もうひとつの職員研修 第4回 〜互いに率直・気軽に学び合う場の様子〜

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3月22日(金)放課後の職員の様子です。

教職員相互に学び合う希望研修が開催されました。


今回の講師は、4年生担任の職員です。

4月からの指導・支援に直結するような内容でしたので、参加者一人一人の気づきや学びになったことでしょう。

5年生 (株)コイワイ様への校外学習

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3月19日(火)

5年生は、羽根尾地区にある「株式会社コイワイ」様へ、社会科の学習として校外学習に行きました。


担任が社会科の教材研究をするなかで、地域にある羽根尾工業団地(西湘テクノパーク)に、すごい企業があることを知り、ご連絡をさせていただいたところ、快く受け入れてくださったということでした。


型にはまらない鋳物(いもの)屋

というインパクトある最初の会社紹介をはじめ、金属3Dプリンタの導入によってお客様のニーズに対応されてきたという姿勢、そして、世間やマスコミ等でも話題になったJAXA小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」脚先部分の製造を(株)コイワイ様が行われたという話など、驚くことばかりでした。

JAXAのプロジェクトへの参画をはじめとして、常に挑戦し続ける企業やそこで働く方々の姿というのは、子どもたちはもとより、教職員にとっても大きな学びになるものであることを強く感じました。


また、出会った方々のホスピタリティあふれる対応をとてもうれしく思いました。

5年生の子どもたちもとても安心していましたし、うれしそうに学んでいました。


うかがうところによると、こうやって学校や子どもたちを受け入れてくださったことは、はじめてだったようです。

そのようなことを微塵も感じさせない、わかりやすい説明やプレゼンテーション資料・映像など、ご多用ななかで、子どもたちのために準備してくださったことに頭が下がる思いでいっぱいでした。


余談ですが、あいさつや人と人とのコミュニケーションの大切さも伝えていただき、学校教育と大いにつながるものがありますので、こういうところもありがたかったですし、根底に流れる企業理念等の崇高さを感じました。


これからも、「地域とともにある学校」として、子どもたちと一緒に学ばせていただきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

【校長室から】登校班や登下校の在り方について考えること

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「PTA運営委員会」や「令和6年度入学児童 保護者説明会(2月2日)」等において、「登校班」や「登下校の在り方」について、補足させていただいたことがありますので、本ホームページにもこれに係る内容を掲載します。


現在、本校は「登校班」を編成して登下校を行っていますが、国・県・市からは「登下校に関する対応」は、「基本的には学校以外が担うべきこと」と通知されているところです。

「基本的には」とあるのは、地域の実情に応じてという意味が含まれていると考えます。


参考までに、市内の他の小学校の状況等についてですが、市内25小学校のうち、22校は、「登校班」という仕組みがありません。

その22校については、近所や地域の子どもたちや保護者同士が声をかけあって、できるだけ複数の人数で登校しているという感じです。

これにより、高学年の児童を中心とした班長や副班長に、過度な負担がかかるようなことを回避しているというねらいもあるようです。


また、登校班を編成している他の小学校については、かつて(十数年前まで)の本校がそうであったように、地域を把握している「子ども会」等の外部組織が、主体かつ事務局となって編成を担っています。

これにより、例えば、台風や悪天候の際であっても、翌日や当日朝の状況を鑑みながら、通学路や集合時刻等について柔軟に変更することができているようです。

いずれにしても、児童の居住地周辺や地域の状況など、微妙な機微までわかっている保護者間で調整ができることで、臨機応変な対応が可能となり、子どもの安全がより図られやすくなっているともきいています。


この下中小学校においては、長年、登校班という仕組みが維持されてきている実情があることや、この一年間で、多くの皆様からの話を伺うと、国・県・市の方針が示されているからとはいえ、今すぐに登校班の在り方を変更していくといったことは難しいと考えています。

