【こぼれ話】「下中玉ねぎ」を食べてみました PART2
「下中玉ねぎ」について、収穫と比例するかのように、とてもおいしい時期ですが、本校の職員から、「下中玉ねぎライス」を調理したときの様子について提供がありました。
8箇所切れ目を入れて、地域の方から過日いただいた「レシピ」の内容に加えて、調味料としてコンソメを1つ入れたそうです。 とてもおいしかったという類のコメントがありましたが、改めて、「下中玉ねぎ」の学習材としての広がりは大きいものがあるのではないかと感じています。 <関連記事> 【こぼれ話】いただいた「下中玉ねぎ」を食べてみました …校長室から 2024-05-20(令和6年5月20日) 授業参観・ふれあい清掃(6月6日) その2
6月6日(木)4校時は「ふれあい清掃」でした。
コロナ禍をとおして、本当に必要であったことがみえた一方、在り方を見直す絶好の機会にもなり、廃止・精選・統合された様々なものやことがあります。 とはいえ、子どもに目を移すと、「地域とともにある学校」として、特に「ひと」との関わりをもう少し広げていきたいと考えていましたし、まずは、「子どもたち」と「保護者の皆さん」がより自然な形で同じ時間や空間で関わる機会があるといいなあ…と思っていました。 何年も前は、PTA主催により同名称の「ふれあい清掃」が行われていましたが、「今ある仕組みやスキーム」を活用し、誰にとっても無理なく行うことができることを目指していきました。 そして、昨年度から熟議を重ねた結果、日常の清掃活動の拡大版、それを、授業参観の日に児童と保護者が一緒に行う「ふれあい清掃」として試行的に行うこととしました。 PTA本部の皆様をはじめ、多くの保護者や学校運営協議会委員の皆様のご参加やご協力をいただき、本当にありがとうございました。 ふれあい清掃の在り方については、何かを増やすのであれば、何かをそれ以上に削減・移管する必要があるとも考えています。 いずれにしても、今後も、「今ある仕組みやスキーム」「無理なく」をキーワードに、子どもにとってより意義があるものにしていきたいと考えていますので、今回の振り返り等ありましたら、遠慮なく声を届けていただけるとありがたいです。 授業参観・ふれあい清掃(6月6日) その1
6月6日(木)午前中は授業参観・ふれあい清掃でした。
(1〜3校時:授業参観 4校時:ふれあい清掃) 1時間目がはじまる前から正門前に立っていましたが、 「『〇〇は絶対来てね!」と子どもに言われたので朝早くから来ちゃいました。」 という保護者の方の言葉に象徴されるように、大人はもちろんのこと、子どもたちにとっても、いろいろな意味で注目している日なのだろうなあ…と思っていました。 実際に子どもたちの様子をみていると、発達段階によるところも大きいですが、何度も保護者の方の様子を確認する子、うれしそうに手を振っている子、一人一人の違った反応を興味深く見ていました 体の動きのある活動がある場合には、比較的いつもの姿と同じようでしたが、一方で、例えば、国語の物語文から思ったこと…といった学習の場面では、 「しーん…」 大人数が教室にいるにもかかわらず、教科書をめくる音がよく聞こえてくるくらい、いつもと全く異なる姿、周りを意識して緊張しているような姿がありました。 保護者の皆様の様子や眼差しを拝見しながら、昨年も強く思っていたのですが、我が子の行動ひとつひとつに表情を揺れ動かされている姿に、愛情の深さが伝わってくるようでした。 参観された保護者の皆様には、ご自宅でもたくさんお子さんを認めていただくような(褒めていただくような)関わりをもっていただけるとありがたいです。 4校時のふれあい清掃の後に、ある保護者の方が、 「同級生の保護者をあまり知らなかったけど、話ができてよかった。」 という話をされていましたが、このような機会をぜひご活用いただき、保護者の皆様同士や学校の職員と保護者の皆様との関わりが深まることを願っています。 顔のみえる関係等により、お互いの考え等を理解することにつながります。具体的には、大人同士が同じ方向を向くことで、子どもが安心できる環境となり、延いては、子ども一人一人が自分らしくいきいきと学ぶことにつながると考えています。 私自身もたくさんの皆さんとお会いでき、また、多くの方から直接声をかけていただき、皆さんとの関わりのある有意義な時間となりました。改めてありがとうございました。 そして今後ともどうぞよろしくお願いします。 食物アレルギー研修(職員研修)
