学校教育目標「心豊かに たくましく生き抜く 子どもの育成」

秋のウォーターランド

 朝晩の冷え込みも厳しくなり、秋も深まってきました。子ども達に大人気のウォーターランドも、秋の訪れを感じさせてくれます。秋の花といえばバラですね。ウォーターランドの周りの花壇にもバラの木が5本ほどあります。今年は、例年以上にこまめに手入れをしてきたので、長い間バラの花を楽しむことができました。今も淡いピンクや真っ赤なバラが優雅に咲いています。しかし、つぼみの数も減ってきていますので、楽しめるのもあと1週間というところです。
 週末に、ウォーターランドに棲むコイにえさをあげてほしいと4・5年生の子どもたちに頼むと、「先生、大変!コイがいない!」とちょっとした騒ぎになりました。子ども達の話によると、いつもはえさをあげたり手をたたくとすぐに寄ってくるコイが今日は姿も見えないとのことでした。私も心配になって池に向かうと、4年生の男の子が「最近、ウォーターランドに行ってなかったからだめなのかな。」とつぶやいていました。寒くなるとちょっと足が遠くなるようです。5年生の男の子は「先生、コイって冬眠するの。」と尋ねてきました。「どうだろう。でも、姿が見えないってことはあなたの言うとおり冬眠するのかな。」と答えると、「先生も知らないんだ。○○くんがいたら、教えてもらえるのに。何でも知ってるからさ。」とちょっと自慢げに話してくれました。
 この関わりの中で2つのことでうれしく感じました。1つは、生き物について新しい疑問が生まれたことです。子ども達が何気なく生活している中に、実はたくさんの疑問があって、新たな疑問と出会う瞬間に立ち会えたということです。4年生の子と一緒に「どうなんだろう。」と少しの間だけでも考えられたことがうれしかったです。もう1つは、「○○くんがいたらいいのに。」と考えた男の子のつぶやきです。きっと困ったときによく助けてくれる友達なんでしょう。その場にいなくても、教室の授業のように「誰かの話が聞きたいな。」という気持ちが自然に生まれることがとても素敵に感じました。
 3人でえさをあげて、池の周りで待っていると、ひょっこりとコイが顔を出してくれました。「なんだ、隠れていただけか。」と自分の予想が外れたことでちょっとがっかりした気持ちと、ちゃんとコイがいてくれたという安心感が伝わってきました。写真を見て分かるように、今、ウォーターランドはホテイアオイがいっぱいあって、コイを見つけるのにも一苦労なんです。ウォーターランドを訪れた際は、バラの花と一緒に、コイも見つけてみてください。
 

                                        (11月16日)
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