しかしながら、現在、学校が登校班を編成しているような現状については、教師が子どもたちと向き合いよりよい授業環境を提供するためにも、「登下校の在り方」を課題として、長期的な展望をもって協議・改善等していく必要があるのではないかとも考えています。

本校では、こういった現状における、登校班の編成であることをどうぞご理解ください。

【こぼれ話】“こ”ぎつねうどん 〜今日の給食について〜

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今日の給食に「こぎつねうどん」が登場しました。

というのも、今まで、「こぎつねごはん」はありましたが、うどんについては「きつねうどん」という名称でした。

共同調理場の運営に携わる行政の方々との会合で、本校のPTA会長から「こぎつねうどん」という名称に改めるとよいのではないか…という提言を受けて、今回、メニュー名が変更されたということです。


ちなみに、「こぎつねうどん」という名称となりましたが、今までの「きつねうどん」とメニュー内容や調理の仕方などの変更をしたわけではないと聞いています。

つまり、以前から、子どもの咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)などを考慮して、写真のように、油揚げはもとより、すべての具材が細かく刻まれて、子どもたちへ提供されています。


「こ」がつくという、ほんの少しの違いですが、日常的に、子どもの状況を考えてメニューや調理方法等が検討されて提供されていることや、今まで当たり前のように行っていることに、実は、大きな配慮や価値があったということを、提言をとおして、改めて気づくことができたと感じています。


前向きな愛あるご提言をありがとうございました。

今後とも同じ方向を向いて、子どもの学びを支えていくことにご理解ご協力のほどお願いします。

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よりよい学習活動を行うために 〜雨上がりの朝の様子から〜

3月13日(水)朝、子どもたちの登校時刻ごろの様子です。


下中小学校の運動場は水はけがよい方だとは思っていますが、それでも、前日夜まで、結構な雨量を伴う雨が降っていたこともあって、この日の朝は、至るところに「水たまり」が残っていました。

この状況をみた、体育担当の職員や校務用員の方々が、スポンジを使って、水を除く作業をはじめていました。


というのも、卒業式の会場設営がなされていることもあり、現在、体育館での体育ができない期間となっています。

必然的に、体育は運動場で行うこととなります。


子どもたちの運動を確保するため、延いては、運動を楽しもうとする子を育んでいくためにも、土台となる「運動場の環境整備」を当たり前のように行っている姿がありました。

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3年生 国語 教材文「モチモチの木」ほか…次年度の校内研究に向けて

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3年2組の学習の様子です。


有名な教材文「モチモチの木」をとおして、「登場人物について話し合おう」という単元です。


この日は1・2時間目が国語の時間でしたが、「読む」「個人で書く」「自由に出歩いて話し合う」「グループで話し合う」「グループでカードに書く」「全員で共有する」といった様々な学習活動が展開されていたこともあって、一人一人が終始集中して授業に臨んでいました。


一人一人が感じたことやその理由を発表しているうちに、

「本当はおくびょうじゃないよ。」
「何で?」
「どうなんだろう…」

というつぶやきや疑問が確認されはじめたことから、

教師から子どもたちへの声かけにより、

「もっと読み深めたいこと」
「友だちと話し合ってみたいこと」

などをまずは個人で考え、その後グループで話し合っていくこととなりました。


あるグループの様子です。
(本時間のねらいとは少々異なりますが、いいなあと思う姿がありました。)

このグループは個人の考えをグループでひとつかふたつにまとめようとしています。


A児「ねえ、じゃんけんで決めよう。」
B児「(悩みながら…)じゃんけんかあ。それだと…話し合いたいことになるかな。」

C児「ううーん…。じゃあ最初の1枚(ひとつめ)はじゃんけんにしようか。」
D児「2枚目は話し合おう。」


多くの場合は、

「じゃんけんなんてだめだよ。」
「こういうのは話し合って決めるんだよ。」

と、一言で終わってしまうのでしょうが、

「じゃんけん」

とはじめに言った友だちのことをおもんぱかり(慮り)、
ひとつめは「じゃんけん」で、
でもふたつめは、「グループでしっかりと話し合って決める」
という、全員が授業に参画できる環境を子どもたち自身がつくっている姿がありました。