6月3日(月)児童の下校後、全職員が集い、本校の養護教諭主催で「食物アレルギー研修」を実施しました。
学校給食をはじめ、「食」に関する指導を扱う教職員としては、定期的にアレルギーに関することを学んでおくことが必要となります。 ・エピペンに関すること ・エピペンの使用について(実技演習) ・「もしも」を想定しての役割演習 ・想定される危機管理と対応についての熟議 このようなことを行っていきました。 万が一を想定していくことは危機管理の点から大切ではありますが、「いざ」ということがないよう、日常的に、きめ細かな対応や未然防止を図っていきたいと思いました。 1年生 生活科 「いきものと なかよし」
1年生の学習の様子です。
生活科の授業で、プールにいるヤゴをはじめとした「生き物」とふれあいました。 いわゆる、「ヤゴとり」です。 前日(5月28日)は雨天で延期としていましたが、この日(5月29日)は、思ったよりも日差しがなく、気温や熱中症指数も高くなく(基準を大きく下回る)、絶好の「ヤゴとり」日和でした。 また、この日は、担任が外部研修受講のため不在でしたが、学生ボランティア・教育実習生や他の専科教員などの支援が得られたことに加えて、代替を務めた教務主任による笑いあふれる事前説明(事前指導)もあって、期待感いっぱいに子どもたちはプールへ向かいました。 「こうやると、とりやすいよ。」 途中、下中幼稚園のみなさんが合流し、自然な形での声かけや交流が図られていて、みているこちらが嬉しくなるほどでした。 私自身も実感していましたが、一緒にプールに入った大人たちは、口々に 「今年は去年よりヤゴがたくさんいる。」 と言っていました。 「みてみて!こんなにとれた!」 「ヤゴとおたまがいっぱいとれた!」 (おたま…おたまじゃくしを意味しているようです。) 「楽しいーーーーーー!」 環境的な運もあって、ヤゴをみつけた子どもたちの歓声が、いつまでもプール内に響いていました。 <追伸> 「ヤゴとり」に向けて、何日も前からプールの水抜きで水量を調整(何度もプールで水量を確かめていましたね…)することや、安全に活動できるようなプール環境をつくってきた本校の体育部職員たちにも、拍手を送ってあげてほしいです。 ようこそ教育実習生とはいっても、昨年度から「学生ボランティア」として、また、今年度は、スクールサポートスタッフとしても本校で勤務していますので、子どもたちにとっては、よく知っている方ですし、すでに互いに顔のみえる関係にはあります。 大学で単位を取得するための教育実習プログラムがありますので、5月20日からは4年生(主に4年2組)に所属し、様々なことを学んでいきます。 写真は、4年2組の様子ですが、改めて将来的に教職に就くという視点からみると、子どもへ声かけや教具の提示など、ひとつひとつにねらいがあることや、細かな配慮・機微があること等に気付くことも多いのではないでしょうか。 実際に、この時間も子ども一人一人が意欲的に話し合いに臨んでいましたが、どのような支援により意欲的に取り組んでいるのか、子どもはどんな資質・能力に高まりがみられたのか…など学んでいってほしいです。 いずれにしても、4週間、目の前の子どものために、本気で向き合っていきましょう。 令和6年度 年度当初の定期健康診断 〜「歯科検診」中に考えたこと〜
現在は、「歯科検診」が順番に実施されているところですが、来週の歯科検診をもって、年度当初の定期健康診断は一定の終了を迎えるところです。
