにかわります。
現在の中1が高3になる頃に導入が予定されています。
教科書の内容さえ覚えておけば解ける問題は減り、
思考力・判断力・表現力が問われる問題が増えます。

さらに、現在の小3からは2つの新しいテストが始まります。
高校在学中に「高等学校基礎学力テスト」が始まり、その成績を大学入試に活用する可能性があります。
そして、先程の「大学入学希望者学力評価テスト」の2本立てで入試が行われるようになります。
このように、大学入試もかわってきます。

また、早ければ3年後、今の3年生が5年生に、4年生が6年生になった時から小学校5・6年で英語が教科として扱われ、成績もつくようになります。

学校は勿論のこと、社会全体で知識だけでなく、思考力・判断力・表現力が問われ、主体的に学ぶ力を培うことが求められていることの現れです。

以上、雑ぱくですが県立高校改革と大学入試改革について
お話しさせていただきました。

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