その後の話し合いでも、グループで、「納得解」を見出しながら話し合いを進めている姿がありました。


ひとつのグループを中心に観察していたことで気づけたことですが、
いずれにしても、これらの姿は、子どもすごさであり、子どもに内在する価値であり…子どものもっている力は無限にあることを、改めて感じていました。


この日は、来年度(令和6年度)の校内研究の方向性を見出すために、研究主任が同僚へ参観をよびかけた授業でしたので、何人かの教師が隙間時間をみつけて授業参観にきていました。


子どもの姿をじっくりと観察していたので、同じようにいろいろな

「子どものすごさや価値」

を見取ることができたのではないでしょうか。

【重要】風邪やインフルエンザ・感染症等にご留意ください(2月26日現在)

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風邪やインフルエンザ・感染症等による欠席状況について、先週と先々週は比較的落ち着いており、全校で数名の児童がお休みをしているという状況でしたが、今日になって、6年生の特定の学級において、お休みをしている子が急増しています。


参考までに、学校全体では1割強の子がお休みをしています。


今週2月29日(木)には児童会による「6年生を送る会」もありますので、睡眠と栄養を十分にとることも含めてどうぞご留意ください。


なお、「6年生」と「会の運営を担っている5年生」のいずれかの学級で、29日当日に、「学級閉鎖」等の措置がとられる場合には、29日の「6年生を送る会」を延期する方向で検討・調整したいと考えています。

PTA運営委員会 〜納得解をもって同じ方向を歩むために〜

令和5年度第4回PTA運営委員会がありました。(1月30日午前)
臨時開催が7月にありましたので、実質、本年度5回目となります。

・事業報告
 本部
 学区安全委員会
 広報委員会
 イベント委員会
 ベルマーク委員会
 推薦委員会
 常置決め委員会
・うっしっしーまつりの報告
 売上金で購入するもの
・令和7年度以降のPTA組織編制等について
・学校から
 9月から幼稚園が入居することについて
 卒業式と入学式の来賓について
 学校評価について
 次年度の方向性や課題として認識していること

など…多くの議題がありました。

そして、最後には、PTA会長からPTA役員のみなさん全員へ、感謝の気持ちを添えた手紙等のプレゼントがありました。

むしろ、感謝の気持ちをお伝えしたいのはこちらの方でしたので、こういった心配りある会長の存在の大きさを改めて感じていました。

PTA会長をはじめ本部役員のみなさま、そして、各委員会から代表として出席された保護者のみなさま、どうもありがとうございました。


<追伸>

また…やってしまいました。それだけ真剣に議題を協議していたと推察していただけるとありがたいのですが、運営委員会の写真を撮る…ことに気づいたのは、会合が終了し、その後、分担しながら「ベルマーク」の点数等を数えているときでした…。

運営委員会そのものの様子はすべてご想像いただく感じになりますが…ご容赦ください。

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みんなdeたこあげ!! …まちづくり委員会主催行事(1月28日)

1月28日(日)午後に、橘北地区まちづくり委員会 文化・教育分科会主催による「みんなdeたこあげ!!」が中村原ふれあい広場で開催されました。

曇り空のなか、決して暖かな日差し…ということはありませんでしたが、それでも雨の心配はなく、ほどよく風が吹くような、「凧あげ(たこあげ)」にはちょうどよい日でした。


「天まで届け〜!」

とばかりに、写真のように、いくつもの凧が、まるで泳いでいるかのように空高くあがっていました。

凧を何度も取り替えながらいろいろな凧に挑戦している子が多かったですが、中には、ひとつの凧について試行錯誤しながら、より長くより高くとぶまで向き合っている子もいました。