(一部検査等について個別の対象児童においてはその後も続きますが…。) ・身体計測 ・視力検査 ・聴力検査 ・眼科検診 ・心臓検診(1年・4年) ・内科検診 ・耳鼻咽喉科検診 ・歯科検診 挙げてみると、本当にたくさんの検査や検診があるのですね。 参考までに、子どもの健康診断は、 学校保健安全法の規定に基づいて行われています。 (つまり法律で規定されています。) そして、学校の健康診断の目的や役割についてですが… ・子どもが学校生活を送るにあたり支障があるかどうかのスクリーニング ・その学校の健康課題を明らかにし健康教育に役立てる とされています。 以前、別の学校で教頭職を務めているときに、ある子から、 「おれ、昨日も歯医者に行って治療がんばったのに、何で今日、歯科検診なの?」 「おれは、受けなくてもいいよね!」 と言われて、ものすごく考えさせられたことがあります。 その時は… 「法律で決まっていることだからね…」 「全員が当たり前のように歯の治療しているわけではないからね…」 などと、その子にとって、全くもって腑に落ちないことを伝えてしまった記憶があります。 AI技術をはじめとしたICT等の進歩が著しい時代ですので、いずれは、この子が言っていたように、個人の治療や受診と、学校での健康診断などが一元的に管理・実施されるようになるのだろうなあ…などと考えます。 一方で、マイナンバーカードの例ではありませんが、個人情報の扱いなどについては、十分に配慮していく必要もあることから、合意形成や納得解までは、結構時間がかかりそうです。 そんなことを考えつつ、今は、学校の定期健康診断等が、目の前の一人一人の子のためになることを願っています。 <追伸> 定期健康診断の円滑な実施に向けて、長期にわたり、きめ細かに計画・準備・実施…と行ってくださった関係者のみなさまに、この場をかりて感謝申し上げます。 【こぼれ話】いただいた「下中玉ねぎ」を食べてみました昨年4月に着任してから、すっかり「下中玉ねぎ」好きになっていますが、今回は… 「おすすめのレシピなどはありますか?」 と、その方にたずねたところ、 おすすめレシピがぎっしりと記されたプリントをいただくことができました。 たくさんのレシピの中から、今回は「おすすめ1」に挑戦。 (といっても、実は一番簡単そうに思ったからですが…。) 【レンチン丸ごと蒸し】 1 しもたまの上から、3分の2の深さまで6〜8等分に包丁を入れる。 2 1のしもたまをスープ皿に入れ、軽くラップをかけ、電子レンジで7分加熱。 → しょうゆやポン酢をかけて召し上がれ。 「おいしい!」 やはり、間違いない調理方法でしょうし、すばらしいおいしさです。 素材の味をそのまま感じられる、それでいて、何ひとつ「からみ」を感じない玉ねぎです。 いろいろと試したいところですが、次は… 炊飯器で玉ねぎをまるごと炊飯することに挑戦してみたいと考えています。 そして、「下中玉ねぎ」を学習材に、子どもの学びも展開できるのではないか…と、改めて感じています。 <追伸> おいしい「下中玉ねぎ」をどうもありがとうございました。 もうひとつの「6年生による『ひまわり班活動』」
<1枚目の写真>
「やべっ…おれ間違えたかな」 西昇降口付近で、副班長として活動していた児童が、3階に勢いよく向かっています。 とても慌てているようにみえます。 「〇〇(班長の名前)!ちょっといい!」 写真は、3階にいる班長と緊急で打合せをはじめたところです。 掃除の分担場所や分担内容等のずれを、班長と副班長で急ぎ確認しているようです。 1階で活動しているときに、いわゆる「問題」があったのでしょう。 1階で待っている下学年のことを思うと、 「急がないと」 という気持ちがよく伝わってきます。 同時に、流れるように、二人の中で対話や確認が進んでいます。 「オッケー!じゃあそれで!」 6年生のリーダー同士の確認が終わると、晴れ晴れとした表情で、それぞれの分担場所に戻っていきました。 何かあったとき、多くのことは、対話や話し合い等により解決の糸口が見いだせるものと考えます。(ただし、その際に、ちょっとした勇気や、少なからず乗り越えなければならない「壁」など、いつも以上の胆力はいるかもしれませんが…。) 6年生の姿から、対話や話し合いの価値、そして迅速に行動することの重要性なども強く感じました。 <2枚目(2段目)の写真> 「ひまわり班活動」の開始にあたり、6年生が1年生の教室へ迎えにいっている場面です。 迎えにきた6年生に合わせて、一班ずつマッチングしながら、担当場所に向かっていきます。 そわそわと…しながら、待っている1年生の姿、そして、時に不安そうにしながら、1年生に声をかけている6年生の姿がとてもほほえましかったです。 <3枚目の写真> 6年生の担任は、リーダーとしての6年生を信頼しつつも、不安そうに…見届けています。 何より、6年生の価値ある姿や行動を見つけようと努めています。 (また、あえて画素数をさげてはいますが、こんな感じの「虎の巻」を6年生はもっています。この日に向けて、6年生がしっかりと準備して臨んだことが伝わってきます。) 全学年 学年・学級懇談会(4月26日)14時00分〜 下学年 14時40分〜 わかば級 15時30分〜 上学年 このような日程で「学年・学級懇談会」を行いました。 写真のように、多くの保護者のみなさまにご出席ご参加いただきました。 どうもありがとうございます。 今年度は、校長から、主として「学校経営グランドデザイン」をとおして、保護者のみなさまとあらかじめ共有しておきたいこと等も含めて説明をさせていただく機会を設定させていただきました。 (ただし、学年で開始時刻が異なるので、アーカイブでの放送になりましたが…。) いずれにしても、「学年・学級懇談会」のような機会をぜひご活用いただき、担任や学年担当等との関わりや保護者の皆様同士の関わりが深まることを願っています。 顔の見える関係等により、お互いの考え等を理解することにつながります。 具体的には、学校と保護者が同じ方向を向くことで、子どもが安心できる環境となり、延いては、子ども一人一人が「自分らしくいきいきと学ぶ」ことにつながると考えています。 今後も同じ方向を向くためにも、遠慮なく、ご不安なことや疑問、一方で、子どもの「いいところ」や価値ある姿など、学校から子どもへ「いい話」として還元してまいりますので、どうぞ様々な声をおきかせください。 令和6年度 第1回 PTA運営委員会 〜顔の見える関係…そして同じ方向を歩むために〜議長である本年度副会長の進行により、令和6年度の活動や年間計画等が話し合われました。 ・令和6年度活動等について ・令和6年度年間活動計画(案) ・事業報告 ・令和5年度PTA決算 ・令和6年度予算(案) ・事務連絡 議題も多かったですが、しっかりと共通理解が図られていたと感じました。 また、会議終了後も、本部役員のみなさまを中心に、長時間にわたって各種調整や対応等をされていました。 PTA会長をはじめ、本部役員のみなさま、そして、各常置委員会代表者のみなさま、子どもたちのために本当にどうもありがとうございました。 最後に、PTA会長からの提案資料の抜粋をご紹介いたします。 蒔かぬ種は生えぬ 〜心機(笑)一転!笑顔の花を咲かせよう〜 「子どもという土壌にあらゆる種を蒔いていかなければ、出るべき芽も出ることはありません。」 資料を読んで、会長の話をきいていて、「そのとおりだよなあ…」と感じていました。 今後ともどうぞよろしくお願いします。 小田原市教育長の学校訪問(4月23日)
小田原市教育長による学校訪問がありました。
この時期、教育長が自ら全小中学校を訪問し、児童や教職員等の様子を参観します。 また、校長による学校経営の考え方などを、教育長が直接ヒアリングする機会となっています。 もちろん、学校経営ヒアリングでは、本校の子どもたちや教職員等のすてきな姿、そして価値ある話をたくさん伝えました。 今年2月に、現在の5年生による「下中座に係る発表」で、子どもたちや学校の様子を参観されているので、本校の教育活動の一端をよくご理解いただいているようでした。 いずれにしても、この時期、どのような教育活動が行われているのか、直接感じていただけるのはありがたいことです。 児童一人一人が自分らしく学んでいる姿にふれてもらえたのではないでしょうか。 <追伸> 教育長が参観している様子を(許諾を得て)撮影したところ、偶然、「ボーンほねおくん(人体模型)」と一緒に参観しているように写ってしまいました…。 【こぼれ話】正門付近の「たけのこ」の行方をめぐって…
