【校長のつぶやき】教育実習、3週目(令和6年5月29日・水)教育実習が始まったころは緊張気味な印象でしたが、学級の雰囲気にもすっかり溶け込んで、児童ともいい関係を築けているということが、見ればすぐ分かります。何より笑顔で授業ができることが素晴らしいです。教師の誰もが笑顔で授業をしているわけではありません。笑顔で授業をしているからいい教師だというわけでもありません。でも、笑顔は子供たちに安心感を与え、授業中の雰囲気を明るくします。そのような雰囲気が分からないことを「分からない」と言える環境をつくり出し、発言もしやすくなりがちです。児童は正直なので、つまらない授業の時は表情には笑顔はなく、沈黙しがちです。実習生の授業は、前者です。 発言する子が多い授業がいい授業とは言えません。発言が少なくても、時間内に一生懸命考えている子はいます。私も、自分が子供の時、自分から進んで発言するなんてことはしない子でした(今でも自分から手を挙げて発言するのは苦手ですが…)。そういう子もいていいんだという前提で授業を見たとき、発言するかしないか別にして、児童は、先生の問いに一生懸命答えようとしていることもうかがえます。 また、教育実習では、どの大学の実習でも、毎日「実習ノート(実習記録・実習日誌)」を書きます。実習生が毎日1ページほど書き、指導教官はその記録に毎日コメントを書くというのが一般的です。それらの記述を、私も毎日読ませてもらっていますが、実習生は、授業参観を通して、実に多くのことを吸収しています。常に謙虚な姿勢で、自身の授業実践に生かそうという思いが記述からうかがえます。実際に授業の事前準備も熱心に行っています。このような姿勢をもっている方は、いわゆる授業力も着実に高めていくことでしょう。楽しみですね。 残りの実習期間、吸収できるものはとことん吸収して、やれることはとことんやってみて、児童とのいい思い出がたくさんできるような実習になることを期待しています。 【校長のつぶやき】インクルーシブ教育を推進していく中で…(令和6年5月27日・月)研修会は、星槎大学の先生による講演。演題は「インクルーシブ教育の学校現場での推進について」です。いくつか、衝撃を受けたことがありました。自分の認識を改めたこともあります。 インクルージョン(inclusion)の原則は、「万人のための教育(Education for All)」であるということ。インクルージョンは決して障害がある子供とない子供が共に学ぶことではなく、障害の有無にかかわらず、個人のニーズに合わせた教育を目指すこと」だということでした。 認知発達の話もありましたが、その中で、これは本校の職員にも意識してほしいと思ったことを1つ紹介します。 教師が「帽子をかぶって、外に行きましょう。」と指示を出した時の話です。 子供によってはすべての指示を理解できずに、1番最後の指示だけ覚えている子がいるそうです。この場合は、「外に行きましょう。」です。 帽子をかぶらずに外へ出た子に対して、教師が「先生は、なんて言いましたか?」と注意をします。 その子は、「『外に行きましょう。』と言った。」と答えます。 すると、その教師は「『帽子をかぶって』と言ったでしょ!」と怒ります。 その子にしてみれば、先生の言ったとおりにしたのになぜ怒られるのか、不安になるという話です。 確かに、教育活動全般において、「指示は短く、一度にいくつも出さない。」とはよく言われることです。しかし、そのことを常に意識しているかどうか…。自身の日々の実践を振り返ることが必要だと思います。 もう1つ。今日の講演の話に出てきたことではありませんが、関連して、最近気になるやり取りがあるので、触れたいと思います。 教師は、子供たちに集中して話を聞いてもらおうとして、「先生は1回しか言わないから、よく聞いてね。」という言葉を結構使うことがあります。私も、担任をしている若い時に、先輩教員の真似をして使っていたことがあります。 でも、1回で聞き取れない子は必ずと言ってもいいほどいます。聞き取れなかった子が、教師に尋ねると、「先生は『1回しか言わない』って言いましたよね。」と怒るパターン。 特別支援教育のことを学ぶと、聴覚優位の子と視覚優位の子がいて、それぞれの子(個)に応じた対応が必要だということを知ります。一斉の指示が聞き取れない子に対しては、一斉の指示の後に個別に指示を出すことも必要だということも学びます。 しかも、「分からないことはそのままにしないで尋ねて。」とか「『分からないこと』を『分からない』と言えることが大切。」などと指導しているのに、尋ねてきた子を怒るとは理不尽にさえ思います。 