子どもだけで、60人近いみなさんが参加されたということもあって、まちづくり委員会文化・教育分科会のみなさんのうれしそうな顔が印象的でした。

子どもたちのために、どうもありがとうございました。

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下中幼稚園での授業 〜ふれあい授業〜

年度末が近づいていることもあって、何かと外部機関への出張や会議が多く、小学校をあけることがふえている今日この頃ですが、この日の午後は、歩いて1分の下中幼稚園で授業をする機会がありました。(1月25日)


日常的な幼稚園と小学校との交流の拡大のようなイメージで、幼稚園のねらいとしては、小学校の校長による授業というよりは、小学校の校長が園児と過ごす時間をとおして、少しでも、園児にとって小学校という壁が軽減されたら…というねらいがあるのでしょう。


下中幼稚園に現在在籍する園児8人と一緒に過ごしました。

・あいさつや自己紹介
・小学校の先生紹介やクイズ
・似顔絵に挑戦
・なかよしじゃんけん

などを行っていきましたが、特に、つき組(年長児)の3人は、この4月から小学校へ入学するということもあって、小学校への意識が高いといいますか、「勉強したい」「小学校のことを知りたい」という意欲をひしひしと感じました。


全員が下中小学校へ入学ということではないそうですが、園児のみなさんにおかれましては、どうぞみなさんの入学を心待ちにしています。

小学校のみなさんにおかれましては、みんなで温かくお迎えしていきましょう。

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【続報・速報】大谷翔平選手からのグローブ寄贈について

市教育委員会から、

「本日1月12日に小田原市にグローブが寄贈された」

という連絡がありました。


今後、手続きや配送等の関係で、市内全小学校に到着するのは、
1月22日(月)ということですので、今しばらくお待ちください。

なお、到着後の対応については、昨年末に配信させていただいた【関連記事】を併せてご覧ください。


【関連記事】

大谷翔平選手からのグローブが届いたら…
〜本校における対応予定など〜

…校長室から(考えや背景など) 12月28日付け

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令和6年のはじまり 〜今年もよろしくお願いします〜

2024年、令和6年がはじまりました。

元日の「令和6年能登半島地震」をはじめ、思うことや葛藤の多い年明けでしたが、詳しくは、1月10日発行予定の「学校だより」でその一部をご紹介したいと考えています。


冬休み明けの1月9日。
一人一人が、それぞれの思いをもって、この日を迎えたことでしょう。


教職員も久しぶりの子どもたちの登校にあたり、様々な準備をしていました。

子どもの動線を考えて、清掃していた職員、児童の机をていねいに水拭きしていた職員、黒板をぴかぴかに磨いていた職員、黒板にメッセージなどをかいていた職員など、子どもが安心して過ごしやすい環境をつくろうとしていました。


さて、登校の様子ですが、子どもによっては、たくさんの荷物をかかえながら登校していました。

「おはようございます。」
「今年もよろしくお願いします。」

新年、心新たに気持ちのよいあいさつをしようとしている子どもの姿がとても微笑ましかったです。


今年もどうぞよろしくお願いします。

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大谷翔平選手からのグローブが届いたら… 〜本校における対応予定など〜

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テレビやインターネット等の報道では、「クリスマスに大谷翔平選手からのグローブが届いた」という地域や学校があるようです。

市教育委員会からは、
「小田原市内25小学校に係る住所などの送付先照会はニューバランス社などからあったものの送付時期も含めて未定」

という連絡があったところですので、報道からの情報である「12月下旬から3月くらいまでの間に順次発送」を想定しつつ、いずれにしても、年明けのいつ届いても対応できるようにしたいと考えています。


現在予定している本校としての対応をつぶやきます。


1 寄贈された(届いた)時期から2週間(半月)程度は職員室前辺りに展示します

ショーケースはすでに手配済みですが…。


2 展示期間終了後は実際に全校児童が触れられる(体験できる)期間を設けます

「子どもたちが触れる(体験できる)」手段や順番などの考え方や方法は、教員だけでなく、児童会活動として体育委員会などの児童が検討に参画しながら、全校児童へ提案してもらいたいなあ…と考えています。