「校長先生!やっぱりたけのこがあった!」
「昨日、言っていたけど、やっぱりたけのこだったよ。」 登校のときに、ふたりの2年生が走ってきました。 前日に少し話題となっていたので、子どもの思考はつながっているようです。 C「食べたいな!」 T「食べたいんだね。」 C「給食の先生に持っていったらたけのこごはんにしてくれるかな。」 T「給食の先生と相談したいのかな。」 C「うん。でも足りるかな。」 T「足りるか心配なんだね。何人分くらいになりそう?」 C「うーん。5人くらいかな…。全然足りないな。」 T「食べたいけど、みんなの分のことを考えているんだね。」 C「たけのこってこのままだとどうなるの?」 T「うまくいけば、となりにあるような(写真のような)竹になっていくかも…。」 C「じゃあ、毎日水をあげようかな。」 T「たけのこはどうすることにしたの?」 C「とりあえずはこのままにする。枯れたらいやだけど…。」 「食べたいな…」 という思いからはじまったやりとりだったと思いますが、対話をとおして、「たけのこ」が、学校の正門付近にあるという状況を客観視するようになっています。 そして、この時間の最後には、「どうしたら見つけた『たけのこ』がみんなのものになるか」ということを考えているようでした。 今回は、ふたりの子の思考の流れになりますが、どの子も、様々な場面で、自分なりに一生懸命考え行動しているんだろうなあ…と改めて感じました。 そして、日々の教育活動において、子どもの思いや考えにじっくりと寄り添うことで、更なる「その子なりの価値」につながっていくことを、ふたりの姿から学びました。 全国学力・学習状況調査 〜6年生・4月18日全国一斉調査〜
全国学力・学習状況調査は、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることなどを目的として、2007年(平成19年)から行われている調査です。
対象は、小学校6年生と中学校3年生です。 小学校6年生だけでも全国で100万人以上の児童が一斉に調査に参加していますが、本校の6年生も本日(4月18日)に、まずは、国語と算数の調査に参加しました。 なお、「質問紙調査」もあるのですが、本校は学習用端末を活用(オンライン調査)での参加となり、来週23日に実施します。 さて、本調査ですが、小田原市からは次のように留意点が示されています。 『この調査により測定できるのは、学力の特定の一部分であることや、学校における教育活動の一側面に過ぎないことなどを踏まえ、結果については、序列化や過度な競争につながらないよう十分配慮して取り扱う必要がある。』 いわゆる「みえる学力(みえやすい学力)」としての調査となりますが、子ども一人一人が「自分らしく いきいきと 学ぶ」ためには、「みえない学力(みえにくい学力)」を育むことも、極めて重要となります。 生成AIに象徴されるようにAI等の社会の進歩は著しく、将来的には現在の半分以上の職業が変わる可能性があるといった研究や報告が世に出回っているような状況です。 今回の調査も大事なひとつの指標としながら、未来を歩む児童一人一人にとって、どのような支援・指導がよりよいのか、今後も全職員で模索し続けていきたいと感じました。 今回調査に係る児童一人一人の個票は、例年ですと、夏季休業明けには戻ってきますのでご覧になってください。 調査が終了したあと、6年生に、調査実施後の感想をきいてみました。 「まあまあかな。」…頼もしいですね。 「国語で自分の感想や意見を書く問題が難しかった!」…難しいですよね…。同時にめざしている学力のひとつでもあります。 「全部答えは書いたからオッケーです。」…そう思います。あきらめずに全部に取り組んだことに価値がありますね。 ちなみに、今回の問題冊子についてですが、 ・国語が22ページ ・算数が24ページ と、分量は例年と同程度とはいえ、毎年6年生にとっては分量の多い調査です。 また、一問の問題文そのものが長いので、問題を読解する(解釈する)ことが難しいですし、時間もかかったことでしょう。 本校職員はもとより、学校運営協議会等の場で実際の問題にふれながら、文部科学省としてめざす「みえる学力(みえやすい学力)」の方向性を確認していくことも引き続き必要であると感じました。 6年生おつかれさまでした。 【校長室から】令和6年度の給食開始にあたって 〜給食時間の座席〜