私たちは、知らず知らずのうちに、教師の都合や教育観、自身の指導へのこだわりによって、矛盾したことを子どもたちに強いてしまい、子供たちに不安を与えているのではないか、常に省みたいと、今日の研修を終えてふと感じました。 ほかにも、いろいろと確認したいことはありますが、それはまたの機会に…。 (今日の夕方、久しぶりに虹を見たので、思わず撮影しました。) 【校長のつぶやき】6年生、お帰りなさい(令和6年5月26日・日)今回は、教頭が多くの記事をホームページにアップしてくださいましたので、子供たちの様子がホームページを通してよく伝わってきました。(私が引率だったら、こんなに多くの記事はアップできませんでした。教頭先生に感謝です。)また、要所要所で教頭から直接電話で、子供たちの様子について報告も受けていました。 行きの電車の中では大盛り上がり。子供たちが協力しながら楽しい時間を過ごそうと工夫していたことが伝わってきます。見学先では、海外の方とも積極的に関わり、習った英語の力を試そうとしていたことも伝わってきました。物怖じをしない国府津の子たちの良さが発揮されていることも分かりました。自分には見ず知らずの方に英語で話しかける勇気もないので、国府津の子たちを尊敬します。集団行動に必要なマナーや時間を守っての行動などもきちんとできていたようです。特に2日目の東照宮では、班別行動で見学をしたとか…。子供たちを信頼しているからこそ、できること。その信頼にきちんと答える子供たち。立派です。準備・下調べの段階から、子供たちはChromebookなどを活用して、本当に熱心に取り組んでいました。特に、実行委員会の子たちは、しおりの製作の中心となり、当日も出発式に始まり、最後の解散式まで、学年全体の中心となって活動していました。 きっと、この修学旅行を通して、楽しいことがいっぱいあったことと思いますが、学んだこともたくさんあったはず。ぜひ振り返りをして、自信へとつなげてほしいと思います。 修学旅行の実施に当たり、保護者の皆様にはお弁当をはじめ、いろいろな準備にご協力いただきました。お見送り、お出迎えにもお力添えいただき、心より感謝申し上げます。ぜひ、子供たちとともに修学旅行の振り返りをして、いろいろな思い出話を聞いてあげていただきたいと思います。また、2日間、しっかりと休養させてあげてください。本当にありがとうございました。 引率職員もお疲れ様でした。夜も含め、なかなか気が抜けない2日間だったかと思います。子供たちにとって充実した2日間になったのではないかと思います。ありがとうございました。引率職員の皆さんもしっかり休養を取ってください。 修学旅行、本当にお疲れ様でした。 【校長のつぶやき】日光修学旅行へ出発(令和6年5月25日・土)みんな、朝早くから集まり、楽しみで仕方がないという様子。修学旅行は、小学校生活の中でも1・2を争う思い出に残る行事です。今日までの間、日光について、下調べもしてきました。日光の「自然の美」、世界遺産でもある東照宮などの「人工の美」を堪能してきてほしいと思います。子供たちにとっては、夜の出来事や電車内での出来事の方が思い出に残るのかもしれませんが…。 健康と安全に気を付けて、友達の迷惑にならない中で修学旅行を楽しんできてほしいと思います。 (引率の教頭が、随時、ホームページをアップするとはりきっていましたので、チェックしてみてください。) 【校長のつぶやき】アクセス件数1,000,000(百万)件突破(令和6年5月21日・火)本来、その日の記事(学校日記)はなるべく早くアップし、ご家庭の中でお子さんとその日の学校生活についての話題のきっかけにしていただければ…と思っているのですが、なかなか思うようにならず…。特に今年度は、学校にいる間の業務がいろいろと重なり、帰宅してからの作業になっていることで、アップする時間が遅くなってしまい、申し訳なく思っています。 それでも、一昨年度より昨年度、昨年度より今年度と、毎日、毎月のアクセス件数が多くなってきていることに感謝の気持ちでいっぱいです。児童の様子はもちろんのこと、職員の様子、そして、校長としての私の思いを時折お知らせすることで、国府津小学校の様子や教育活動に対する学校の考えをお伝えできているのではないかと思っているからです。もちろん、すべての保護者の皆様にこのホームページをご覧いただいているわけではないでしょう。少しでも多くの保護者の皆様、そして、地域の皆様にもご覧いただくことで、本校の教育活動へのご理解ご協力に結びつくことができれば…と思っています。 