なお、この期間は未定ですがおおよそ2か月程度でしょうか。


3 その後について

全校児童が触れられる(体験できる)期間が終了したあとは、希望される本校の施設利用団体(シャークスさんなど?)などへの貸し出しや日常的な使用・活用、展示などへ移行していきたいと思っています。


最後になりますが、大谷選手からのグローブは、約20000校にもなる日本全国の小学校への寄贈となりますので、そのスケールの大きさに驚くとともに、改めて感謝の気持ちがわいてきます。

「3つのグローブのうちひとつは左利き用」といった細やかな配慮があることも含めて、子どもたちとこういったことも分かち合っていきたいと思っています。


それでは、よいお年をお迎えください。

よいお年をお迎えください

12月22日(金)は冬休み前の登校最終日でした。

・お楽しみ会
・学年や学級のイベント
・大そうじ
・今までのふりかえり

そわそわ…わくわく…の雰囲気あふれる一日でした。


教職員も片づけをしたり、エアコンのフィルターを掃除したり、今年の年末年始用の電話応答メッセージを新たに吹き込んだり、運動場に凍結防止の薬をまいたり…といったことをしていました。

でもその前は、子どもたちが正門をとおって帰る姿を、いつまでもいつまでも見送っていました。
何となく…さびしさを感じている様子も伝わってきました。


さて、次に子どもたちと再会するのは、令和6年1月9日(火)です。
それぞれ有意義な時間を過ごせたらいいなあ…と思っています。

よいお年をお迎えください。



<追伸>

大谷翔平選手からの全小学校へのグローブ配付について、現在のところ、学校には何の情報も入ってきていない状況です。

何らかの動きがありましたら、本ホームページにつぶやくかもしれませんので、あらかじめご了承ください。

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なぜ…ふりかえりをするの? 〜冬休み前・朝会の話〜

12月22日(金)冬休み前の朝会(オンラインでの実施)における話を一部ご紹介いたします。


<校長からの話>

おはようございます。明日からは冬休みです。

今から20年前のことです。
「先生、冬休みにぼくのお母さんは入院するだ。だから、冬休みはちょっとこわいんだよね。」
という一人の子がいました。

多くの子は冬休みが楽しみです。
久しぶりに会う人もいるでしょうし、プレゼントやお年玉といった楽しみがある子もいるでしょう。

その一方で、先ほどの子のように、冬休みは「ちょっとこわい」とか「あまり楽しみではないな…」という子が、もしかしたら、みなさんの周りにいるかもしれないな…ということを心の片隅にでも、もっていることがやさしさなのかな…も思っています。


いずれにしても、みなさん一人一人がいろいろな思いをもちながら、明日からの冬休みを迎えます。


その際に、じっくり1年間をふりかえってみてほしいです。


世の中としては、「コロナ感染症が5類となった」とか「大谷選手の活躍」とか「地球沸騰化といわれたくらい熱中症リスクが高い夏だった」などが、重大ニュースとなっていましたが、世の中のことや人のことというよりも、自分自身のこと、自分自身に向き合って、ふりかえりをしてほしいと思っています。


では、ふりかえりって何のためにするのでしょうか。


脳の整理をして、次の行動につなげるためと言われています。

ふりかえりには、こんなことできるようになった・うれしいといった「プラスの内容や考え」もあるでしょうし、よくなかったな・だめだったな…という「マイナスの内容や考え」もあるでしょう。

特に、「マイナスの内容や考え」のふりかえりがある場合には、だめだったな…失敗したな…で止まるのではなく、じゃあ次にどうするか、心新たに、前向きに考えること、そして、何らかの行動を一歩進めてみることも重要と考えます。


そういう意味でも、この年末年始は絶好の機会です。


「忘年会」という言葉をきいたことがあるかもしれませんが、本来の忘年会の考え方としては、こんな自分の考え方はいやだな…ということを、忘れるくらいに、つまり、「マイナスの内容や考え」を忘れ、心新たに前向きに気持ちにしていこうと切り替えるチャンスの場ということのようです。