4月11日(木)から新年度の給食がはじまりました。
新年度の給食がはじまるにあたっては、数か月前から、「前を向いて食べることで一定の距離を確保する」という令和5年度の共通理解について、職員会議等で見直しや改善を含めて議論してきました。 議論の期間であった2月下旬には、福岡県での「うずらの卵」に係る給食事故もありましたので、従来のグループ(班)を中心とした喫食形態に一斉にもどしてしまうことには、相当数の反対もありました。 というのも、実際に子どもたちへヒアリングした声のうち、コロナ禍以前、低学年のときにグループ(班)で喫食した経験のある子どもたちであったとしても、 「前みたいにグループ(班)で食べたい。」 という声が多くある一方で、 「何かこわいから、ずっとこのままでいい。」 という声が一定数あったからです。 そして、総合的に検討を重ねた結果、 『給食の座席について、学級の子どもの実情にあわせて、学級ごとに検討・実施する』 こととなりました。 その際、 ・各学級で、子ども一人一人の声をよくきき大事にしていくこと ・各学級で、子ども一人一人の「納得解」をもって実施すること (合意形成を図っていくということ) ・全員が安心安全で楽しめる給食の時間にすること といったことも、具体的に教職員間で確認されました。 ということで、4月11日(木)の給食時間は、 ・今までどおり前を向いて食べている学級 もあれば、 ・学級の中で、グループになって食べている子と、前を向いて食べている子が混在している学級 など、学級での話し合いや合意形成の状況に応じて、異なっていました。 これからも、各学級で、「給食時間の座席」ということを切り口とした子どもたちの話し合いがなされることが推察されますが、「全員が安心安全で楽しめる給食の時間」に向けて、「子ども一人一人の納得解をもって実施する」ことを大事にしてほしいです。 結果、各学級で対応が異なったとしても、所属する学級の子どもたちが「納得解」をもって過ごしているのであれば、社会の縮図である学校教育としても、大いなる価値があると考えています。 また、全員で納得解をもって進めたことであっても、一定期間が経ったあと、改めて「振り返り」を全員で行いながら、よりよいものにしていくことも重要です。 「給食時間の座席」というひとつのテーマですが、子どもにとっては切実なことであり、同時に学びにつながりますので、今後も大事にしていってほしいです。 学校施設・環境の改善に向けて その2 〜正門前の坂のすべり止め舗装〜
正門前の坂の一部(坂下の一部)に塗装されていた「樹脂系のすべり止め」について、このたび、上まで(正門まで)延長され、片側の坂だけとはいえ、全面が緑色に舗装されました。
これで、路面が凍結する時期や雨で路面がぬれているときなどにも、子どもが滑って転倒する可能性が大きく軽減されそうです。 工事関係者の皆様におかれましては迅速な対応を、また、市教育総務課におかれましては工事の決定や予算獲得等のご配慮をいただき、どうもありがとうございました。 学校施設・環境の改善に向けて その1 〜ジャングルジムの安全防止〜
9月から下中幼稚園が一時的(約1年半)に本校へ移ってこられることや、昨年からの教頭が取りまとめた「学校施設改善要望」を市教育委員会が受け止めてくださったこともあって、少しずつですが、学校施設・環境の改善が図られています。