今後も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 【校長のつぶやき】国府津中学校の運動会、見てきました(令和6年5月17日・金)中3のソーランに始まり、中1・中2・中3と順番にクラス対抗の大縄でした。そして、最後は選抜リレーです。 仲間と力・気持ちを合わせ、演技・競技に取り組む中学生の姿は、とても清々(すがすが)しいものでした。生徒たちが自分たちの力で運営をしている姿には、「さすが中学生」と感心させられました。大縄については、上級生になればなるほど、技のレベルの高さやチームワークの良さを感じさせられ、下級生の憧れの的にもなっているようです。 スローガンの「Do my best 〜仲間とともに最高を目指す〜」が達成されているのだろうなと思います。また、閉会式で教頭先生がお話しされていた「Good loser」…負けても潔い人・勝者を素直にたたえる姿も、見ていて気持ちがよく、国府津小の卒業生たちが着実に成長し続けていることを感じました。 卒業生の活躍と成長を見られて、うれしい気持ちにさせてもらった運動会でした。 【校長のつぶやき】国府津地区諸団体総会4連続(令和6年5月12日・日)「国府津地区まちづくり推進委員会」「国府津地区社会福祉協議会」「国府津地区青少年健全育成協議会」「国府津地区防犯活動協議会」の4団体です。昨年度は、この4団体に「国府津体育振興会」も加え、5団体の総会を行いましたが、今年度はすでに「体育振興会」の総会は別の日に行いましたので、4団体です。最初の総会が12時30分に始まり、最後の総会が終わったのが16時過ぎでした。私は、様々な立場(理事や評議員など)で、すべての総会に出席、教頭には今年度赴任ということから紹介の意味も込め、2番目の社協の総会から出席してもらいました。保護者の方々も、様々なお立場で出席されていらっしゃいました。 体育振興会も含めた5つの団体の活動は、様々な形で子供たちにも関連しています。今年度の活動計画を伺いながら、国府津地区統一スローガン「子どもは宝 守ろう育てよう こうづっ子!」のもと、地域の皆様に国府津の子たちが見守られ、育てていただいていることを感じました。学校としても、子供たちが自分たちの住む地域に感謝の気持ちと愛着を抱けるような教育活動を考えていければ…と思っています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。 【校長のつぶやき】ゴールデンウィークが終わります(令和6年5月6日・月)1年生がゴールデンウィーク前に発行した学年だよりに次のような文書が掲載されていました。 もうすぐ入学してから1か月がたちます。この時期は1か月の緊張がほぐれたり、疲れてきたりして「学校に行きたくない。」と思ってしまうお子さんもいます。お子さんが学校に行きたくないと話していたら保護者の方は「大丈夫かな…。」と心配されると思います。でも、ほとんどの場合、お子さんは学校に来てしまえば友達と一緒に楽しそうに1日を過ごしています。ご不安はあるかと思いますが、まずは、‘大丈夫だから行っておいで’と笑顔で送り出してあげてください。時間の都合がつくようでしたら、昇降口まで一緒に来ていただいても構いません。明日からゴールデンウィーク、合間に平日を挟みますが連休も続きます。入学後がんばってきたお子さんたちにとって、ほっと気持ちを休める時間になればと思います。連休後は早く学校のリズムを取り戻せるように支えていきます。もし、行きたくない気持ちが何日も続いているようでしたら、遠慮なく担任に相談してください。(令和6年4月26日発行「1年学年だより 5月号」より) これは、1年生に限ったことではないかもしれません。もし登校渋りをしているお子さんがいましたら、まずは、寄り添いながら軽く背中を押してあげてください。単に長い休みが続いたから…という理由だけではないかもしれません。学校も一緒に対応を考えていきたいと思いますので、遠慮なくご相談ください。 明日、元気な子たちに会えるのを楽しみにしています。 【校長のつぶやき】芸術的な作品(令和6年5月1日・水)なんという根気!そして、ナイスアイデア!しかも、1番小さい大きさの毬を作るには、かなりの指先の器用さが求められます。あまりにも素晴らしいので、写真を撮らせてもらい、ホームページで紹介させてもらうことにしました。 何かに熱中して、極めるってすごいことだと思います! |
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