いずれにしても、年末年始には、心や気持ちをリセットし、大事なことは前を向き、行動につなげるための機会がたくさんありますので、自分の心を整えてみてほしいです。


年明けに行われる書き初めもそのひとつです。

4年生「明るい心」
5年生「新しい風」
6年生「将来の夢」

どれも、先をみつめること、前向きに明るく考えていこうという自分を後押ししてくれそうな字です。


来年、令和6年、2024年が皆さんにとってよりよい年となるように、また、この冬休みが有意義なものとなるよう願っています。

これで話を終わります。

【校長室から】1年生から6年生 下中フェスティバル 〜児童会活動〜

12月8日(金)は下中フェスティバルでした。

下中フェスティバルは、いわゆる児童会による活動で、子ども自身による子どもたちのための活動となります。

もちろん児童会活動は、学習指導要領にも位置付けられた、児童による自治的な運営をめざしていく活動です。

本校では5・6年生の運営委員会の児童が中心になって企画・運営を行ってきました。
その過程では、3年生以上の代表児童が参加した11月の代表委員会での協議を経て、1年生から6年生までの全児童が参加する12月8日(金)の当日を迎えました。


写真から伝わるといいのですが、一人一人が楽しそうでした。

そして何より、5・6年生の児童においては、企画・運営している意識をもって、個人差はあるものの、自分たちのブースを一生懸命に運営している姿に頼もしさを感じていました。


こういった、自主的に行動している5・6年生の姿をみて、下学年の子どもたちも、

「〇〇教室、〇〇やってます!」
「どうぞ来てください!」
「3階、〇〇室、今なら待ち時間ないですよ!」

一緒になって活動(広報や宣伝)している姿に、下中の子たちの縦のつながりのよさを感じ、ほほえましく思っていました。


そして、児童会活動は、改めて、「子どもによる子ども同士ための活動」であると思いました。

状況によっては、教師も運営の助言をすることや、お客さん役として参加すること等はもちろんありましたが、その一方で、(物理的にということではなく指導・支援の面から)できるだけ大人の姿がみえないように、「子どもたち同士がわかち合う時間」であることを、全職員で意識していました。

そのためにも、この日までの指導・支援が重要ですが、授業と同じで、今後も常に、“教師の出“は追究し続けなければならないのかもしれません…。


こういった活動をとおして身に付けていく資質・能力はいわゆる「みえにくい学力」ですが、先がみえない未来の社会を歩んでいく今の子どもたちにとって、より一層求められる力なのかもしれませんし、今回のような活動は貴重な経験となると考えます。


特に児童会担当の職員においては本当におつかれさまでした。
子どもたちの自主的な姿をうれしく思うとともに、終わってほっとしていることでしょう。

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もうひとつの職員研修 第3回 〜互いに率直・気軽に学び合う場の様子〜

12月8日(金)放課後の職員の様子です。

今回は、「似顔絵講座(自画像の指導・支援方法など)」をテーマとした希望研修が開催されました。

今回の講師は、5年生担任の職員です。

小学校教員ですので、図画工作に係ることは学んできてはいるものの、専門分野の学びがどうしても多くなっていることから(得意不得意があるので)、こうやって、「似顔絵」「自画像」といった指導・支援方法に特化して学ぶ機会はありがたいものです。


今回も実際に体験しながら学んでいきました。

この時期の放課後も、職員会議やケース会議・児童指導会議、外部会議への出張、授業研究の研究協議、個別の対応、もちろんノート確認やテスト採点や授業準備など、本当に多くの業務があるので、希望制かつ参加できる職員のみの時間でしたが、明日からの指導・支援に直結するものであることから、(そして何より、この研修がとっても楽しいことを実感しているからでしょうか)何とか隙間時間をみつけて参加しようとしている職員の姿もありました。


今回も、笑いあり、気づきあり…のやっていても見ていても楽しい時間でした。

参加者一人一人が集中しすぎて、予定の30分を大きく延長して1時間くらいやっていました。

企画そして準備・運営をされた職員のみなさんありがとうございました。



<追伸>

写真の似顔絵・自画像ですが、誰だか分かりますか?