写真はジャングルジムの様子ですが、ジャングルジムの周りに、安全対策マットが設置されました。 市内全校(42学校・園)で多くの老朽化対策や施設修繕が実施されている中で、未然防止に向けた安全対策の施設改善に対応してくださったことに感謝します。 子どもが安全に学校生活を送るために、二宮尊徳翁でいうところの「積小為大」ではありませんが、こういった少しずつの積み重ねによる改善も重要なことと考えています。 受け継がれる「下中しぐさ」 〜雨の日の様子から〜登校班で班長をしている6年生も、いつも以上に、後ろを歩く1年生のことを気にしながら歩いてきたようです。 昇降口では、6年生をはじめとした、「学校の先輩」の姿をみながら、1年生が同じように… ・傘の水滴をはらう(落とす) ・傘立てに入れる前にしっかりとしばる(結ぶ) といったことをしています。 「学校の先輩」たちは、当たり前のように、他の人が使いやすい環境づくりの一翼を担っています。 「ここを持つとしばりやすいよ。」 と、慣れない1年生に、やさしく声をかけている6年生もいます。 こうやって、いわゆる「下中しぐさ」として受け継がれていくのでしょうね。 学びの土台ともなるこのようなしぐさに、大きな価値があると思っています。 6年生をはじめとした、「学校の先輩」のみなさん、ありがとうございます。 <追伸> 強い雨だったこともあり、何名かの職員だけでなく、6年生も、昇降口で子どもを出迎え、タオルでランドセルや体をふくようなことを補助・支援していました。 その後の特に1年生の様子を注視していましたが、円滑に全員が朝の会に臨んでいました。 ※帰るころには、ほとんど雨があがっていたのでよかったですね。 【校長室から】全職員で全児童を育むことをめざして
定期的に関係する教職員が集い児童の情報連携をしています。
今回の写真は、わかば級担当職員と交流級に係る学年担当との年度当初の情報連携です。 交流の在り方や一人一人の情報等を共有することで、次の日からの子どもの見取りや支援につながっていくことから、ひとつひとつの確認を念入りに行っていました。 1年生 入学式のあとは…
入学式のあとの様子です。
入学式のあと、1年生にとっては、はじめての小学校の教室で、「学級開き」として担任の先生と一緒に過ごします。 担任から保護者の皆様への話もありますので、1年生の教室には、保護者(1名)も入って一緒に過ごしています。 コロナ感染症の位置づけが5類となってはじめての入学式ですので、保護者の方々の参加に制限はありません。 とはいうものの、1年生は定数ぎりぎりの33名(単級)ですので、教室がいっぱいで、保護者全員が入ることができない状況です。 そこで、本校の教務主任発案で、隣の少人数教室を「リモート会場」として設営し、隣の教室の様子をオンライン配信することとしました。 「(担任の)説明は、こうやってプレゼン(プレゼンテーションソフトを使ったプレゼン)で行う時代なんだね。」 「隣の部屋でリモート配信をするなんて、すごい時代の変化だね。」 といった保護者の皆様のつぶやきも聞こえてきましたが、未来を歩む子どもたちにとっては、きっと当たり前の土台となる環境なのでしょう。 (といいながら情報社会の進歩に日々驚き、焦ることが多い私ですが…。) いずれにしても、大人も子どもも、先のみえないこれからの社会環境で過ごすために、学び続け、感覚・感度を磨き続けることが大事なのでしょう。 さて、1年生の教室で過ごしたあとは、再び体育館へ移動して「写真撮影」をしました。 この日の主役である「1年生」は、写真にあるように、たくさんの保護者や教職員に見守られながら写真撮影に臨んでいました。 【追伸】 1枚目の写真のように、子どもたちと担任はいい出会いをしたようです。 これからも楽しみです。 【補足】 特に子どもの様子については、現在、掲載許可の可否を確認できていないことから、画像の画素数や解像度を下げるなどして、個人が特定できないように、つまり、とても粗い画像となっています。 掲載許可の可否完了後には、もう少し、子どもの様子がわかるような写真の掲載もしていきたいと考えています。 |
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