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【こぼれ話】今朝の登校時の子どもたち

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子どもは、登校時においても、いつもと違う変化があると敏感に反応することがあります。

例えば、正門前にねこがいたときや、イチョウの葉を掃除するために地域の方からいただいた新しいコキアのほうきを持っているときなども、微笑ましく楽しい反応をしてくれるときがあります。


さて、この日の朝は、コンタクトレンズが不調であったこともあって、
私はメガネをかけて、正門付近で子どもたちを迎えました。

(そういえば…)
本校でははじめてのメガネであったこともあり…


「イメチェン!」…子どももこの表現使うのですね
「イメチェンしたいんですか?」…そういう訳ではないのですが

「何か、ちょっとちがうかな」…自分でもそう思うのです
「うーん、まあ似合っているほうですかね」…ご評価ありがとうございます

「鯖江のメガネ?」…鯖江市はメガネの街ということを知っているのですね(ちなみに鯖江のメガネではありません)

「メガネ仲間ですね」…仲間意識のうれしい声かけです
「おっ…似合っています!」…出世しますよ

「校長先生っぽい!」…今までは?
「校長先生のお兄ちゃんみたい」…いたらこんな感じかな?


発達段階に応じて、どちらかというと、高学年になればなるほど、声に出す反応は少なかったですが、日常的にはうつむきがちな子も、変化に気づき、凝視しながら歩いている姿を微笑ましく思っていました。

何気ない日常にもこういった楽しい子どもの姿があります。


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【校長室から】2年生 国語 初任者研修・指導主事による学校訪問

本校の2年生担任は、令和5年度から正規職員として採用されたことから初任者研修対象者となっています。

外部研修へ参加することもありますが、基本の研修としては、毎週金曜日(週1日)に初任研校内指導員が授業を参観し、授業者である担任への指導・協議をしながら今後に向けて改善を図っていきます。

11月28日(火)は、神奈川県教育委員会から指導主事の来校があり、授業を参観し、授業者である担任への指導助言がありました。(研修制度として1年間の初任者研修中に1回、指導主事から直接の指導助言を個別に受けることになっています。)


写真は、そのときの2年1組の授業の様子です。

隙間時間を見つけては、先輩教師たちも2年1組にかけつけ、授業を参観しています。

(人によっては、今から何年も…いや、何十年も前のことになるのかもしれませんが)自身が、初任者研修で同じく先輩教師からたくさんのことを学んだのでしょう。

「職場の同僚として、ともに授業力や子どもを見とる力を磨きたい」
「結果…子どもに還元されることだから」

自身が受けた指導技術や恩などを次世代の教師にも伝えていきたい…という温かい意気込みも感じました。


何より、初任研校内指導員を中心に、同学年、同ブロック、教務主任、そして先輩職員たちから、温かく的確な支援や助言を受けながら、着実に成長している2年生担任の姿も感じました。
その土台として、2年生担任自身が、実直に授業と向き合い、子ども一人一人と毎日誠実に、粘り強く対応し続けている…そんな姿勢があるからなのでしょう。


さて、肝心の国語の学習ですが、
国語「せつめいしょめいのしかたに気をつけて読み、それをいかして書こう」という全部で約14時間の単元で、「紙コップ花火の作り方」という教科書の教材を使った学習でした。

『分かりやすく説明するための工夫を見つけよう』
という約14時間のうちの3時間目となるこの日のめあてに向けて、
写真のように、
時にはグループでホワイトボードや付箋紙などを使いながら、一人一人の考えを共有していました。


※関連記事「初任者研修(制度)について」5月12日付け…校長室から(考えや背景など)

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【校長室から】教職員定数に関すること…ほか

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令和6年度新入生(新1年生)保護者の方から届いた声の一部について可能な範囲でつぶやきます。


【届いた声の一部】
『新1年生が34人であれば1クラス(1学級)になる』とききましたがどういう仕組みになっていますか。2クラスにはなりませんか。



教員はいわゆる教育公務員であることから、その配置人数は、教職員定数に関する法律などに基づいて厳格に規定されています。

「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」といいますが、長いので、「教職員定数に関する法律」とか「義務標準法」と省略して呼ばれています。

新1年生については、
在籍する児童(同じ在籍)35人以下の場合は教員1人/1学級が配置されるようになっています。
在籍する児童(同じ在籍)36人〜70人の場合は教員2人/2学級が配置されます。
(学級担任などの教員配置は神奈川県教育委員会が担いますので、教職員の多くが県費の職員です。)

そのため、新1年生が34人(同じ在籍)であれば、現在のところ★1 教員1人/1学級が配置される予定です。残念ですが…2クラスにはならないのです。

★1 現在のところ…としているのは、基準月が4月であるためです。

仮に、3月末までに、在籍する児童(同じ在籍)が36人以上になると、理論上は★2 教員2人/2学級となります。

学校としても切に願っているところです。

併せて、学校でできることとして、教員としての授業力や指導力の向上を図るため、研修や研究に努めているところです。(校内での研修や研究等の取り組みについては、今年度も本ホームページに各種記事を掲出していますのでご覧いただけると幸いです。)


なお、中学校についても規定がありますが、教科担任制であることや部活動があること、さらには歴史的な背景などから、教員配置の基準や加配職員数などが小学校と異なるということを申し添えます。(さらにつぶやいてしまいますが…、中学校は(もちろん中学校は大変ですが)小学校よりは教員が多くていいな…と思うことがあります。)

また、小学校でも、本校の倍以上の児童が在籍するような大規模校や特別な研究に指定されている学校などでは、基準に則って加配職員数などがより多い状況であることも申し添えます。


ちなみに、公立小学校の学級編制を40人から35人に引き下げる「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案」は2021年に成立しました。小学校1年生はそれまでも35人でしたので、令和3年度・2021年度から5年かけて小学校2年生から順次、1学級(1クラス)あたり35人になっていく★3 というものです。こういったことは約40年ぶりです。

そのため、例えば、他の小学校6年生のことになりますが、今年度の6年生の定数は40人であることから、1学級に39人や40人という学級があるのはこういった背景がありますので、学校ではどうしようもない状況であることが推察されます。


<追伸1>
特に新2年生や新3年生(現1年生や現2年生)については、逆の意味で切に願っているところです。ぎりぎり36人以上(同じ在籍)のボーダーであるからです。3月末までに複数児童に転出などがあると、35人以下となり教員1人/1学級になります。


<追伸2>
★2 「理論上は」としたのは、現在、各種報道等でもなされているように深刻な教員不足であるからです。学級担任などの教員の配置は、神奈川県教育委員会が担うものですが、今年度も年度途中に何かあった場合(療休など)には代替者の配置が難しい状況もあるときいています。深刻な教員不足は、早々に解決するものとは思えず、逆に急遽配置教員数が増えるといった変化に対応できるのか…という心配があるからです。


<追伸3>
★3 令和6年度・2024年度について、国・県の基準では、小学校5年生までが35人以下となりますが、小田原市独自の制度として、小学校6年生が36人以上(同じ在籍)の場合には、市費で非常勤講師が加配されます。ただし、県教育委員会が配置する教員と異なり、学級担任はできないことや、基準月が県の4月と異なり、遅くとも2月には人数が確定していないと配置が難しいという状況もあります。

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学校行事
3/29 学年末休業
3/30 学年末休業
3/31 学年末休業
4/1 学年始め休業(4/1〜4/4)
4/2 学年始め休業
4/3 学年始め休業
4/4 学年始め休業

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